傭兵ピエール(上) の商品レビュー
ジャンヌに恋をした傭…
ジャンヌに恋をした傭兵の物語。天然のジャンヌに驚きました。実は宝塚で舞台化されてるんです。話はビミョーに違いますが、どちらもおもしろかったです。主人公のピエールにはもちろん、他の傭兵にも好感が持てます。
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悪行三昧のダメ男。な…
悪行三昧のダメ男。なぜかジャンヌ・ダルクを助けに行きます。
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アンジューの一角獣っ…
アンジューの一角獣ってかっこいいですね。略奪の描写がもう少し物足りない感がありました。ジャンヌ・ダルクの魅力にも充分に触れることが出来、満足でした。
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カルチェラタン、王妃…
カルチェラタン、王妃の離婚と読んで、テイストがそんなに自分にあわない作者だなと思って、読んでいくのやめようかなと思った時に出会った本。ジャンヌダルク好きとしてかなり読み応えありでした
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
上巻時点では歴史の流れに乗って悲劇に向かう冒険活劇といったところ。現代人の感覚的についていけない部分はやはりあるが、その溝をこそ楽しむべきなのだろうとは思う。
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前半は無頼漢ながら気の良い傭兵隊長・ピエールと無邪気な熱血少女ジャンヌ・ダルクの絡み合いが面白い。熱血少女に諭されて、傭兵隊が妙に家庭的になっていくところなど、なんだか少し不思議なおかしさもありますが、どちらかというと男性的な武勇談の雰囲気です。 後半はピエールの懺悔譚というか...
前半は無頼漢ながら気の良い傭兵隊長・ピエールと無邪気な熱血少女ジャンヌ・ダルクの絡み合いが面白い。熱血少女に諭されて、傭兵隊が妙に家庭的になっていくところなど、なんだか少し不思議なおかしさもありますが、どちらかというと男性的な武勇談の雰囲気です。 後半はピエールの懺悔譚というか、次々に昔の悪事のつけが廻るような話。そして最後に、ちょっと都合が良すぎるような終焉に向かいます。 上下二巻。全体の構成ととしては、やや甘さを感じるのですが、読み物としてはなかなか面白いですね。類例的な感じがしないでもないですが、それぞれの登場人物のキャラクターもなかなか良いですし。 ただ、女性の描き方はどうでしょうかねぇ。
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蔵書から。 どのキャラクターも個性的。 出てくる女性キャラクターがこっぱずかしくなる程可愛らしい。 ささ、次巻へ。
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積読本がなくなったため再読。直木賞受賞作家・佐藤賢一によるジャンヌダルクの物語。百年戦争に参加する傭兵隊長ピエールの視点で物語は進む。 略奪に暴力、強姦に人攫いは当たり前。素朴というよりぼろい貧しい田舎町。汚物は窓から投げ捨てるのもの。中世ヨーロッパ風ファンタジーとは違う、中世...
積読本がなくなったため再読。直木賞受賞作家・佐藤賢一によるジャンヌダルクの物語。百年戦争に参加する傭兵隊長ピエールの視点で物語は進む。 略奪に暴力、強姦に人攫いは当たり前。素朴というよりぼろい貧しい田舎町。汚物は窓から投げ捨てるのもの。中世ヨーロッパ風ファンタジーとは違う、中世ヨーロッパそのままの衛生感の発達してない世界が舞台なのが良い。 傭兵隊長ことシェフのピエールが愛嬌のある、どことなく憎めない男であることもマル。何より傭兵隊の女たちがいい。 この時代の女は、嵐のような現実に晒されて、じっと黙って愛想笑いを浮かべて耐えるだけ。耕した実りも村の娘も傭兵という賊の前では為すすべもなく、すべて奪われ殺されてしまう。何の因果かピエールの隊で攫った女はいつの間にか隊員の恋人、結婚相手となり、故郷に戻って素朴な暮らしをすることになる。男を堕落させる原罪とされる女が、たやすく奪われ犯されるこの戦乱の世で生きていくのはどれだけ苦行なことか。だが生きていくためにはしたたかでないと生きられない。例え自身の故郷を襲い誘拐された傭兵だとしても、やるだけやって捨てられるよりかは付いていって養ってもらわないと生きていけない。女が原罪なのではなく、そうしないと生きられない世の中だった。 さて救世主ことラ・ピュセルは奇跡の力を失った今でも王太子軍の光として生きることを選ぶこととなってしまった。ピエールと彼女は再び交わるのか、ジャンヌダルクは救われるのか。下巻も読もうと思う。
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傭兵は戦争に参加するもの。冬には盗賊になる。目に心地よいものばかりでなく、歴史の教科書には載らない、目をそむけたくなることも描写しているのがよい。 ピエールのように、悪行もすれば善行もするのが人間なんだろうなあ。
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ジャンヌダルクについて様々な本を読んでいた時があったのですが、その中の一冊としてこの本を読みました。 エンターテイメント小説としては、良く出来ているのではないかと思うのですが、ジャンヌダルクを題材とした歴史小説としては今一つの様な気がしました。 作者がジャンヌダルクという歴史上稀...
ジャンヌダルクについて様々な本を読んでいた時があったのですが、その中の一冊としてこの本を読みました。 エンターテイメント小説としては、良く出来ているのではないかと思うのですが、ジャンヌダルクを題材とした歴史小説としては今一つの様な気がしました。 作者がジャンヌダルクという歴史上稀有な存在をどのような人物造形で描き出すのか楽しみにしていたのですが、悪い意味で裏切られました。 なんというかマンガとかアニメのステレオタイプ的なヒロイン像になってしまっていて、わたし個人的には、作者の描き出すジャンヌダルクにリアリティーや魅力を全く感じることができませんでした。 ジャンヌダルクに関する他の本から浮かび上がる彼女の人間像からはあまりにもかけ離れているような気がしてしまいどうも本書のキャラクターになじめませんでした。 (エンターテイメント小説と考えて割り切ってしまえばよいのかもしれませんが)
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