哲学の原風景 の商品レビュー
『古代ギリシアの知恵とことば』上巻の加筆版で、ソクラテス以前の哲学者たちの思想がわかりやすく解説されています。ソクラテス、プラトン、アリストテレスの思想については、本書の続編である『哲学の饗宴―ソクラテス・プラトン・アリストテレス』(2003年、NHKライブラリー)で紹介されてい...
『古代ギリシアの知恵とことば』上巻の加筆版で、ソクラテス以前の哲学者たちの思想がわかりやすく解説されています。ソクラテス、プラトン、アリストテレスの思想については、本書の続編である『哲学の饗宴―ソクラテス・プラトン・アリストテレス』(2003年、NHKライブラリー)で紹介されています。 ミレトス派の哲学者たちにおける自然とロゴスの探求や、パルメニデスとエレア派の哲学者たちによる存在の探求、デモクリトスに代表される古代原子論、さらにソクラテスの思索の背景となったソフィストたちの活動など、古代ギリシアの哲学の重要事項がとりあげられています。 とはいっても、教科書的な事実の羅列に終始している本ではありません。「本書の中では、哲学史を扱った既刊書と異なり、できるだけ具体的な作品を取り上げるように努めた」と著者は述べていますが、日本に暮らすわれわれにとって時代も場所も大きくへだたる古代ギリシアの人びとが向きあっていた問いそのものを理解することがめざされているように感じました。 たんなる通史的な叙述に飽き足りない読者にも興味深く読むことのできる、古代ギリシア哲学の入門書だと思います。
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そのものを見る そうやって見ていった時の驚きを伝えようとしたら言葉になってしまった。いや、後世に言葉が残ってしまった、というべきなのかもしれない この本は、友人と2,3ヶ月に一度くらいの頻度でやっている哲学勉強会の課題本で読みました。 私一人だったら感じなかったことも、他の人と...
そのものを見る そうやって見ていった時の驚きを伝えようとしたら言葉になってしまった。いや、後世に言葉が残ってしまった、というべきなのかもしれない この本は、友人と2,3ヶ月に一度くらいの頻度でやっている哲学勉強会の課題本で読みました。 私一人だったら感じなかったことも、他の人と対話することでまた違う視点がもらえて、やっぱ一人で読むより、みんなで対話するといいな、と思えた本でした。 この本に限らず、仲間作って読書会するのはおすすめです。 読書会の他の人の感じ方に感動して、思わずnoteにまとめてしまいました。 もしよければnoteも読んでみてください https://note.com/myokkie/n/n64c3fe83e916
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基本的なところが過度に難しくなくまとまっている。悪い本ではないが、色々な本から寄せ集めたと言えなくもない。 哲学の基礎や流れを知っている人には少し物足りないが、初心者がコンパクトに知るのには良書だと思う。
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本書はソクラテス以前の哲学者と、彼らの考え方の原型がまとめられている。大きくは9つの章と、古代哲学を学ぶために知っておくべき4項目が記載されている「補論」で構成されている。内容は、ミレトス派のタレスをはじめ、ソフィストと呼ばれたプロタゴラスまでの7つのグループにわけられており、そ...
本書はソクラテス以前の哲学者と、彼らの考え方の原型がまとめられている。大きくは9つの章と、古代哲学を学ぶために知っておくべき4項目が記載されている「補論」で構成されている。内容は、ミレトス派のタレスをはじめ、ソフィストと呼ばれたプロタゴラスまでの7つのグループにわけられており、それぞれに詳細な説明や、著者の持論などが筋道立てて並べられている。また難解な概念や、哲学用語に埋め尽くされた一部の類本とは一線を画し、この本でも述べられているが、「他人にも分かる」ように噛み砕いた言葉で展開されている。私は、いくつかある哲学の門―古代ギリシア、中世、近代などの一般的に区分された時代、または個々の哲学者など、どこから入るか迷ったが、後代の哲学者に影響を与えた哲学者がまとめられており、かつ哲学が始まったとされる時代として、本書から始めてよかったと思っている。お世辞ぬきに入門編としてお勧めの本である。
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「古代哲学史」の教科書。 古代ギリシアの自然哲学者について書かれています。 高校時代は訳の分からなかったギリシア人の発想も、改めて視点を変えてみればとても美しいものであるということに気がつきます。
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おもにソクラテス以前の哲学者を取り上げ、そこから「哲学とは何か」「哲学することは何か」を考えてゆける本。 「なんでそこまで現代日本を批判するの…」と思ってしまう部分がチラホラあるけれど、それも哲学を身近にするエッセンスかも? 目だって新しい学説が繰り広げられるわけではいけれど、読...
おもにソクラテス以前の哲学者を取り上げ、そこから「哲学とは何か」「哲学することは何か」を考えてゆける本。 「なんでそこまで現代日本を批判するの…」と思ってしまう部分がチラホラあるけれど、それも哲学を身近にするエッセンスかも? 目だって新しい学説が繰り広げられるわけではいけれど、読みやすく、分量も少ないので、楽しい一冊でした。
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