漢学者はいかに生きたか の商品レビュー
明治~昭和時代を生きた、8人の漢学者たちの生涯を書いた本。 漢学者と一口に言っても、一生を四書五経の研究に身を捧げた者もいれば、和漢洋バランスよく学問を身につけた者まで、様々な人生を歩んでいる。 文明開化の風潮の中、洋学へ傾倒する者が増える一方で、漢学者たちはすぐれた漢籍の知識...
明治~昭和時代を生きた、8人の漢学者たちの生涯を書いた本。 漢学者と一口に言っても、一生を四書五経の研究に身を捧げた者もいれば、和漢洋バランスよく学問を身につけた者まで、様々な人生を歩んでいる。 文明開化の風潮の中、洋学へ傾倒する者が増える一方で、漢学者たちはすぐれた漢籍の知識をもって社会へ進出し、明治維新の隠れた担い手となった事は評価に値する。 桂湖村の項で早稲田大学文学部のルーツを見る事ができるのも興味深い。
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中島撫山や簡野道明など明治・大正・昭和に渡る8人の漢学者達は、時代にどのように働きかけ、今日に何をもたらしたか。「近代日本と漢学」をテーマに、逆流の中に骨太に生きた自信あふれる男たちの姿を描く。(TRC MARCより)
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