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松下幸之助「一日一話」 の商品レビュー

3.7

15件のお客様レビュー

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生きていくうえでこれ…

生きていくうえでこれは、と参考になる名言集。

文庫OFF

2021/07/14

経営の神様の言葉が、1年中噛みしめられる日めくり講話集です。 ーーこのところ、世の中は鬱としていて、新聞やテレビの報道では景気の悪いニュースばかりが続いている。サラリーマンにとっても、身近なリストラや賃金カットなど不安な話題があふれ、ともすると無気力になりかねない環境にある。そ...

経営の神様の言葉が、1年中噛みしめられる日めくり講話集です。 ーーこのところ、世の中は鬱としていて、新聞やテレビの報道では景気の悪いニュースばかりが続いている。サラリーマンにとっても、身近なリストラや賃金カットなど不安な話題があふれ、ともすると無気力になりかねない環境にある。そんな中で、心の健康を保ち、気分を引き立たせるにはどうすべきか。そして、日々充実を感じ、さらに1年を、ひいては生涯を充実したものにするためには何が必要か。 本書は、松下幸之助が折々に語った人生や仕事、経営や国家・社会に関する英知と洞察にあふれる言葉を厳選して「一日一話」の形にまとめたものである。 困難な時代を幾度も乗り越えた人生経験、また経営者としての数々の体験から得た考え方は示唆に富み、苦境のときはもちろん、日常においても我々に新たな発見と喜びをもたらしてくれる。いかなる状況にあっても、「なんとかなる」という前向きな希望を与えてくれる語録集である。ーー

Posted byブクログ

2020/12/30

心あらたまる正月 竹にフシがなければ、ズンベラボーで、とりとめがなくて、風雪に耐えるあの強さも生まれてこないであろう。竹にはやはりフシがいるのである。同様に、流れる歳月にもやはりフシがいる。ともすれば、とりとめもなく過ぎていきがちな日々である。せめて年に一回はフシをつくって、身辺...

心あらたまる正月 竹にフシがなければ、ズンベラボーで、とりとめがなくて、風雪に耐えるあの強さも生まれてこないであろう。竹にはやはりフシがいるのである。同様に、流れる歳月にもやはりフシがいる。ともすれば、とりとめもなく過ぎていきがちな日々である。せめて年に一回はフシをつくって、身辺を整理し、長い人生に耐える力を養いたい。 そういう意味では、お正月は意義深くて、おめでたくて、心もあらたまる。常日ごろ考えられないことも考えたい。無沙汰のお詫びもしてみたい。そして、新たな勇気と希望も生み出したい。すがすがしくて、さわやかで、お正月はいいものである。 主座を保つ 指導者というものは、どんなときでも、自分みずから、「このようにしよう」「こうしたい」というものは持っていなくてはならない。そういうものを持った上で他人の意見を参考として取り入れることが大事なのであって、自分の考えを何も持たずして、ただ他人の意見に従うというだけなら、指導者としての意味はなくなってしまう。 要は指導者としての主体性というか主座というものをしっかり持たなくてはいけないということである。主座を保ちつつ、他人の意見を聞き、ある種の権威を活用していく。そういう指導者であってはじめて、それらを真に生かすことができるのだと思う。 部下のために死ぬ 経営者に求められるものはいろいろありましょうが、自分は部下のために死ぬ覚悟があるかどうかが一番の問題だと思います。そういう覚悟ができていない大将であれば、部下も心から敬服して、ほんとうにその人のために働こうということにはならないでしょう。経営者の方も、そういうものを持たないと、妙に遠慮したり、恐れたりして社員を叱ることもできなくなります。それでは社内に混乱が起こることにもなってしまいます。 ですから、やはり経営者たるものは、いざというときには部下のために死ぬというほどの思いで、日々の経営に当たるのでなければ力強い発展は期し得ないと思うのです。 部下に使われる 一般に、形の上では指導者が人を使って仕事をしているようにみえるが、見方によっては指導者の方が使われているのだとも言える。だから、口では「ああせいこうせい」と命令しても心の奥では、「頼みます」「お願いします」さらには「祈ります」といった気持ちを持つことが大事だと思う。そういうものを待たずして、ただ命令しさえすれば、人は動くと思ったら大変なまちがいである。指導者は一面部下に使われるという心持ちを持たねばならないのである。こうした心境があって、はじめて部下に信頼される大将になり得るのである。 特に大きな組織、集団の指導者ほど、この心がまえに徹することが必要だと言えよう。 命をかける 「人多くして人なし」という言葉を、昔ある先輩から聞いたことがある。考えてみると、会社経営においても普通の状態では、間に合う人は大勢いる。ところがさて、大事に臨んで間に合う人はというと、きわめて少ないものである。 では、どういう人が大事のとき役に立つか。その道の知識とか経験が大きな比重を持つことは当然だが、ただそれだけではダメのように思う。その上に何が必要かというと、「生命を賭す」気構えである、と言っても今日ではほんとうに命を捨てるということはきわめて少ないが、いざというときには「命をかけて」という気構えを、いつの場合でも持っている人が、ほんとうに大事に役立つ人だと思うのである。

