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薬子の京(下) の商品レビュー

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2023/10/18

平城天皇は謀反するつもりはなかった…? 思い返せばこの頃は、井上内親王や早良親王、伊予親王みんな謀反を疑われ殺された、もしくは自殺。 その後も。 となると、平城天皇の謀反もまた冤罪? とか考えると、ぞくぞくします!楽しかった!

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2019/08/11
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今はウィキペディアがあるから検索しまくり。だけど、この時代の女性が主人公の小説は少なからず読んでいるのでまぁ~するする進む。 クライマックス場面の凄いこと凄いこと! 女性はこうあるべき、と言うことではなく、こうあって欲しいと自分も含め切に思う。 いやいや、非現実的だけど、歴史上にはこういった悲劇が多々あったこと、下々の私たちも知識としてはわかってましたが。

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2019/04/17
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桓武帝崩御。平城帝即位。右大臣は内麻呂で、皇太弟は賀美能親王。東宮大進として内麻呂の次男坊・冬嗣が登場。薬子は尚侍になった。滅多に子供達にも会えないし、縄主は女を作るしで、ちっとも楽しくなさそう。アラフォーだしなあ。 そして段々に出て来た、仲成の悪い酒癖(笑)。 薬子視点の話だけあって、どこまでも平城帝は「気の毒な人」扱いで、内麻呂や嵯峨帝が悪役。 永井路子『王朝序曲』とはかなり時代が被っているにも関わらず、だいぶ個々の印象が違う。まあ、あっちは冬嗣目線ですからね。 そして我らが業平の父・阿保親王は出て来なかったよ。 政治向きばかりに強くて、風流なことにはとんと疎い、という薬子の造形が心憎い。

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2018/04/22

いろいろ、わかりにくい部分はあったが、なかなか興味深い小説だった。 歴史好きには、おすすめかも。 まだ、武士というものがいなかった時代なので、帝のまわりでの権力争いは公卿の権謀術数の世界。 怨霊などもはびこり、ドロドロっとした時代だったんだな、という感じ

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2012/04/19
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安殿親王は桓武天皇の死後即位(平成天皇)するが、病弱で4年ほどで退位し上皇となる 政治に全く素人の安殿は冷遇され、余生を生まれ故郷の奈良で過ごしたいと願う。奈良での和歌三昧生活を共に過ごそうと貴族に声をかけたのを謀反と逆手にとられ、追われることに。 上皇はかろうじて東大寺に逃げ込むが薬子はトリカブトを服んで自害する

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