負け犬の栄光 の商品レビュー
寺山修司 著「負け犬の栄光」、1999.5発行。寺山修司(1935~1983)が駆けた60年代。ガラクタが光り輝く時、負け犬の栄光、胸(こころ)に還る入り船を、空想の劇場、一切は幻影にすぎない の5部構成です。著者は60年代をガラクタばかりだったと。だが、ガラクタが光り輝いていた...
寺山修司 著「負け犬の栄光」、1999.5発行。寺山修司(1935~1983)が駆けた60年代。ガラクタが光り輝く時、負け犬の栄光、胸(こころ)に還る入り船を、空想の劇場、一切は幻影にすぎない の5部構成です。著者は60年代をガラクタばかりだったと。だが、ガラクタが光り輝いていたと。そして、人間臭い時代だったと。ジャイアント馬場がいつも「砂山」を歌っていた話、五木寛之が朝鮮の子供時代忘れがたい傷を負った忌まわしい事件の話、あしたのジョーと力石徹の話、60年安保の話・・・など。
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結構貴重本です。他のものよりは、五木寛之に触れたりといい意味の俗っぽさも出ております。青森の風土特有な、ひねた感じの物象解釈は相変わらずですが、エッセイ的質は高く、ダサカッコいい装丁にアバンギャルドの神髄を見ました。
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2009/9/11寺山修司記念館で購入(笑 2009/ ?.がらくたが光り輝く時 ?.負け犬の栄光 ?.胸に還る入り船を ?.空想の劇場 ?.一切は幻影にすぎない
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