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2017/09/10

あの人はどことなく豊かな、感じのいい人であるという場合、それはその人の心が、その人の動作ににじみでているからだと思います。 女性の尊さというものは、親切な心の表れているところにこそ、ほんとうの尊さというものがあるのではないか。 ただ強いばかりではいけません。賢いばかりでもいけませ...

あの人はどことなく豊かな、感じのいい人であるという場合、それはその人の心が、その人の動作ににじみでているからだと思います。 女性の尊さというものは、親切な心の表れているところにこそ、ほんとうの尊さというものがあるのではないか。 ただ強いばかりではいけません。賢いばかりでもいけません。それ以上に大切なことは、心のやさしさなのです。

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2017/05/08
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※このレビューにはネタバレを含みます

松下幸之助が生前、あらゆるところで著したり、話したりした、人生・仕事・商売・経営・国家・社会に関しての英知あふれることばを厳選して一日一話の形式で編集された一冊。 仕事や経営に関する書籍は多数あるが、この一冊を通して松下幸之助から与えられる言葉は、他でありがちな小手先のテクニックのようなものではなく、これまで数々の難局を乗り越えてきた経験があるからこそ語ることができる真理が各所に詰まっていると感じた。 お客様との人と人としての関わり、自社製品に対しての熱意の込め方、物をつくる前に人をつくるという心得、あらゆる側面で、「人」や「心」を重視した考え方がなされている。現代のシステム化された社会ではそういった面が軽視されがちだが、人間が働く限り、指導者の立場としては人をつくる、ということを忘れてはいけないと思う。読み物として一度読むだけではなく、心の辞書のような形で手元に置いておきたい一冊である。

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2015/10/14

経営者としてだけではなく、人生を素晴らしくする、困難に打ち勝つ、世の中をもっと良くするため、そして正しい企業人であるための考え方や行動指針を示してくれる。 365の名言を更に厳選し、会社の人達に折に触れて紹介したい。 自分も組織人として時折読み返して襟を正したい。

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2014/09/26

経営の神様の一言一言は重さが違います。何気なくいう言葉にも、しみじみ味がありますし、活かせる点が多いです。これは必読です。

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2013/11/27

上司に勧められて読み始めた本かれこれ半年くらいたつが、仕事の前に1日分を読んで出かけると不思議と心ひとつおいて客観的に物事を捉えながら仕事ができている「気がする」。 上司が何を言おうとしているのか、後輩と接する際どうあるべきか、日々進歩するためには自分はどうあるべきかを毎日感じな...

上司に勧められて読み始めた本かれこれ半年くらいたつが、仕事の前に1日分を読んで出かけると不思議と心ひとつおいて客観的に物事を捉えながら仕事ができている「気がする」。 上司が何を言おうとしているのか、後輩と接する際どうあるべきか、日々進歩するためには自分はどうあるべきかを毎日感じながら物事が進められる。ほんのちょっとわかりにくい箇所があったのと、読み物というより日めくりカレンダーな感じが−★としました。

Posted byブクログ

2012/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

松下幸之助の言葉が、「一日一話」、全366話収録された書籍。1つ1つの言葉は素晴らしいものだが、体系的にまとめられたものではないので、書籍というより、自分が何か人前で話す時の参考にする、辞典的な扱いのほうが良いと思う。それにしても、これだけの名言を生み出せるのは、それだけ仕事に対して熱意を持ち、真摯に取り組んだ賜物なのだと感じた。

Posted byブクログ

2011/03/27

一社会人として仕事をする際の哲学が凝縮されており、非常に参考になる言葉ばかりだった。社会人になって3年。仕事をする上での意欲、目的、存在意義など様々なものを失いつつあったが、この本に出会えたことでまた明日から頑張ろうという気持になれた。

Posted byブクログ