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空ばかり見ていた の商品レビュー

3.7

33件のお客様レビュー

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2011/01/02

流しの床屋さんの話。 12話、入ってるんだけど、一人の理髪師の生活?人生?がさりげなく素敵。 各話がつながっていて面白い。 それに、主人公が多くを語らないところがポイント。 ちょっと孤独さが伝わってくる最後の話と気取らない神様が出てくる話が、好きです。

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2010/11/19

短編集ですが、このなかの「彼女の冬の読書」と「ローストチキンダイアリー」が特に好きです。「彼女の冬の読書」は好きすぎて、このお話にでてくる女の子「アヤトリ」のまねをしてブランケットをたくさん買い、夜にトーストとジャムの組み合わせを良くやります。 吉田さんの小説はすごく透明感があ...

短編集ですが、このなかの「彼女の冬の読書」と「ローストチキンダイアリー」が特に好きです。「彼女の冬の読書」は好きすぎて、このお話にでてくる女の子「アヤトリ」のまねをしてブランケットをたくさん買い、夜にトーストとジャムの組み合わせを良くやります。 吉田さんの小説はすごく透明感があってありそうでないような、そんなお話。そして文章はいつも「詩」を感じられる。

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2010/06/10

いったいどこにホクトさんが出てくるのか、わくわくしながら読み進みました。 続いているような、別世界のような、お話。 とくにこの話が好きって出そうと思ったら、12話とも好きだわと思いました。 一番初めに好きだったのは、彼女の冬の読書だけど、読むたびに違う話にひかれている気がする。

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2010/02/08

久しぶりに借りた小説なので、サクサク読みました。 タイトルと装丁に惹かれたのですが、なんだか不思議な本でした。 ん~。 こういうの最近流行ってますよね。 悪くはないけど、ただ不思議なだけで種明かしとか 読み手が納得するポイントがないし、 死の重みや尊厳を持ってきて高尚な不思議感...

久しぶりに借りた小説なので、サクサク読みました。 タイトルと装丁に惹かれたのですが、なんだか不思議な本でした。 ん~。 こういうの最近流行ってますよね。 悪くはないけど、ただ不思議なだけで種明かしとか 読み手が納得するポイントがないし、 死の重みや尊厳を持ってきて高尚な不思議感に持っていかれても、 ちょっとどうかなーと思います。 マアトってお菓子は実在するんでしょうか? Yahoo!で検索したけど、この本の感想書いてる記事にしか 行き当たりませんでした。 ご存知な方誰か教えて下さい。

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2009/10/07

さすらいの床屋、ホクトを中心に巻き起こる、12のお話の話。 夢と現実とその間と、なんだかよくわからなくなるような夢見心地な作品。 個人的には下北在住の人には勧めたい。 流れ星の話が、一番きれい。この作者は全体的にきれいな色で言うなら白っぽい話が多い。 けいた

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2009/10/07

淡々と夢見がちなホクトさんが素敵だ。 一日ごとにティーバッグの中に様々なプレゼントが入っている話がいい。 図書館で働く話には憧れてしまう。

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2009/10/04

クラフト・エヴィング商会、文章担当の吉田篤弘さんの小説。 店を持たずに放浪の床屋であるホクトさん。 ホクトさんは時には遠景となり、時には映画の中の主人公となり。 時間、空間を飛び越えて様々な人達の心の中に残る。 彼ははさみひとつを持って今日も旅をしている…。そんな光景が浮かぶ素敵...

クラフト・エヴィング商会、文章担当の吉田篤弘さんの小説。 店を持たずに放浪の床屋であるホクトさん。 ホクトさんは時には遠景となり、時には映画の中の主人公となり。 時間、空間を飛び越えて様々な人達の心の中に残る。 彼ははさみひとつを持って今日も旅をしている…。そんな光景が浮かぶ素敵な小説。 嗚呼、空ばかり見ていたい…。

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2010/04/29

表紙はまるで夜の空、昼の空をあらわし、吉田篤弘氏のウィットに富んだ面じゃなく、詩的な部分を大きくふくらませた物語です。放浪の床屋を軸に十二編のものがたりが語られています。旅する床屋さんに会ったことはありませんが、腕があればどこでも技術を披露できるところが、この物語に光明をあたえて...

表紙はまるで夜の空、昼の空をあらわし、吉田篤弘氏のウィットに富んだ面じゃなく、詩的な部分を大きくふくらませた物語です。放浪の床屋を軸に十二編のものがたりが語られています。旅する床屋さんに会ったことはありませんが、腕があればどこでも技術を披露できるところが、この物語に光明をあたえています。静かで美しい物語はそんな輝きを持っています。『美しさが、しばしば悲しみと共にあるのはなぜか。私はずいぶんそれを考えてきたが、またしても私は答えを出せそうにない。美しさはいつでも永遠であってほしいが、悲しみには終わりが必要になる』

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2009/10/07

ノーマ・ジーンを彷彿とさせる役どころの女優の話が一番好きでした。雨が一番の主役なのに雨が降らない…。あと、海の家で何日か暮らす目の悪い女の子の映画の話も。装丁や挿絵が素敵すぎる。ほのぼのじんわりとする中身も。

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2009/10/04

流しの床屋、ホクトさんをめぐる12の物語。「星はみな流れてしまった」が一番好きかも。「ローストチキン・ダイアリー」はぜひクリスマス前に読みたい!

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