詩人たちの絵 の商品レビュー
「平穏な生活のために文学の道を諦めなければいけないなら、むしろそうする」 立原道造の態度は、“文学的生活”に身を落とし、落ちることで作品を紡ぐ散文作家らに対する反抗(反動)であったか。 堕ちることで、崖上の一輪をつかみとろうとする私小説家の姿に惹かれていたわたしには、じつに新鮮に...
「平穏な生活のために文学の道を諦めなければいけないなら、むしろそうする」 立原道造の態度は、“文学的生活”に身を落とし、落ちることで作品を紡ぐ散文作家らに対する反抗(反動)であったか。 堕ちることで、崖上の一輪をつかみとろうとする私小説家の姿に惹かれていたわたしには、じつに新鮮に感じられた。 五人の詩人それぞれの絵と詩をよみ、言葉にできない心の動きを感じ、今までわたしになかった詩情を感じるアンテナのようなものができたと、錯覚さえもする。
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詩人であり、画家でもあった五人を取り上げた本です。立原道造、富永太郎、村山槐多など若くして生命を燃焼し尽くしたかのような人達です。詩と絵画という二つの創作活動を通して、故人たちの青春に想いを馳せることができるでしょう。
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立原道造24才。宮沢賢治37才。富永太郎24才。小熊秀雄39才。村山槐多22才。夭折した詩人が瑞々しく激しい感性をぶつけた絵の数々。初めて見るものばかりの図版も貴重だが、詩人への筆者の謙虚で愛情深い姿勢がステキだ。コンパクトな体裁の中に私設美術館とアンソロジーがいっしょになったよ...
立原道造24才。宮沢賢治37才。富永太郎24才。小熊秀雄39才。村山槐多22才。夭折した詩人が瑞々しく激しい感性をぶつけた絵の数々。初めて見るものばかりの図版も貴重だが、詩人への筆者の謙虚で愛情深い姿勢がステキだ。コンパクトな体裁の中に私設美術館とアンソロジーがいっしょになったような濃い一冊です。
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