アナザヘヴン(上) の商品レビュー
■内容 最初からまったくのSFで始まる。キーワードは「悪意」。その悪意を求めているものは自分の住処?をさがしているらしい「できることならば、もっとも平和そうな所の、もっとも平和そうな巣が望ましい。自分の与えられた才能を抑えこみ、自分を善良なる者と信じている愚かな者の住処」を探し...
■内容 最初からまったくのSFで始まる。キーワードは「悪意」。その悪意を求めているものは自分の住処?をさがしているらしい「できることならば、もっとも平和そうな所の、もっとも平和そうな巣が望ましい。自分の与えられた才能を抑えこみ、自分を善良なる者と信じている愚かな者の住処」を探しているようだ。 そうして、残虐な事件がさっさとはじまってしまう。容疑者はどうやら女らしい。 ■感想 一気に上下巻読み終わってしまった。最初は説明会に行ったときの待ち時間に読むのに丁度良いかと、軽いものを選択したつもりだったのだが、飯田譲治のほかの本を読んだときのように止まらなくなってしまったのだった。 陰惨で、いかにも現実にありそうだったりすると気分がわるくなるのだが、まったく自分の予想を超えていた物語だと現実味がなく さっさと描写を素通りできるという感じだ。 この本は私にとっては後者であった。 この本はナイトヘッドの飯田譲治と新たに梓河人の共著となっている。 解説から知ったことだが、テレビドラマ 「沙粧妙子 最後の事件」や「リング」を映像化した際の脚本も飯田氏ということ。 ※もう少し詳しくはhttp://pon.sub.jp/blog/archives/000200.htmlこちら
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猟奇ですがそうゆう描写が少ないから何とも云えない(…) あさこすきだー。映画がもうキュンキュンです。笑
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得体のしれない猟奇殺人がわんさか起きるのよねぇ。 頭の固い刑事さんと若くて美しい頭のやらかい刑事さん。 どっちもがんばれー!な、お話しでございました。
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「その有名ブランドは、生後三ヶ月までの子牛の革を使っているのが売り物なんだって。生後三十八年と五ヶ月の人間がそういってぼくに自慢した。世界で一番お上品な人間の女たちが殺された子牛の肌触りをうっとりと楽しんでるんだ」(上巻p.291)
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