ローン・レンジャーとトント、天国で殴り合う の商品レビュー
・すべての小さなハリケーン・クレイジー・ホースのゆめ・ローン・レンジャーとトント、天国で殴り合う・親父がいつも「おれはウッドストックでジミ・ヘンドリックスが"星条旗"を演奏するのを見た、たったひとりのインディアンなんだ」といっていたから・他。作者のひとはネイテ...
・すべての小さなハリケーン・クレイジー・ホースのゆめ・ローン・レンジャーとトント、天国で殴り合う・親父がいつも「おれはウッドストックでジミ・ヘンドリックスが"星条旗"を演奏するのを見た、たったひとりのインディアンなんだ」といっていたから・他。作者のひとはネイティブアメリカン。とにかく独特の世界観をもっていて、選ぶ言葉すべてがうつくしい、それでもってキンキンと鋭利にとがってる。夢だかほんとうなんだか、その狭間だかの地に足のつかない感覚。著者の目に、世界ってこんなふうに映るんだとすれば、それが本気で羨ましい。気に入っている描写は、こぼれた涙がばきばき凍って、氷の宝石みたいになって砕け散るところ。マジックマッシュルームっぽいものとかも出てくるけど、こんなに静かで美しいトリップ描写は他にはみたことがない。
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