下り“はつかり" の商品レビュー
鮎川哲也の珠玉の短編…
鮎川哲也の珠玉の短編集。「誰の死体」かはミスのまったくない完璧さでした。脱帽。
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1987年の光文社文…
1987年の光文社文庫「硝子の塔」の増補版。犯人当て小説の「達也が嗤う」や、ファンタジーの「地虫」、三番館シリーズの原型と感じられた「他殺にしてくれ」などが良かった。
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鬼貫警部、星影龍三、…
鬼貫警部、星影龍三、著者の生み出した名探偵が揃い踏みの、煌めく様な傑作集!
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地虫/赤い密室/碑文…
地虫/赤い密室/碑文谷事件/達也が嗤う/絵のない絵本/誰の屍体か/他殺にしてくれ/金魚の寝言/暗い河/下り“はつかり”/死が二人を別つまで/の十一編を収録。
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この中に収められている「赤い秘密」だけに興味があったので、図書館で借りてきました。1954年の作品なので、医者でも院内でタバコを吸ったり、なんとなく漂う当時との価値観の違いなど時代を感じさせます。「訝しいね」って刑事が言うなど、古くさい口語調に戸惑ういますが、推理自体は面白かった...
この中に収められている「赤い秘密」だけに興味があったので、図書館で借りてきました。1954年の作品なので、医者でも院内でタバコを吸ったり、なんとなく漂う当時との価値観の違いなど時代を感じさせます。「訝しいね」って刑事が言うなど、古くさい口語調に戸惑ういますが、推理自体は面白かったかな。
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全体的に面白いけど特に、「赤い密室」「達也が嗤う」「誰の屍体か」「他殺にしてくれ」の完成度は別格といってもいいんじゃなかろうか。 ミステリのエッセンスが大量に盛り込まれており、今の新本格界隈にも多大な影響を与えていると思う。
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はじめ「地虫」を読み終わった時にはこれは読むの時間かかりそうだなぁ。と思っていましたが、それ以降はスラスラと読むことができました。 短編ですがトリックが秀逸です! 時刻表トリックは苦手です笑 文体が古臭いものもありますが、トリック好きの方は楽しめるんじゃぁないでしょうか。 ...
はじめ「地虫」を読み終わった時にはこれは読むの時間かかりそうだなぁ。と思っていましたが、それ以降はスラスラと読むことができました。 短編ですがトリックが秀逸です! 時刻表トリックは苦手です笑 文体が古臭いものもありますが、トリック好きの方は楽しめるんじゃぁないでしょうか。 地虫 ★★☆☆☆ 赤い密室 ★★★☆☆ 碑文谷事件 ★★☆☆☆ 達也が嗤う ★★★☆☆ 絵のない絵本 ★★☆☆☆ 誰の死体か ★★★☆☆ 他殺にしてくれ ★★★☆☆ 金魚の寝言 ★★★☆☆ 暗い河 ★★★☆☆ 下り"はつかり" ★★★☆☆ 死が二人を別つまで ★★★☆☆
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10年くらい前に買ってたのをやっと読んだ。 鮎川哲也は若いうちはわかんないよね。 あと一番最初に収録されてるのが地虫ってのは読む気なくなる原因な気がする。 他の何作か読んで、鮎川哲也はすごいと知ってるから我慢して読んだけど。 でも他は名作目白押しなのでそれ以外はいい。
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最初に出てくる作品は ミステリーではないので、ちょっと期待できないかな、 と眉をひそめてしまいましたが最終的には 面白かった、といえる作品です。 と、言ってもひねくれもののわたしは ワルな男が活躍する「他殺にしてくれ」が 気に入ってしまったもので。 彼の最後の仕打ちは強烈です。...
最初に出てくる作品は ミステリーではないので、ちょっと期待できないかな、 と眉をひそめてしまいましたが最終的には 面白かった、といえる作品です。 と、言ってもひねくれもののわたしは ワルな男が活躍する「他殺にしてくれ」が 気に入ってしまったもので。 彼の最後の仕打ちは強烈です。 きっと該当の方は鼻面を折られ プライドをずたずたにされたに違いありません。 ほかにはフェアだけれども 人によっては怒りかねない 「達也が嗤う」がお勧めです。 よく文章を読んでみましょうね(笑)
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※このレビューにはネタバレを含みます
鮎川哲也氏の短編を、北村薫氏が編纂した作品。 11の短編・中編でまとめられている。 語り口や時代背景が現代と異なっているが、それでも非常に読みやすい。 きっかけは「達也が嗤う」を読んでみたくてずっと気になっていたからだが、 その他では特に、「赤い密室」「誰の屍体か」「死が二人を別つまで」などは完成度がとても高い。 「達也が嗤う」は舞台設定を最大限に利用したトリックで見事に引っかかってしまったし、 「誰の屍体か」は散らされた伏線回収がスゴイに尽きる。 どうやったらこんなプロットを組み立てられるのか…脱帽。
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