林檎の木の道 の商品レビュー
ツンとしたヒロインを…
ツンとしたヒロインを書かせたら樋口氏の右に出るものはいないが、この作品でもそれがたっぷりと味わえる。
文庫OFF
再読。 高校2年生の夏休み、半年前まだ交際していた同級生の少女の自殺の謎を追う、一夏の物語。 という、いつもの樋口有介さんの青春もの。 連続して事件が起こるわけでもなく、同級生の自殺の謎だけで、一冊をもたせてしまうところが上手い。
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別れた恋人が御宿で亡くなった理由を探す高校生。 ミステリーとしてというか、夏休みの出来事を読んでいる。 ただ暑くて退屈だった高校生の頃の夏を思い出す。夏になると読みたくなる本。 あの日差し、白い雲、蝉の声、盆踊り。懐かしい確かに私も過ごした夏がそこにある。
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元恋人が自殺。しかも彼女は 自殺するタイプではなかった。 葬式の日 彼女と同じ幼稚園に通っていたことを初めて知り 何かに揺さぶられ 真相を探り始める。 高校生 広田悦至の 夏休み。 夏休みの気だるさ、普段と違う時間の流れ、喧騒。 制服を脱いで少年少女になった高校生の ...
元恋人が自殺。しかも彼女は 自殺するタイプではなかった。 葬式の日 彼女と同じ幼稚園に通っていたことを初めて知り 何かに揺さぶられ 真相を探り始める。 高校生 広田悦至の 夏休み。 夏休みの気だるさ、普段と違う時間の流れ、喧騒。 制服を脱いで少年少女になった高校生の ちょっぴり不安定な姿。 そんな風なものが その時代を通り過ぎてきた私には 懐かしい 甘酸っぱい感じだった。 拗ねたように生意気ぶりつつ 由実果の死の真相を知ろうとする悦至が 何故か爽やかに頼もしく思えた。
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