料理の四面体 の商品レビュー
著者が世界中の料理を食べ、作り、そして考えた「料理の原理」。ステーキと干物は同じもの、サラダと刺身も同じもの…と思えば、見えてくる調理法の単純にして深淵な組み合わせ。最終章「料理の構造」も面白いが、多種多様な世界の料理をあっと驚く視点で結びつける本文も素晴しく面白い。
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林先生がだいぶ前に紹介してて気になっていた本です。20年以上前の本なので文章の書き方など少し読みにくいと感じたところもありましたが、先生のお話でなんとなく結論も把握していたので内容はすんなり理解できました。 料理は料理本の著者さんによっていろんな形で分類されますが、この本は一番...
林先生がだいぶ前に紹介してて気になっていた本です。20年以上前の本なので文章の書き方など少し読みにくいと感じたところもありましたが、先生のお話でなんとなく結論も把握していたので内容はすんなり理解できました。 料理は料理本の著者さんによっていろんな形で分類されますが、この本は一番根本的な形で分類しきっているように思います。ただ、「火、油、水、空気の四面体」ではあまりにも料理に対するワクワク感が削がれてしまうので笑、思い立ったときに少しだけ、「この料理は四面体のどこに当たるのか」を考えてみるのがこの本の楽しい使い方かなと思います。しかし、面白い考え方を知れたなぁと思います。
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エッセイとしてはかなり面白い部類に入る。 料理に対して苦手意識を持っている人が、料理なんて簡単なんだと思える(だろう)ところに価値がある本だと思う。 ただ僕のように料理が好きで、その道を究めたいという意思を持っている人間には全く無用な本であると言える。 料理を科学的に解説した本と...
エッセイとしてはかなり面白い部類に入る。 料理に対して苦手意識を持っている人が、料理なんて簡単なんだと思える(だろう)ところに価値がある本だと思う。 ただ僕のように料理が好きで、その道を究めたいという意思を持っている人間には全く無用な本であると言える。 料理を科学的に解説した本としては他にもっと良いものがあるので、そちらをお薦めしたい。 図書館にて。
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「ステーキはサラダである」といった一見すると「?」と思うことが、整然と理論づけして説明をする玉村さんの博識に敬服。 30年近くたっても古さを感じません。
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