うつくしい子ども の商品レビュー
殺人を犯した弟 兄はなぜ弟がそんなことをしたのか調べ始める… 真実は見つかるのだろうか。 読みやすくて面白かった。
Posted by
ぼくの弟が妹と同じ年の女の子を殺して少年Aになった。 かわいくて子役モデルをする妹を溺愛する母。「なぜ弟があんなことをやったのか、その理由を探そう」ジャガは弟のまわりを探る。加熱するジャガへのいじめ。少年の強い意志と優しさがぐっとくる切ない話だった。しかし、家族の食卓で自分の娘の...
ぼくの弟が妹と同じ年の女の子を殺して少年Aになった。 かわいくて子役モデルをする妹を溺愛する母。「なぜ弟があんなことをやったのか、その理由を探そう」ジャガは弟のまわりを探る。加熱するジャガへのいじめ。少年の強い意志と優しさがぐっとくる切ない話だった。しかし、家族の食卓で自分の娘のことを「ミズハ姫」と呼ぶ母親はどうなのと思った。うつくしくない子どもとして育てられたジャガがここまでグレずにまっすぐ育ったのが不思議なくらいだった。
Posted by
最初は何か似た事件があったたなあと思い読み進めていくと、だんだん面白くなった。最後は納得いかないが、及第点以上だ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
まだ13歳の弟が小学3年生の女子を殺害してしまった。 その兄の目線と、新聞記者の目線で話は進められていく。 兄もまだ中学生。家族は非難の目にあう。 兄は、通いなれた中学に登校し、いじめにあいながらも、 なぜ、弟はこんな事件を起こしたのか、 弟の事を理解しようと事件を振り返りだす。 そこから見えてきたもの・・・ 事件の真実。 弟はうつくしい子どもだった。 だけど真に心がうつくしいのは兄の方だったと思う。
Posted by
誰だって二重人格をもってる。 それが中学生なんていう 多感な時期にはなおさら、 もう一人の自分が すごく大きな存在なんだと思う。 そのもう一人の自分が 孤独で狂気で暴力的だったら? どうやって、そういう自分と 折り合いをつけていくのだろう。 主人公の友だちの 長沢くんもはる...
誰だって二重人格をもってる。 それが中学生なんていう 多感な時期にはなおさら、 もう一人の自分が すごく大きな存在なんだと思う。 そのもう一人の自分が 孤独で狂気で暴力的だったら? どうやって、そういう自分と 折り合いをつけていくのだろう。 主人公の友だちの 長沢くんもはるきも それぞれ秘密がある。 もう一つの自分が、 狂気的な部分だった 弟と松浦くん。たまたまね。 でも、みんな持ってるんだよね、 人には見せていない自分。 そんなことを 考えさせられる一冊。
Posted by
1999年、15歳の時に買った本。 自分がまだ'あちら側'にいる時に読んだからか、内容にシンクロして読めた。 あの時にあちら側にいて、語弊があるかもしれないが、あの事件を距離をとって見られなかったなら、読んで損はない。 ただしこちら側の目線でなく、あちら側に還...
1999年、15歳の時に買った本。 自分がまだ'あちら側'にいる時に読んだからか、内容にシンクロして読めた。 あの時にあちら側にいて、語弊があるかもしれないが、あの事件を距離をとって見られなかったなら、読んで損はない。 ただしこちら側の目線でなく、あちら側に還って、大人というものは遠くにいて、裏山はすぐにでも行ける気持ちで読んでほしい。 自分の中の分類では、児童書に近い。 処分するにあたりこちら側で読み返した感想は、主人公があの境地たりえたのは、「ぼくはそんなふうにいわれたことはない。」からだと感じた。 この物語の白眉は、この一文。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
* 弟が殺人を犯してしまって…という話 主人公は長男で中学2年生のジャガ(幹生) 次男で中1の和枝、小3の妹瑞葉の3人兄弟 殺人事件を引き起こしたのは和枝 事件の後の家族の話が主にジャガの目を通して描かれている なんだか殺人事件という身近なことを取り上げているのに現実味のない感じ 石田衣良の文章は好きだけれどこの話にはリアリティが感じられなかった 残念 殺人を犯してしまった弟の気持ち(というか原因)を探ろうとする兄の姿には心を打たれるものがあった 殺人犯やその家族に対して世間はこんなにも残酷なのかと世の中に憤りを感じた インターネットはとても便利だけど使い方によっては槍よりも鋭利な武器となる 話の長さやテンポはちょうどよくさくさく読めた
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
すんごいおもしろかった。 最初の帯で、犯人は分かっちゃうの。 でも引き込まれる!!! 「夜の王子」と称して殺人を犯した弟の動機と、気持ちを知ろうと協力してくれる友達と共に調査する兄。 そうする中で本当の「夜の王子」の影が浮かび上がり――っていうね。 「誰かがわかってやらなきゃいけない。僕はおにいちゃんだから」っていうくだりに衝撃を受けた。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
図書館で借りました。 現代・推理・犯罪 物語は事件の終わりから始まる。 幼女殺人事件の犯人となった少年Aの兄ジャガ、中学二年生。 彼や家族は報道被害や、周囲からの嫌がらせの嵐に巻き込まれる。 ジャガはそんな中で、弟がなぜそんなことをしてしまったのか、それを探り出そうとする。 「真犯人は別にいる、こんなのは間違いだ、嘘だ」 ジャガは一度も、そんな風には思わない。 殺人犯になった弟を理解したい。帰ってきたとき、わかってやりたい。 彼は弟を絶対に見捨てない。 そして、弟をそそのかした「夜の王子」という存在がわかる。 執拗になる嫌がらせ。 壊れていく夜の王子を、ジャガは助けたいと思う。 そして結末は……。 夜の王子を名乗っていた少年の父親は、彼がジャガを殺そうとしたのを見て、射殺してしまう。そして、ジャガにこの子の名誉と残される母親のために、このことを黙っていて欲しいと懇願する。ジャガは「わかりました」と約束する。 ジャガがその場を去ると、背後から再び銃声。父親は自殺したのだった。 そして事件は本当の意味で終わる。 暗いのに、ジャガの徹底した優しさに救われてます。 ジャガの友達の優しさにも救われてます。 石田衣良の主人公はいつも優しい。 無関係な他人のために頑張るから。 無夜の主人公はいつも、自分勝手(笑) でもこのタイトルは「夜の王子」の方がよかったかもね。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
弟が殺人犯となってしまった兄の話。 犯罪者の家族であるということで、住む場所を変え、家族が離れ離れになり、不特定多数から非難される生活を強いられてしまう。 加害者側の“遺族”の問題を描いた作品だった。 石田衣良の描く子どもは、淡白でありながら強いと感じた。
Posted by
