あなたがもし奴隷だったら… の商品レビュー
心がずっしり重たくなった。 目を逸らしたくなる絵、心がえぐられるエピソードがたくさん出てくる。 でも目を背けてはいけない。 ただ我が家の子どもたちに見せるにはまだ早い気がした。恐ろしい記憶のみが残ってしまうだろう。 人類は同じような過ちを繰り返してきている。 一人一人の物語を無...
心がずっしり重たくなった。 目を逸らしたくなる絵、心がえぐられるエピソードがたくさん出てくる。 でも目を背けてはいけない。 ただ我が家の子どもたちに見せるにはまだ早い気がした。恐ろしい記憶のみが残ってしまうだろう。 人類は同じような過ちを繰り返してきている。 一人一人の物語を無視して、ただ労働力や軍事力として物のように消費されていった人たち。 人間は平等にはいかなくても対等であるはずだ。 過ちを繰り返さないために、歴史から学ぶことは多い。
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奴隷制度や、奴隷が置かれていた状況がよくわかる。読み進めると、自分が奴隷だったらと想像させられるため、読むのに痛みが伴う。でも、この痛みが歴史を「理解」し、歴史から「学ぶ」うえで、とても大切なのだと読み終えたとき感じた。 作家と画家の、心がほとばしるような文章と絵にふれたよう。...
奴隷制度や、奴隷が置かれていた状況がよくわかる。読み進めると、自分が奴隷だったらと想像させられるため、読むのに痛みが伴う。でも、この痛みが歴史を「理解」し、歴史から「学ぶ」うえで、とても大切なのだと読み終えたとき感じた。 作家と画家の、心がほとばしるような文章と絵にふれたよう。すばらしい作品だった。
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かつて奴隷がどのように、アフリカ大陸からアメリカ大陸へ連れてこられたかを描いた絵本。 船にはまるで荷のようにつぎ込まれ、アメリカでは物のように売られる。 絵本とはいえ、本当にリアルだ。 一度読むと、次開くのに勇気がいる。 どなたかも書いていたが、高学年か中学生以上向けと思う。
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強者が弱者を差別、支配、搾取する弱肉強食の世界、その象徴として奴隷制度の様子が描かれています。ジュリアス・レスター文&ロッド・ブラウン絵「あなたがもし奴隷だったら」、1999.2発行。人間同士、お互いの人格を認め合う時代が来るようにとのメッセージが込められた作品と思います。「自由...
強者が弱者を差別、支配、搾取する弱肉強食の世界、その象徴として奴隷制度の様子が描かれています。ジュリアス・レスター文&ロッド・ブラウン絵「あなたがもし奴隷だったら」、1999.2発行。人間同士、お互いの人格を認め合う時代が来るようにとのメッセージが込められた作品と思います。「自由」は尊く、有難いですね。日本もかつては非人、士農工商、男尊女卑の時代が、今もセクハラ、パワハラ、児童虐待・・・。自由の程度、範囲も含め、いつの世も最も重要なことですね。この(絵)本を読み、自由、平等、博愛の精神を改めて考えた次第です。
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黒人差別を描いた絵本はホロコーストを描いたものと同じくらい多く、名作も多いのだが、これは名作というには重すぎる内容で、絵本ではあるが中学生以上が適当な対象ではないかと思う。 ロッド・ブラウンが描いた絵に、文章をつけた作品だが、どのページからも奴隷として、家畜やモノとして扱われた...
