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毒笑小説 の商品レビュー

3.6

264件のお客様レビュー

  1. 5つ

    32

  2. 4つ

    118

  3. 3つ

    81

  4. 2つ

    22

  5. 1つ

    3

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2023/11/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

東野圭吾の◯笑小説第2弾。 東野圭吾らしいピリッとした文章と引き込まれる文章、おかしな人間達のドラマが展開されていく。孫と遊びたい富豪の老人、ピアノに精を出す仕事一筋の男、ママ友という閉鎖的な社会に苦む女性などなど...。設定は荒唐無稽でもそこに巻き込まれていく人間は面白く、哀しいけど面白い。そんな彼らの12編にとても満足できました。皆様も是非読んでみてください。

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2023/10/15

短編だから、ちょっとした休憩時間でも1タイトル読めて、楽しめて良かった。 最後に、『秘密』の秘密が書かれてますね。

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2023/10/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 寝る前に一篇ずつ読むのにオススメの一冊。  朝読むのにオススメしないのはシモの話もあるから。笑いを追求すると、どうしてもシモの話は出てきてしまうのだろうか。結局、私も笑っているが。  読後に語り合いたいのは京極夏彦さんとの特別対談について。  対談の内容が濃くて、面白かった短篇がかすんで見えてしまうほど。  普段、読者が目にすることのあまりない、お二人の関係性が垣間見えるところに新鮮さがあるし、「笑い」について語り合う内容も興味深い。  私としてはここで筒井康隆さんの名前が出ることが意外だった。  これは1998年の対談であるから、今ならまた進化した話が聞けるのだろうと思う。

Posted byブクログ

2023/08/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編賞セチが複数まとめられており、いずれも奇妙な世界観が表現されている。題名もキャッチーなものが目立つ。 各話の終わりは「はっ」とする終話になっている。 笑いのコメディと、現実にありそうなリアリティのバランスが上手い 短くて面白い を体現したもの

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2023/08/16

ブラックユーモアのある短編が12篇。 あるある、という感じの身近な題材を取り上げているものが多く、面白かった。 後ろに東野圭吾さんと京極夏彦さんの対談が。二人ともイケメンでびっくりした笑 笑いのある小説を書くのは難しいという話、でもなぜかそれが手抜きのように世間では思われている...

ブラックユーモアのある短編が12篇。 あるある、という感じの身近な題材を取り上げているものが多く、面白かった。 後ろに東野圭吾さんと京極夏彦さんの対談が。二人ともイケメンでびっくりした笑 笑いのある小説を書くのは難しいという話、でもなぜかそれが手抜きのように世間では思われているという話。

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2023/08/13

12作も入っていたが似たような話が一つもない。東野圭吾の幅広さを感じた。また27年も前に刊行された本なのに、古さを感じずに読めるのもすごい。「手作りマダム」が、毒笑小説という表題に一番マッチしていて印象に残った。 巻末の対談も興味深い。「笑い」と「泣き」のスイッチはほぼ同じ。なる...

12作も入っていたが似たような話が一つもない。東野圭吾の幅広さを感じた。また27年も前に刊行された本なのに、古さを感じずに読めるのもすごい。「手作りマダム」が、毒笑小説という表題に一番マッチしていて印象に残った。 巻末の対談も興味深い。「笑い」と「泣き」のスイッチはほぼ同じ。なるほど。

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2023/07/06

そのタイトルの通り毒を含んだ笑いのある小説だった。 短編集なので読みやすく、難しい言葉も無い為、どんどん読める。世にも奇妙な物語の小説版の様にも感じた。

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2023/06/21

12の話が含まれる笑いの短編集。8つ読んだあとしばらく置いてから9つ目の「つぐない」を読んだら、全然笑いじゃないやん、これ毒笑だっけ?と思ったら、巻末対談で東野がコメントしてた。笑いのつもりで書いたけど、笑いでなくなってしまったようだ。奥が深い。

Posted byブクログ

2022/12/07

クスリと笑える短編集。書き出しが素晴らしくどの作品もすぐに引き込まれます。心の奥底に残るモヤモヤをスッキリさせたいがために読むのが止まらなくなります。誘拐連絡網が秀逸で電車の中で思わず声を上げて笑ってしまい、読み終わって感動もしていました。大好き度❤️❤️

Posted byブクログ

2022/12/04

 笑いと泣きのスイッチは近いところにある、との記述に妙に納得。『つぐない』が感動話になってしまったのはそれ故らしい。『手作りマダム』『マニュアル警察』『誘拐天国』『エンジェル』など、個人的には前作よりブラックユーモアの度合いが上がっており、より面白い作品が多いと感じた。コロナ禍で...

 笑いと泣きのスイッチは近いところにある、との記述に妙に納得。『つぐない』が感動話になってしまったのはそれ故らしい。『手作りマダム』『マニュアル警察』『誘拐天国』『エンジェル』など、個人的には前作よりブラックユーモアの度合いが上がっており、より面白い作品が多いと感じた。コロナ禍でより手作り自粛の風潮が主流になりつつあるとは思うが、よっぽどプロ級の腕前でないと手作りなんて迷惑以外の何物でもない。  確か次作から出版業界の話がちらほら出てくるんだったか。出版業界限定ではない笑シリーズ続けてほしい。

Posted byブクログ