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永遠の仔(上) の商品レビュー

4.3

173件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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オススメ

ずうっと3人で、同じ時間を過ごしたい。たとえそれが、救いようもなく苦しい世界であったとしても、なくしたくない……。読んでいて、苦しくなり痛くなり叫びたくなり、感情が波立つけど。読んでよかったと思える一冊。

TKS

2024/10/29

20年ぶりに再読。テーマが児童虐待なので、全体にわたって重苦しい雰囲気。 下巻の、梁平の養父母が横浜まで訪ねてきた際に、養父が梁平の勤めているところを見たい、といった場面に一番ぐっときた。 ミステリー仕立てでなくてもよかったようなきもするが、やはり天童新太の最高傑作。 箱根の船越...

20年ぶりに再読。テーマが児童虐待なので、全体にわたって重苦しい雰囲気。 下巻の、梁平の養父母が横浜まで訪ねてきた際に、養父が梁平の勤めているところを見たい、といった場面に一番ぐっときた。 ミステリー仕立てでなくてもよかったようなきもするが、やはり天童新太の最高傑作。 箱根の船越桂展で、表紙の女性たちにお会いした。

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2024/06/06

とにかく長い。 めっちゃ長いジェットコースターに乗って最後の最後でようやく落ち始めた感じ。 詳しい感想は下

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2024/03/26

もう、何十年も昔に、もんのすごい本好きの人から、絶対読め、って言われて、もらって、読んだ。 舟越桂の彫刻が良い。 天童荒太、って、演歌歌手みてーな名前だな、って思う。 上下巻あって、ページ数が多いんだけど、物語としてよくできてるので、引き込まれて、イッキに読んだ。 読んで...

もう、何十年も昔に、もんのすごい本好きの人から、絶対読め、って言われて、もらって、読んだ。 舟越桂の彫刻が良い。 天童荒太、って、演歌歌手みてーな名前だな、って思う。 上下巻あって、ページ数が多いんだけど、物語としてよくできてるので、引き込まれて、イッキに読んだ。 読んでて、重くて、辛くて、感動して、泣いたんだけど、その物語の展開の上手さからくる「泣かせる力」みたいなものが、イヤだった。

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2023/06/27

長いよな〜と、中々手を出せずにいた本だったけど、読み始めたら一気に惹き込まれた。 親との歪な関係で、心を蝕む子供達の痛々しい心情がヒリヒリと伝わってくる。 優希、笙一郎、梁平の三人が隠している過去の秘密、現在起こっている殺人事件は誰の犯行なのか?という謎を絡めながら、徐々に背景が...

長いよな〜と、中々手を出せずにいた本だったけど、読み始めたら一気に惹き込まれた。 親との歪な関係で、心を蝕む子供達の痛々しい心情がヒリヒリと伝わってくる。 優希、笙一郎、梁平の三人が隠している過去の秘密、現在起こっている殺人事件は誰の犯行なのか?という謎を絡めながら、徐々に背景が明らかになってきて、この先どういう展開を見せるのか。下巻へ進みます。

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2022/12/22

親からの虐待を受け、同じ施設に預けられた優希、梁平、生一郎。互いの似た境遇から、固い絆で結ばれることになった彼らは、密かに優希の父親・雄作の殺害を計画。 それから間もなく雄作は山から滑落死してしまう。その後、成長した3人は17年ぶりに再会をはたし、優希は看護師、梁平は刑事、そして...

親からの虐待を受け、同じ施設に預けられた優希、梁平、生一郎。互いの似た境遇から、固い絆で結ばれることになった彼らは、密かに優希の父親・雄作の殺害を計画。 それから間もなく雄作は山から滑落死してしまう。その後、成長した3人は17年ぶりに再会をはたし、優希は看護師、梁平は刑事、そして生一郎は笙一郎と改名し弁護士になっていた。 だが運命的な再会を果たしても、彼らはいまだ癒えぬ深い心の傷を抱えていた・・・。 3人の再会と時を同じくして、殺人事件が起こる。優希の母が殺害され、母に優希が頑なに語らない「過去」を問い詰めていた弟の聡志に容疑がかかる。惨劇が続く中、苦悩する3人の魂に救済はあるのか? 性的虐待のトラウマから、恋愛や結婚から自らを遠ざけ修道女のように患者に献身的に尽くし、虐待されたのも家族がおかしくなったのも自分のせいと思い込み責め続けている優希。 虐待されたトラウマから虐待事件には怒りを露にして捜査したり、自分を愛される資格がないと思い込んでいる梁平。 母による虐待のトラウマから女性と親しくなれず、火を怖がるクセが抜けず、自分を愛される資格がないと思い込んでいる笙一郎。 再会をきっかけに、優希が病院で出会った性的虐待をされた婦人や弟の聡志、笙一郎が出会う梁平の恋人、梁平が再会した養父との交流の中で、自らの過去とトラウマに向き合い、「無力で無意味な存在」に思えた魂が「酷い傷を受けながらも死なずに懸命に生きてきた生存者サバイバー」として自分の人生に意味を見いだして再生していく葛藤と再生のドラマ。 優希を救うために梁平と笙一郎が子供の頃犯した「聖なる罪」とは何なのか、優希たちの周りで起きる殺人事件の真相の謎解き。 「傷つき苦しんでも、苦しみや楽しみを分かち合い支え合える人がいたら、辛いことばかりの人生にも意味が見いだせる」 傷つき苦悩する魂の再生を描いた魂を焦がすような傑作ヒューマンサスペンス小説。

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2022/11/23

長い…。なかなか話が進まないように感じられてまどろっこしく、途中から流し読みしてしまった。なんとなく不穏な気配にうまくのっていけなかった。

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2022/01/10

いたましい、あまりにもいたましい 舟越桂さんの彫刻作品の表紙が余計になんか怖い…かなしい… もののように扱われた子どもたち…

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2021/09/10

重い…いろんな重い話を読んできたけど、これは桁違いに重いな。 動物のあだ名をつけられた児童精神科の子どもたち。元々の気質で発症した子もいるだろうけど、多くは家庭の要因で心を病んでしまった子どもたち。もしも十分な愛情を受けて育ったらどんな可能性を、どんな未来を生きていたのか、と思う...

重い…いろんな重い話を読んできたけど、これは桁違いに重いな。 動物のあだ名をつけられた児童精神科の子どもたち。元々の気質で発症した子もいるだろうけど、多くは家庭の要因で心を病んでしまった子どもたち。もしも十分な愛情を受けて育ったらどんな可能性を、どんな未来を生きていたのか、と思うとやりきれない。 この3人が退院登山の時に何が起きたのか、雇われママと虐待母を殺したのはこの3人の中の誰かなのか、優希の弟はこの後どんな行動をとるのか、優希はどうして児童精神科に入院するくらい心が追い詰められてしまったのか、気になることがたくさんある。下巻が楽しみだけど、ちょっと怖い。

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2021/06/06

登場人物が多いし、時空をまたぐので、やや読みにくいかなって思います。ただ、情景描写がリアルでゾッとする面白さでした。はやく続きが読みたい。

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