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謎の解剖学者ヴェサリウス の商品レビュー

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2020/06/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ヴェサリウスの主著『ファブリカ』が出版されたのは1543年。種子島の鉄砲伝来の年である。ルネサ~ンス((笑)) ヴェサリウスの生涯と業績を追うことだけに終始せず、同時代の臨床医療や解剖学の状況、欧州内での文化成熟度の格差等にも触れ、読み物としての楽しみを充分に提供してくれる。 解剖学書のキモであろう図版が何故、銅版でなく木版なのかはもう少し追求してほしいところだが。 元々が宮廷侍医の家系で、解剖学者として成功した後、カール5世→フェリペ2世父子の侍医を務め、晩年再度大学に戻ろうとしている矢先に客死。当時のヨーロッパを駆け巡ったカール5世に仕える医者って、実は激務では?全く陽は当たらなくて気の毒。更に妻子と喧嘩別れしたまま、旅先で死ぬなんて、ホント気の毒なヒト。 ちなみにヴェサリウスの没年は、シェイクスピアとガリレオ・ガリレイの誕生年。ヨーロッパの歴史と文化はホントに複雑怪奇。絡みまくり…。

Posted byブクログ

2009/10/04

結構以前に読んだ本...内容は、忘れてしまいましたが、ヴェサリウスの解剖の挿絵がすごく綺麗だったのが印象的でした。

Posted byブクログ