わからなくなってきました の商品レビュー
野球中継の緊迫した場面でアナウンサーが言う紋切り型発言、「わからなくなってきました!」っていったい何なのよ。などなど、劇作家の宮沢章夫の語りが楽しすぎるエッセイ。言葉のツボも面白いけれど、目薬の差し方に生き様が出るだとか、職業が寝言を規定するだとか、なるほどと思う話もたくさんあり...
野球中継の緊迫した場面でアナウンサーが言う紋切り型発言、「わからなくなってきました!」っていったい何なのよ。などなど、劇作家の宮沢章夫の語りが楽しすぎるエッセイ。言葉のツボも面白いけれど、目薬の差し方に生き様が出るだとか、職業が寝言を規定するだとか、なるほどと思う話もたくさんあります。
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お風呂で読むのに最適な脱力エッセイ。 「なんてくだらないことを」 と、一瞬思わせといて深いところを突いてくるあたり、尊敬します。 そして何と言っても、思考の軌跡が独特で予想がつかないのが楽しい。思わず「プッ」と笑ってしまう。岸本佐知子さんと似た思考回路だけど、宮沢さんの方がよりぶ...
お風呂で読むのに最適な脱力エッセイ。 「なんてくだらないことを」 と、一瞬思わせといて深いところを突いてくるあたり、尊敬します。 そして何と言っても、思考の軌跡が独特で予想がつかないのが楽しい。思わず「プッ」と笑ってしまう。岸本佐知子さんと似た思考回路だけど、宮沢さんの方がよりぶっきらぼう。癖になります。
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必ず一つはこういうクスッと笑える本を手元に置いておく。宮沢章夫氏の本はけっこうな頻度で借りてるかも。 が、時々はクスッでは済まない箇所もある。「名前を書く」という項で、子どもの持ち物に名前を書くのはなぜか?しかも下着まで書くのはどうしたことだろう?ときて、「子どもはところ構わず、...
必ず一つはこういうクスッと笑える本を手元に置いておく。宮沢章夫氏の本はけっこうな頻度で借りてるかも。 が、時々はクスッでは済まない箇所もある。「名前を書く」という項で、子どもの持ち物に名前を書くのはなぜか?しかも下着まで書くのはどうしたことだろう?ときて、「子どもはところ構わず、パンツを脱いだりしちゃうとでもいうのか。むしろ私は、大人のほうが、ところ構わずパンツを脱いじゃったりするのではないかと思う」 ……ここで鼻からコーヒー吹きました。
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第一章と第三章。思いっきり笑いました。 宮沢章夫。いつ読んでもその感性が、つぼにはまって、 心地よい愉悦をもたらします。 新幹線で読んでいたら、思いっきり笑ってしまって、 ちょっと恥ずかしかった。外で読むときは気をつけて。 一人で読んでても、人に見られたら変人と思われそうです。
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三度、宮沢章夫。 気分転換に軽く読みたい時にはいいですねぇ。 この人の単行本の中には、誰でもどこかにツボにハマる話がありますよ、きっと。こっそり笑うこと間違いなし。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本の簡単な紹介は、面白かった。友達の友達の文学カップルが、谷崎潤一郎の『痴人の愛』の影響を受けて、マゾヒズムになり縛ってと彼が発言した と言っていたのを聞いて作者は、文学の影響というものにに驚きを受けた。やら、日常のエッセイにいきなり田山花袋の『蒲団』の最後を引用にもってきたり、モンティパイソンの軽い言及にも、ちょっと壺を押さえられた。しかし、みんなが言うほどクスクスとか、フラットな笑いは読んでいて生じなかった。
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ライトノベルならぬ、ライトエッセイ。どうやらダイヤルアップ時代のようだが(乾電池6本で動くノートパソコンだとか)、極端から極端に振れる書き口は、明らかにネット世代の文章だ。一こま最大1,000字で軽く読めます。「胴上げ競技」は確かにあってよいね。
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日常に潜む「わからなくなってきました=思考が混乱する素」と格闘しています。第2章では著者の演劇観や芝居に対する考えも垣間見えますし、第3章の書評では思い付き、成り行きにまかせて読み散らした本たちへのコメントが冴えて面白おかしく読破しました。著者の思考パターンが癖になりつつあります...
日常に潜む「わからなくなってきました=思考が混乱する素」と格闘しています。第2章では著者の演劇観や芝居に対する考えも垣間見えますし、第3章の書評では思い付き、成り行きにまかせて読み散らした本たちへのコメントが冴えて面白おかしく読破しました。著者の思考パターンが癖になりつつあります。
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宮沢章夫氏による独特で、かつ鋭い世間への突っ込みにしびれる。 表題の「わからなくなってきました」に、そこまで考察を入れられる人(入れようとする人)は、それほどいないと思う。 何度も読み返したくなる作品。
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内容として,とくに何かがあるわけでもない。 だけど,筆者の目線がとても面白い。そこを書くか!という視点がとてもユニークで面白いのだ。 一つ一つの話は2~3ページと短いし,時間つぶしには非常にいいです ただし,ふきだしてしまうような話もあるので,読む場所にはご注意を
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