誰か「戦前」を知らないか の商品レビュー
戦前暗黒史観に対して、「それは違うよ、お嬢さん」と言うスタイルで語る本。インテリアデザイン雑誌「室内」の主幹で、経営者(書きたいから発刊していた)。会社の女史との会話を通じて戦前の風物を写していく。 大正デモクラシー、活動写真、郵便局、牛鍋の時代、ライスカレー、寿司そば、ラーメン...
戦前暗黒史観に対して、「それは違うよ、お嬢さん」と言うスタイルで語る本。インテリアデザイン雑誌「室内」の主幹で、経営者(書きたいから発刊していた)。会社の女史との会話を通じて戦前の風物を写していく。 大正デモクラシー、活動写真、郵便局、牛鍋の時代、ライスカレー、寿司そば、ラーメン、教科書、女学校、きもの、文書きふり、洋行、菊竹六鼓と桐生悠々、を語り尽くす。大学時代から好んで読んだ作家だが、戦前、幼少の頃父親から知人の長谷川如是閑と伴にヨーロッパに海外旅行する様に命じられ、深いトラウマを負う。以降洋行を頑なに拒んだが、「何、ヒトから聞けば、自ずと分かりますよ、カカカカッ」と、臆さない御仁。処女作は絵本「歳を歴た鰐の話」(昭和16 年)。私、前から欲しくて欲しくて堪らなかったが遂に手に入れた。アマゾンで購入できます。
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山本夏彦さんが「戦前」と「戦後」について、飄々と ぶった斬っているインタビュー形式の一冊。 そのぶった斬りの中身は、こんな感じ。 "「戦前戦中まっ暗史観」は社会主義者が言いふら したんです。" "大正デモクラシーを僕は親不孝の公認、恋...
山本夏彦さんが「戦前」と「戦後」について、飄々と ぶった斬っているインタビュー形式の一冊。 そのぶった斬りの中身は、こんな感じ。 "「戦前戦中まっ暗史観」は社会主義者が言いふら したんです。" "大正デモクラシーを僕は親不孝の公認、恋愛至上 主義、猫なで声、口語文などと翻訳している。" 映画を"憎んでいます。ドラマの本家は芝居です。 映画は夢まぼろしです。しかも全国一斉封切です。 人類の視野を一変させた元凶です。" ただ、ぶった斬ると言っても、「シリアスな話は笑い を帯びなければならないというのは私の持論」という だけあって、その斬り方はユーモアにあふれた軽妙 なもの。 お約束通り話が脱線するのも、これまた楽しい。 それにしても、夏彦さんは博覧強記。 真の教養のある人というのは、夏彦さんのような人 を言うんだろうと思う。 一度その話ぶりを拝見してみたかった。
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戦前って真っ暗ではなかった、というのは大学のゼミの頃から感じていたのですが、より鮮やかな生活のイメージです。もちろん想像もつかないところも多いですけど。
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非常におもしろい。 私は辛口なものをおもしろいと思います。 また、聞き手との掛け合いもセンスがあります。 日本人かくのごとしですね。 前から思っていますし、 この本を読んでもおもいますが、 なんと日本人の節操のないことか。 そういう性質なんだろうと思います。 よく言えば...
非常におもしろい。 私は辛口なものをおもしろいと思います。 また、聞き手との掛け合いもセンスがあります。 日本人かくのごとしですね。 前から思っていますし、 この本を読んでもおもいますが、 なんと日本人の節操のないことか。 そういう性質なんだろうと思います。 よく言えば過去にとらわれないということなのでしょうが。 山本さんの話を聞いて、 過去に戻れと言うつもりはありません。 ただ、私がいつも思うのは、 知らない幸せよりも 知って悩む方がおもしろいのではないかと思うのです。 もちろん私だって大正デモクラシーなんてしらないし 戦前どころか戦後だってわかりません。 まさに現在しかわからない人です。 それでも興味深く本を読むことができます。 ちょっと山本さんの本を追いかけようかと思えた一冊です。 従う必要はありません、 知って判断するだけです。 まず知りたい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 大地震の前の晩だって人は枕を高くして寝ていた。 まじめな話をまじめくさって真顔でするのは失礼だ、著者は終始笑いのうちに戦前を語る。 [ 目次 ] 大正(ご遠慮)デモクラシー 活動写真 郵便局 牛鍋の時代 ライスカレー 寿司そば ラーメン 教科書 女学校 きもの ふみ書きふり 洋行 菊竹六鼓と桐生悠々 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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明治から大正、昭和初期にかけての文化をテーマに、著者が思い出や皮肉を語り、聞きて役の20代の女性がとぼけたり、なだめたりしながら話が展開する。 話し方や、やりとりはユーモアがあって面白いのだけれども、内容については正直言ってこの辺の文化に興味が無いとあんまり面白くなかった。 ・...
明治から大正、昭和初期にかけての文化をテーマに、著者が思い出や皮肉を語り、聞きて役の20代の女性がとぼけたり、なだめたりしながら話が展開する。 話し方や、やりとりはユーモアがあって面白いのだけれども、内容については正直言ってこの辺の文化に興味が無いとあんまり面白くなかった。 ・大正(ご遠慮)デモクラシ ・活動写真 ・郵便局 ・牛鍋の時代 ・ライスカレー ・寿司そば ・ラーメン ・教科書 ・女学校 ・きもの ・ふみ書きふり ・洋行 ・菊竹六鼓と桐生悠々 あとがき
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まるでテーブルの向こうに夏彦さんがいて、怒られながら話を聴いているような錯覚にとらわれる。しかし、怒られながらもそれが気持ちよく、自身を、現代を考えさせられることばかり。 他所にて既出のお話をいくつかあるが、まったく芯がブレない立ち位置に感心する。一本の道を歩くことの大切さ、素晴...
まるでテーブルの向こうに夏彦さんがいて、怒られながら話を聴いているような錯覚にとらわれる。しかし、怒られながらもそれが気持ちよく、自身を、現代を考えさせられることばかり。 他所にて既出のお話をいくつかあるが、まったく芯がブレない立ち位置に感心する。一本の道を歩くことの大切さ、素晴らしさをかみしめていた。 こんなに鮮やかにものごとを斬りまくる人、やはり必要だ。
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何で私これ読もうと思ったんだろうなぁ…。山本夏彦さんておそらく著名な方だと思うんだけど、全く知らず…。大正に近い昭和のお方だな、というのは文章的にわかったけど。難しすぎた。。
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OYAZIな感じの人のインタビュー語りなのですが 昭和ヒトケタ〜大正時代を学ぶに最強の一冊。 いい本です。
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戦前真っ暗説の間違いを明らかにする、目から鱗の問答集。 これを全国の学校という学校に置いたらものすごく面白いことになるんじゃなかろうか。
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