悪党パーカー/エンジェル の商品レビュー
中学時代、40年以上前に読んだ。最初の出会いは殺人遊園地だった。その後シリーズを読み漁った。パーカーに憧れて、犯罪者になろうとは思わなかったが、彼のように合理的で実現力のある人物になりたいと思った。今振り返ると、人生に、自分の美学に多大な影響を受けたように思う。逃亡の顔だけ手に入...
中学時代、40年以上前に読んだ。最初の出会いは殺人遊園地だった。その後シリーズを読み漁った。パーカーに憧れて、犯罪者になろうとは思わなかったが、彼のように合理的で実現力のある人物になりたいと思った。今振り返ると、人生に、自分の美学に多大な影響を受けたように思う。逃亡の顔だけ手に入らず未了だったが、やっと40年越しに手に入れた。もったいなくて読めない笑 作者別名のウェストレイクのドートマンダーシリーズも大いに楽しんだ。
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- ネタバレ
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いわゆるクライム・ノベル。この著者の前後の作品を読んだことはまだないんですが、どうやらこの作品が「犯罪者パーカー」シリーズの23年ぶりの新作だったらしい。 クライム・ノベルとしては非常にハード。人は死ぬし血は流れるし犯罪者はイキイキしてるし警察は腐ってるし。エグい世界が苦手な人は止めといたほうがいいタイプの小説かもしれません。でも、読み終わってから反芻するとハリウッド映画の中にも似たような雰囲気があると感じられるので、アメリカ人は結構この手のストーリーやダーク・ヒーローが好きなのかも。 気軽に読めるような小説以外に読書の幅を広げたいなら、入り口の一つとしてこの作品に限らず、「パーカーもの」に手を出してみるのも一興かもしれません。
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あ、悪党だ、これは。悪党でも堅気の人間には手を出さないとか、そういうのでもなく、目的に向かってまっしぐら。お子様には読ませられません。中途半端じゃない分潔く、そしてするっと読めてしまうお手軽さも、悪くない。
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