ちびくろさんぼのおはなし の商品レビュー
久しぶりに読んだ。小さな子どものための可愛らしい本。 絵は素人ぽいが、温かみがある。 カラフルな衣服と、ユーモラスな虎。虎をやり過ごすちびくろさんぼの機転と勇気。虎がバターになるという超展開。 そしてお腹いっぱいになる、幸せなオチ。 子どもの心にしっかり残る、名作だと思う。 これ...
久しぶりに読んだ。小さな子どものための可愛らしい本。 絵は素人ぽいが、温かみがある。 カラフルな衣服と、ユーモラスな虎。虎をやり過ごすちびくろさんぼの機転と勇気。虎がバターになるという超展開。 そしてお腹いっぱいになる、幸せなオチ。 子どもの心にしっかり残る、名作だと思う。 これを差別だという人は、ちゃんと読んでいないか、はなから色眼鏡をかけて見ているのだろう。
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ヘレン・バナーマン自身による絵本があると知り、気になっていたので、借りた。 ちびくろさんぼは、きれいで かわいい あかいうわぎと、きれいで かわいい あおいずぼんと、きれいな みどりのかさと、そこがまっかで なかもまっかな すてきで かわいい むらさきの くつを 身につけていました。 ところが、わるいとらたちに すてきな服を全部とられてしまい……。 たしかに、作者自身の手による絵の運びの丁寧なこと! 見開きで進める場面を限っていて、好印象だ。 最後も良いなぁ、とらのばたーの ほっとけーき! ほっとけーきって、どうしてこう、おいしそうなんだろう! 手のひらサイズも、とても良かったです。
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こども向けの本をちゃんと読んでみると、なかなか面白い。 この絵本は、スコットランド人で国際保健ワーカーだった作者がインド駐在中、自分の子どもが夏休みに暇しないようにと書いたものだという。文体だけをたどっていけば、どうやら舞台がインドらしいと思わせる点が幾つか出てくる。たとえば、...
こども向けの本をちゃんと読んでみると、なかなか面白い。 この絵本は、スコットランド人で国際保健ワーカーだった作者がインド駐在中、自分の子どもが夏休みに暇しないようにと書いたものだという。文体だけをたどっていけば、どうやら舞台がインドらしいと思わせる点が幾つか出てくる。たとえば、トラが最後に溶けてバターになるくだりは、実はバターではなく「ギー」になったと原書にあるし、考えてみればトラはインドや中国が生息地だ。 しかし挿絵は、完全にアフリカもしくは中米を想像させるものである。サンボのお母さん「くろまんぼ」は頭にスカーフ巻いた典型的アフリカンママだし、お父さん「くろじゃんぼ」はパイプをくわえたダンディなキューバ紳士の風貌である。ちなみに、挿絵も作者本人が描いている。アフリカにルーツを持つとされる人々がインドにいる事実は確かにあるが、あの服装は絶対アフリカである。 不思議。
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手のひらサイズの小さな絵本。 2歳の娘の手にピッタリで、彼女がよく持ち歩いています。 絵も、作者のヘレン・バナーマンさんによる復刻版です。
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こちらが正真正銘へレン・バナーマンさん作「ちびくろさんぼ」差別本と言われ絶版にもなりましたがこの本には離れて暮す子供たちへの母の愛情が詰まってます。169枚もホットケーキ食べてちびくろさんぼはよっぽどお腹が空いてたんですね。
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