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幻想の画廊から の商品レビュー

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2013/06/06
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※このレビューにはネタバレを含みます

手元に置くほどではないが、画像資料も豊富なので何度読んでも楽しめる本。個人的には「玩具考」の話が一番好き。古代に神を崇めるための存在だった人形が時代とともに変遷し、神から人をかたどった身代わりの存在となり、やがては空気人形のように道具として使われる存在へと発達を遂げていったという、その人形生命の過程をオーギュスト・コントの人間精神の3段階の法則になぞらえて思考するあたりなどがとてもおもしろいです。その思考の流れの中でハンス・ベルメエルの人形がどのような人形生命としての存在を呈したのか、渋澤さんの考察には一読の価値があります。人形に興味のある方はぜひ読んでみて下さい。お薦めです。

Posted byブクログ