考える技術・書く技術 新版 の商品レビュー
文章を書く前にロジックを組み立てるというのは、少なくともビジネス文章を書く前にはやっておきたいところ。 その都度色々困ることも出てくるだろうから、読み返すためにこの本は手元に置いておきたいところ。 電子化してくれてたら良かったのに。
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要約 【書く技術】 第1章:読み手の理解プロセスと同様のプロセス,つまりピラミッド型にモノを考えたり書くことで,明快な思考と文章を実現できる。ピラミッド型の枠組みでは,上位のモノが下位のモノを要約する形となる必要がある。そのチェック法として,下位のものが1つの名詞で表現できるか考...
要約 【書く技術】 第1章:読み手の理解プロセスと同様のプロセス,つまりピラミッド型にモノを考えたり書くことで,明快な思考と文章を実現できる。ピラミッド型の枠組みでは,上位のモノが下位のモノを要約する形となる必要がある。そのチェック法として,下位のものが1つの名詞で表現できるか考えればよい。 第2章:縦の論理と横の論理,導入部のストーリー作りが大切である。横の論理は,1つ上のレベルのメッセージを支えるための論理で,演繹法と帰納法がある。導入部のストーリー作りについては,「状況」「複雑化」「疑問」「解決」の流れに沿うように思考を構成することが大切。疑問に答え続けることが,読み手の関心を維持することに対して重要な働きをする。 第3章:ピラミッド構造の作り方は,トップダウン型とボトムアップ型の2種類があり,基本は前者から取り組むとよい。(感銘したのは,一度完成させてしまうと,その質がどうであれ,満足感を覚えて手直しする気が起きなくなるから。卒論執筆時に同じ体験をしたの笑った)以下,重要だと思ったこと①導入部は必ず設けて,過去の出来事,聞き手に自明なことをそこに書く②キーライン・レベルでは演繹法より帰納法を使った方がより簡潔に伝えられる。 第4章:導入部を設けることは,相手の関心を喚起したり,主題(主ポイント)を理解してもらったり,書き手の熱意や誠実さを伝えたりするために非常に重要。導入部は必ず「状況(S)」「複雑化(C)」「疑問(Q)」で構成するよう心掛けるべき。 第5章:帰納法と演繹法の違いについて。演繹法は,三段論法を代表的であり,第1ポイントに対して第2ポイントが説明している形を取る。つまり,第1ポイントの主部か述部に対して第2ポイントがコメントをしている。帰納法は,ある1つの名詞によって上部のレベルのポイントを要約している。基本的に帰納法を使った方がよいが,下部のポイントでは明快に説明できる場合にのみ,演繹法を使うべきである。演繹法を使う場合は,「それゆえに」は2つまでに留める方が良い。 【考える技術】 第6章:帰納法によってキーラインを構成するときには,その順序をチェックするのが良い。これはグループ化の妥当性をチェックする重要な手段である。順序の基準は,時間・構造・度合いが代表的であり,それ以外の基準を考えるときは明確な根拠を設ける。多くのポイントがリストされたときは,共通性により小さくグループ化して,それにも順序をつける。順序に気を配ることで,自身の考えを整理できて,明確に聞き手に伝えることができる。 第7章:白紙の主張を避ける。帰納的なジャンプをする「正しく要約を表現することの最大の価値は、そうすることが、いったい自分が何を本当に言いたいのかを見出す助けになるということです」「また、もう一つの価値は、読み手に対し、自分がこれから詳しく伝えようとしている考えを事前に伝え、読み手の頭の中の受け入れ体勢を準備させることです」
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理路整然と書かれてるし具体例も多いから言ってることは分かるんだけど、読んでて最初から最後まで楽しくなかった。 他人を説得するプレゼンとかする機会が多いなら読んで損はないかもなぁ。つまらないけど。。。
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文書やレポートなどを作成するときの考え方や読み手に伝わりやすいまとめ方、表現などがわかりやすく解説されています。ただし、本文中に出てくる例文は、英語を直訳したような欧米的な文章が多く、私にとっては、ピンとこないものもありました。
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情報科学科 中野美由紀先生 推薦! 学術論文の書き方は何も書かれていませんが、考え方、人に伝わりやすい書き方、目的を明確に述べるためのストーリーの作り方等参考になります。
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名著だけど難解。 例題もコンサルよりの話が主で、例えば普通の作家が読んでも馴染めないだろう。 abc分析とか、知ってる前提の解説がなされてて、驚いた。 専門書に近いものとして考えた方が良い。
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難しいけど、読みやすく、なるほどとなる部分が多い。 あと、コンサルの基礎と言われるだけあり、どっかの他のビジネス書で見たけど、こっちの方が詳しいな! って部分が多かった。 多分間あけてもう一回読む。
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今更読み終えたが、今までもエッセンスをあちこちで読んできたかもしれないと思わせられる。でもやっぱりルーツなるこれは色々と気付かされる。 まずは活字で書くなってのがとても実践的なので早速試している。
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まどろっこしすぎるし、色々くどくど書かれてるけど却って分かりづらい。それでも初版当時は画期的なメソッドだったってことなのかなあなどと思った。 そもそも、原語が英語の(直訳した)文章って、大概、順番とか構成とか表現とかわざとまどろっこしく分かりにくくしてんのか?としか思えないくら...
まどろっこしすぎるし、色々くどくど書かれてるけど却って分かりづらい。それでも初版当時は画期的なメソッドだったってことなのかなあなどと思った。 そもそも、原語が英語の(直訳した)文章って、大概、順番とか構成とか表現とかわざとまどろっこしく分かりにくくしてんのか?としか思えないくらい読みにくいのばかりだし、そういう慣習がある(?)言語圏だからこういう本が書かれるんじゃないのか?とさえ思った。
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1分で話せをより細かくした感じの本。 この本を読んだのは、分かりやすさをより磨き上げたいと思ったから。この本が店頭に並んでいること・サラリーマンになって資料を作る際に意識しなければいけないことなど多くあるのではないかと感じたので手に取った。 前半部分はまだ分かりやすくて理解で...
1分で話せをより細かくした感じの本。 この本を読んだのは、分かりやすさをより磨き上げたいと思ったから。この本が店頭に並んでいること・サラリーマンになって資料を作る際に意識しなければいけないことなど多くあるのではないかと感じたので手に取った。 前半部分はまだ分かりやすくて理解できたが、後半はコンサル・ビジネスマンよりのため難解だった。この本は、一回読んだくらいでは把握はしきれないが、何度でも読むことアウトプットすることででビジネスにおける伝わる文章が書けるようになると思った。 この本の内容をざっくりアウトプットする。 ピラミッド構造→文章の最初は結論ベース。結論に付随する理由・根拠などの箱が3〜4個ある状態が一番ベスト。基本は、結論部分から疑問に思うことの答えを下に書く。 SCQ→s:situation、c:complicated、q:questionのことで、これらをピラミッド構造の一番上の箱を考える際に説明で入れておくと理解が容易に進む。実際に文書などを書く際はこのことを強烈に意識するようになった。 まだ社会人になったばかりの自分には分からないことが多かった。この本がわかりにくい人は、1分で話せを読むといいと思う。そっちの方が入門者寄りの本。この本は、少し上級者向けの本。
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