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映像論 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2018/12/26

「映像を見る」という主体的経験の本質についての考察が展開されています。 それが主体的経験であるといわれるのは、「何かをまなざす」というのが対象へと志向的に関与する営みであるからですが、「映像を見る」というのは同時に、その対象をまさしく「映像」という形で受け取るということでもあり...

「映像を見る」という主体的経験の本質についての考察が展開されています。 それが主体的経験であるといわれるのは、「何かをまなざす」というのが対象へと志向的に関与する営みであるからですが、「映像を見る」というのは同時に、その対象をまさしく「映像」という形で受け取るということでもあります。そして、この2つの側面は一体でありながら、鏡面のように互いに反転し合うような関係にあります。すなわち、前者の側面は光の散乱する外界に視線をさまよわせることであり、後者の側面は瞼の裏に映像が引き起こす記憶を刻むことであると考えられます。 こうしたテーマに入り込んでいくと、『見えるものと見えないもの』におけるメルロ=ポンティの最晩年の思索に接近することになるのですが、本書では哲学上の存在論的考察へと議論を広げていくのではなく、あくまで映像の歴史のうちに〈光〉と〈記憶〉の反転と交錯がたどられています。 映像をめぐる哲学的省察では、多木浩二の著作にかねてから学ぶことが多かったのですが、本書も非常に啓発的な内容でした。

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2010/10/18

ルイス・ボルツ「夜警」 ディーター・アペルト(Dieter Appelt) クリス・マイケル「ラ・ジュテ」 映像と身体 影、ネガティヴイメージ 見ることと読むこと

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2010/07/12

[ 内容 ] 「映像を見る」とは、いかなる営みなのか? 「光」によって現実を変える魔術、映像。 本書は情報のデジタル化に伴い、この「魔術」が大きな転換期を迎えた現在、写真、映画、テレビからデジタル・イメージにいたる、人間の映像体験の意味合いをあらためて問い直すとともに、視覚優位の...

[ 内容 ] 「映像を見る」とは、いかなる営みなのか? 「光」によって現実を変える魔術、映像。 本書は情報のデジタル化に伴い、この「魔術」が大きな転換期を迎えた現在、写真、映画、テレビからデジタル・イメージにいたる、人間の映像体験の意味合いをあらためて問い直すとともに、視覚優位の映像社会・文化の盲点をつき、21世紀へ向けて、身体性や記憶の復権を目指し、新しい映像文化の胎動をも予見する。 [ 目次 ] 序論 ピクチャー・プラネットの誕生 1 映像と身体 2 失われた影 3 記憶の文明 エピローグ 闇の視線-「見ること」と「信じること」 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2009/10/04

著者は「映像」を機械を媒介して制作されたイメージとして、広くその変遷から変容を豊富な事例を提示しながら示す。 そして彼は、視覚を窓口として認識されてきた「映像」に埋もれていた、現代でのその潜在的な認識限界を我々につきつける。

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2009/10/04

身体に関連したことが載ってた。 昔ポケモンで短時間に沢山の色を使って子ども達が気分を悪くしてしまったこととか

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2009/10/04

映像のとらえ方が面白い。映像の歴史について、私たちにとっての映像とは何かというのがわかりやすく例をあげ書いてある。

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