黒人差別を描いた絵本はホロコーストを描いたものと同じくらい多く、名作も多いのだが、これは名作というには重すぎる内容で、絵本ではあるが中学生以上が適当な対象ではないかと思う。 ロッド・ブラウンが描いた絵に、文章をつけた作品だが、どのページからも奴隷として、家畜やモノとして扱われた人間の、傷ついた魂から血が吹き出す様子が、読んでいる人間にも見える。 日本人が移民したときも、窓のない船底の蚕棚のようなところに入れられ、発狂する者もいたし、死んだら海に投げ捨てたと『星ちりばめたる旗』や『草花とよばれた少女』にあったが、黒人奴隷も同じように運ばれた。違うのは、鎖で繋がれていたこと。つまり甲板に出る自由も、排泄に行く自由もなかったということ。 今までもいろんな本や映像で見てきた奴隷たちの姿ではあるが、文章の力も強く、改めて深く自分に問い直し、考えさせられた。 例えは、鞭打たれ、背中がズタズタになった奴隷の絵にはこんな文章が。鞭打たれた奴隷を憐れむだけではなく、「ムチ打たれる者ではなく、ムチ打つ側に立ってみてほしいのだ。」と。「血がほとばしるまでムチで打つなど、自分は決してしない…と思われるかもしれない。だが、もしもそれをすることで罰せられないとしたら?それをすれば「よくやった!」ともてはやされるとしたら?人をムチ打つことが善だと思われているなら?「悪」には人間の判断をまひさせる働きがある。困難ではあるが、自分がどれだけひどいことのできる人間か考えてみなくてはならない。それをしないかぎり、それをしないうちは、吊るし殺された人たちの見えない影が私やあなたの家の壁に落ち続けるだろう。」
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平穏に暮らしていた所に 急に肌の色や髪の色 言葉も全く違う人間がきて さらわれる 今までピンときてなかった 人種差別が 重く心にのしかかりました 嫌ですね 嫌だな
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[江戸川区図書館] 「子どもを本好きにする10の秘訣」>「昔話・神話・歴史」で紹介された本。 上記の"歴史"で紹介されていたらしい。けどそれを知らず、小松川図書館の「毎日写真ニュース」コーナー(毎日新聞の、"毎日写真ニュース"で取...
[江戸川区図書館] 「子どもを本好きにする10の秘訣」>「昔話・神話・歴史」で紹介された本。 上記の"歴史"で紹介されていたらしい。けどそれを知らず、小松川図書館の「毎日写真ニュース」コーナー(毎日新聞の、"毎日写真ニュース"で取り上げられた記事関連の本を置くらしい、これまでこのコーナーの存在は知っていたが、コーナーの趣旨を意識したのは初めて、それとも今年の春からそうなったのか?今週はキング牧師暗殺50年の年として、暗殺現場付近での行進があったから奴隷・黒人問題関連として彼の本も置かれていたらしい)で見かけて、立ち読みした。 高学年の読み聞かせに使えるかとなかを覗いたが、表紙は一見絵本だが中はかなり字数も多く、奴隷の実態と歴史を交えつつも読者への問いかけ形式で綴った、内容的には高学年以上に相応しい?やや大人向けの本だった。分類の絵本ではなく、3分類。ただ、後半の、よく知っているいわゆる「奴隷」に対する仕打ち以上に、p6に描かれた奴隷船の状況の方が印象的かもしれない。棚のようなベッドに何段にも横たわる、手足を繋がれた奴隷たち。ただ読むのではなく、そのページの挿し絵の説明と意図、ところどころにある筆者の問いかけと彼らの物語の一部を拾い読み出来れば、中学年ぐらいでもつかえそうかも。 同著者の「おしゃれなサムとバターになったとら」という絵本もあるらしいので、著者を知るべく、そちらも読んでみよう。
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淡々と語りかけ問いかける文章に、こころがズッシリと重くなる。 絵の持つ静かな迫力。 描かれている人の淡々とした表情にバックの空の青さが切ない。 奴隷として連れてこられた黒人たちの本当の辛さが分かったとは決して言えないが、 でも読む前と読んだ後では格段に感じ方が違っている。
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自分ならどうだろうか。 奴隷を鞭打つことを褒められる時代に、人を鞭打つことを拒絶できるか。自分だけの善悪判断を保てるか。 私たちの気高さには多くの顔がある。 その言葉を信じたい。
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もし自分の子供にと考えるといささか刺激的かもしれない、大人の私でも一人で夜部屋で読むには刺激が強いです
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