ストーカー の商品レビュー
狂った追走の改題。元…
狂った追走の改題。元恋人に追跡される女性と弟の恐怖を描く。
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スピルバーグの「激突」を思い起こさせるような設定でストーカーの恐怖を描いた本作において特筆されるべきことは本作が’73年に書かれた物であることだ。日本に「ストーカー」という言葉が上陸したのは恐らく’90年代初頭であろうからその先駆性は素晴らしい。 ただやはりクーンツ特有の瑕という...
スピルバーグの「激突」を思い起こさせるような設定でストーカーの恐怖を描いた本作において特筆されるべきことは本作が’73年に書かれた物であることだ。日本に「ストーカー」という言葉が上陸したのは恐らく’90年代初頭であろうからその先駆性は素晴らしい。 ただやはりクーンツ特有の瑕というのは本作にもある。 まずはホウヴァルなる刑事をただの狂言回しとしてしか機能させなかった事。多分クーンツはこのキャラクターを持て余したのだろう。 もう1点はソランドの精神病が何に起因するかが明白でない事。これは小説の設定において必要不可欠ではないだろうか? とは云え、スリルとサスペンスを十分に織込んだ本書はやはり愉しめたというのが本音であろう。
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今でこそストーカーという言葉は一般的になっているが、おそらく出版は1970年代で当時は何の事か分からなかった単語だろう。 主人公アレックスはフィラデルフィアから車で新妻の待つサンフランシスコへと、義弟のコリンともに向かう。 その間、なぜか一台のバンが何日もつけてくる。 二人...
今でこそストーカーという言葉は一般的になっているが、おそらく出版は1970年代で当時は何の事か分からなかった単語だろう。 主人公アレックスはフィラデルフィアから車で新妻の待つサンフランシスコへと、義弟のコリンともに向かう。 その間、なぜか一台のバンが何日もつけてくる。 二人には何故つけられるのか心当たりがないので不気味に思うが、とうとう真夜中ホテルでその運転手らしき男に狙われる。 読み始めはスティーブン・スピルバーグの映画「激突」を思い出したが、人間より大型トレーラー自体が意思を持っているように描かれて いる「激突」の方が、気味が悪いと思った。 「カリフォルニア」を「カリフォーニア」と表現しているのが違和感があった。
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本作は、簡単にストーリーを言えといわれれば、スピルバーグの「激突!」なんだが、あれとは違って、犯人はわかっている。 ここでも、「愛と勇気」というクーンツ節は健在だが、昔の作品のせいか、いささか筆致が弱い。
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