1,800円以上の注文で送料無料

障害学への招待 の商品レビュー

4.3

6件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/04/13

後半、聾文化宣言から始まり、障害が現代社会において障害と定義される理由、その価値観をどのように変えられるのか、変えるということの意味はどういうことなのか、というテーマが語られていて非常に興味深かった

Posted byブクログ

2021/04/29

ルサンチマン:弱者から強者への批判、嫉妬など。これが障害者へ弱者の目線をもつ理由付となっている。一方、別の価値を想像することもある。

Posted byブクログ

2020/09/07

当事者の方は石川准先生の障害者のアイデンティティについて読むとよいと思う。障害者として社会にあることは大変辛いことである。バリアフリーによって同化を促されたり、「障害者なのに頑張っている」を求められ、求めてしまい、過剰適応や過剰な代償行為に明け暮れてしまう危険性が指摘されている。...

当事者の方は石川准先生の障害者のアイデンティティについて読むとよいと思う。障害者として社会にあることは大変辛いことである。バリアフリーによって同化を促されたり、「障害者なのに頑張っている」を求められ、求めてしまい、過剰適応や過剰な代償行為に明け暮れてしまう危険性が指摘されている。内容は特に古いと感じるところはないが、つまり最近の障害学は勢いが無くなっているという点で残念だ。生存学で最近活躍されている立石真也先生の論文も読める。

Posted byブクログ

2014/09/05

第1章 障害学に向けて(長瀬修) 第2章 障害、テクノロジー、アイデンティティ(石川准) 第3章 自己決定する自立(立岩真也) 第4章 「障害」と出生前診断(玉井真理子) 第5章 優生思想の系譜(市野川容孝) 第6章 ろう文化と障害、障害者(森壮也) 第7章 聾教育における「障害...

第1章 障害学に向けて(長瀬修) 第2章 障害、テクノロジー、アイデンティティ(石川准) 第3章 自己決定する自立(立岩真也) 第4章 「障害」と出生前診断(玉井真理子) 第5章 優生思想の系譜(市野川容孝) 第6章 ろう文化と障害、障害者(森壮也) 第7章 聾教育における「障害」の構築(金澤貴之) 第8章 異形のパラドックス(倉本智明) 第9章 歴史は創られる(花田春兆) 第10章 障害学から見た精神障害(山田富秋)

Posted byブクログ

2012/02/29

「障害」というもののとらえ方についてさまざまな角度から議論している本.先に断っておくと,誰にでもオススメというわけではない.この手のことに興味がある人なら読んでいて損はない.むしろ読んでいないといけないというくらいの本だと思う.ある概念について,それを取り巻く複数の対立しうる観念...

「障害」というもののとらえ方についてさまざまな角度から議論している本.先に断っておくと,誰にでもオススメというわけではない.この手のことに興味がある人なら読んでいて損はない.むしろ読んでいないといけないというくらいの本だと思う.ある概念について,それを取り巻く複数の対立しうる観念が存在したとする.中途半端な議論だと,その観念同士の対立が飲み屋での議論の枠を出ない.この本は飲み屋の議論の枠組みをひらりと飛び越えている.そういう意味でよい本だと思った.ただ,残念なのは対談のようなタイプの議論がなかったこと.きっとそれこそ飲み屋のように収拾がつかなくなるのだろう.

Posted byブクログ

2011/11/20

出版から10年以上経った今でも読めるに値する本ではあるが、 結局は、学問かな。という印象だった。 実践として使えるかっていうと、そうではないというか・・・。

Posted byブクログ