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リトル・バイ・リトル の商品レビュー

3.5

108件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

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少しづつ穏やかに進ん…

少しづつ穏やかに進んでいく恋愛小説。特に目新しさはなかったのですが、純な恋愛小説だなぁと。作者さまも10代でデビューされたから、感性がみずみずしいのかしら。キックボシングをしている年下の男の子との恋愛なのだけど、彼がまた好青年で思わずキュンとなります。

文庫OFF

2022/10/02

あらすじ ふみは高校を卒業してから、アルバイトをして過ごす日々。家族は、母、小学校二年生の異父妹の女三人。習字の先生の柳さん、母に紹介されたボーイフレンドの周、二番目の父―。「家族」を軸にした人々とのふれあいのなかで、わずかずつ輪郭を帯びてゆく青春を描いた、第二十五回野間文芸新人...

あらすじ ふみは高校を卒業してから、アルバイトをして過ごす日々。家族は、母、小学校二年生の異父妹の女三人。習字の先生の柳さん、母に紹介されたボーイフレンドの周、二番目の父―。「家族」を軸にした人々とのふれあいのなかで、わずかずつ輪郭を帯びてゆく青春を描いた、第二十五回野間文芸新人賞受賞作。 感想 大好きな作家、島本理生さんが二十歳の時に執筆した作品。現役で今執筆されている文体や情景描写の土台が垣間見れました。 また、主人公のふみにとって何気ない日常でも、他者から見ればとても苦しい窮屈な日常に映るだろう感じました。 その中でも、恋をしたり、母親との距離感を模索しながらふみが成長していくさまがたんたんと綴られていて読みやすかったです。

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2022/04/19

ふみさんの性格をよく知るには短い物語だった。 あとがきで作者が書いている通りの『外側から見たら不幸そうでも、心通う人達と過ごせれば楽しく生きていられるという楽しい作品』というのは伝わった。 登場人物は皆魅力的だったのでもう少し長い作品でこの人達をもっと知りたいと思った。

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2021/06/05

悲劇のヒロイン的ふるまいをするわけでもなく、淡々と毎日を生きてくふみさんがすごく好きだなあとおもった

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2021/06/03

野間文芸新人賞受賞作! 高校卒業した女の子が主人公で、島本さん作品の女性は自分を大事にしてくれる人を傷つけがちだけどこの話の中ではちゃんと大切に想い返しててほっとできる一冊だった☺︎ 10代後半の時期って近くにいる大人とか環境の影響を大きく受ける大切な時期だなってすごく思った 暴...

野間文芸新人賞受賞作! 高校卒業した女の子が主人公で、島本さん作品の女性は自分を大事にしてくれる人を傷つけがちだけどこの話の中ではちゃんと大切に想い返しててほっとできる一冊だった☺︎ 10代後半の時期って近くにいる大人とか環境の影響を大きく受ける大切な時期だなってすごく思った 暴力を振るう実の父親がいなくなって、喧嘩ばかりの二番目の父もいなくなって、異父姉妹の妹とあんまりしっかりしてないお母さんとの3人暮らしって普通に考えたら可哀想、なんだけど、本人がそれを決して口に出さないところが印象に残ってる たしかに辛くても嫌でも、口に出してしまうことは認めることになるっていう気持ちは分かるなぁ、、 けど、自分一人で溜め込むのも辛い、っていうことを教えてくれる一冊

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2020/08/04

島本理生さんの初期の作品で、執筆当時は10代だったという。自伝的要素が強い作品。作中で特別に大きな波風は起きず、日常生活が淡々と描かれていく。あるいは、日常の様々な場面をきっかけに、主人公の心の鬱屈が解きほぐされていく、という感じか。芥川賞候補になった作品。島本さんはのちに直木賞...

島本理生さんの初期の作品で、執筆当時は10代だったという。自伝的要素が強い作品。作中で特別に大きな波風は起きず、日常生活が淡々と描かれていく。あるいは、日常の様々な場面をきっかけに、主人公の心の鬱屈が解きほぐされていく、という感じか。芥川賞候補になった作品。島本さんはのちに直木賞を受賞するのだが、芥川賞寄りの(=そんなに売れない)作品のほうが私は好きだ。

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2016/07/19

この人の文章は好きだな、と思った。大げさじゃないことばの中に、大切なものが詰まっているような。 思い出してまた読みたくなる1冊。

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2016/01/19

読み易いのだが、とりとめて感想がない。と言うよりも巻末の解説が小説の基本は「話すように書く」であると書いている。それなら、この作品はそれが出来ているのであろう。「どんな話してたっけ?忘れたわ!まぁ、いっか楽しかったし♪」的な会話はその時間が気持ちよいか楽しいか伝わるかなのだから内...

読み易いのだが、とりとめて感想がない。と言うよりも巻末の解説が小説の基本は「話すように書く」であると書いている。それなら、この作品はそれが出来ているのであろう。「どんな話してたっけ?忘れたわ!まぁ、いっか楽しかったし♪」的な会話はその時間が気持ちよいか楽しいか伝わるかなのだから内容なんて覚えてなくても良いだ(笑)03年 第25回 野間文芸新人賞受賞作

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2016/01/06

読んでみて気づいたのは 読後に何も残っていないこと。 嫌いな内容でもなかったのになぁ。。 人には色々な距離感があって 自分と折り合いつけながら生きているんだなぁと。 書道の先生との絡みがもう少し読みたかったし、恋人との行方もまだまだ過渡期だし、ゆうちゃんの立場からも切りこんだと...

読んでみて気づいたのは 読後に何も残っていないこと。 嫌いな内容でもなかったのになぁ。。 人には色々な距離感があって 自分と折り合いつけながら生きているんだなぁと。 書道の先生との絡みがもう少し読みたかったし、恋人との行方もまだまだ過渡期だし、ゆうちゃんの立場からも切りこんだところも見たかったし。 小さいなりに葛藤があるかもなぁって。 長編でゆっくり読みたい気もしたかな。

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2015/11/02

タイトルがしっくりとくる作品。『蹴りたい背中』以来。 少しずつ揺れ動く気持ちが繊細に描かれていて、とてもリズムが心地いい。

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