愛の詩人・ゲーテ の商品レビュー
水木しげるさんの「ゲゲゲのゲーテ」を読むにあたり、ゲーテってなんだっけ?と思って読んでみた。直接的にゲーテの作品を読むのはしんどいかなと思っていたら、この本がざっくりまとめてくれてて助かりました。 ゲーテの生涯をなぞりながら、作品からちょっぴり抜粋してくれてるので、たいへん分かり...
水木しげるさんの「ゲゲゲのゲーテ」を読むにあたり、ゲーテってなんだっけ?と思って読んでみた。直接的にゲーテの作品を読むのはしんどいかなと思っていたら、この本がざっくりまとめてくれてて助かりました。 ゲーテの生涯をなぞりながら、作品からちょっぴり抜粋してくれてるので、たいへん分かりやすい。 ゲーテは作家と思ってましたが、優れた行政官でもあり、恋多きとはいえ、長年連れ添った人もいたのですなぁというのは、意外な発見でした。御老体で10代の娘さんにプロポーズするほど、瑞々しいマインドを最後まで持たれていたようで。 抜粋された詩を読むと、本当にはつらつとした心情が輝くように言葉に紡がれていて、改めて「きれいだ」と思いました。表現がシンプルなので情景が目に浮かびやすい。まず何かに対して瑞々しいまでにゲーテの心が反応して、それが確かな技術で、文章がほとばしるような、清冽な泉のようです。 あと面白いと思ったのは、花が美しい、と思ったとき、日本だと野に置いたまま観賞するのに対し、ゲーテの詩だと摘み取られたり馬車にひかれたり、人間と関わる部分までが詩に入ってくる。菜の花や月は東に日は西に、って、ひとは離れて立ってるだけですものね。人、というものに対する関心の高さはゲーテならではなのかもしれないと思いました。それから、ゲーテが英語に訳された例の解説が、これまたイギリス人のメンタルの違いまで書かれていて、面白かった。著者が、ことば、というものが好きなんだなあと好感を持てる一冊。
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ゲーテが、女性、自然、言葉を真摯に愛していたことがわかりました。 掲載されているゲーテが愛した女性たちがなんとも美しい! 品の高さが漂ってくるようです。 ゲーテの人物像が浮かび上がって、ますます魅力的な人だったことを感じました。
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