リトル・バイ・リトル の商品レビュー
《明るい物語が描きたかった》と作者の言葉にあったけど、私は前向きさは受け取ったけど、明るさは見えなかったなぁ。 ナラタージュのなかにあったような、静かな中でうごめく激しい感情のようなものがなにも感じられずに、なんとなく読後も不完全燃焼感がある。
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高校生ぐらいの時に読んでいたら、 もっと感想も違ったかも。 主人公と私の家庭環境も全く違うし、 イマイチ気持ちが入り込めずに読み終わりました。
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漠然とした不安を抱えている主人公と、周という登場人物とが織り成す小説は、読んでいて胸がぽかぽかしてくるような、そんな温かい作品でした。島本理生さんらしい作品だと思います。これを読むと、また「ナラタージュ」が読みたくなりました。 ほんとうに温かい、ほんわかする一冊でした。
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島本理生の作品も、川内倫子の作品も、どちらも好きなのだけど、小説の表紙に写真と使うのは先入観ができてしまってあんまり好きではないな、と、実感した最初の作品。
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うん。結構好きかな。 男の子があんまり繊細すぎないのが良かった。 決して粗い人ではないのだけれど。
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1番癒される本。 ほんまになにげない日常を切り取っただけで だからこそなんか安心できるんかなぁ、と 言葉の使い方や主人公の考え方が好き。
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1度読んだことあったんだけど、文庫になってたので買ってしまった。 『一千一秒の~』と比べると、文章とかがだいぶ幼い。 けど、なんとなく響くものがあります。 主人公が持っている、切なさ、強さ、やさしさ。 そういうバランスが、たぶん好きなんだよね。 単行本が本屋でバイト...
1度読んだことあったんだけど、文庫になってたので買ってしまった。 『一千一秒の~』と比べると、文章とかがだいぶ幼い。 けど、なんとなく響くものがあります。 主人公が持っている、切なさ、強さ、やさしさ。 そういうバランスが、たぶん好きなんだよね。 単行本が本屋でバイトしてた頃に出ていて、この表紙とタイトルが印象的でした。 (2006.01)
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この作家の描く家族のあり方が好きだなと思います。ひとつの屋根の下での心の交流が家族なんだなと思います。 主人公の抱く感情が、恋愛というより家族関係に似た親愛にみえるのが、感情移入とはまた別に物語に没頭させるのかなと感じました。
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「父には娘はいないし、 私には父はいない。」 初めて読んだとき、 この言葉が 胸にきつく刺さった。
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島本さん、文体が好き。 劇的な展開はないけど、胸の奥をぎゅっとされるような。 柳さんや周くんと出会い、前に進むふみちゃんがいいですな。
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