羨望の炎 の商品レビュー
ジラールの主要な論である「模倣的欲望」(欲望には主体・対象・媒介の3つがあり、主体が媒介を「模倣」することによって欲望が強化される)をシェイクスピア後期の作品に当てはめている。複数の作品に同一の理論をひたすら使用し続けているので怪しいものもあるが、そう言われればそう見えてくるとこ...
ジラールの主要な論である「模倣的欲望」(欲望には主体・対象・媒介の3つがあり、主体が媒介を「模倣」することによって欲望が強化される)をシェイクスピア後期の作品に当てはめている。複数の作品に同一の理論をひたすら使用し続けているので怪しいものもあるが、そう言われればそう見えてくるところもある。この主張のみが正しいというよりは、適用可能な説のひとつとゆるくとらえておいた方がいいのかもしれない。
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