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障害者の経済学 の商品レビュー

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14件のお客様レビュー

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2019/05/21

どうすれば障害者の自立を促せるかを検討している。 現状の叙述はしっかりされているが、経済的な分析は、甘くて、あまり示唆に飛んでいるとはいえない

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2017/07/07

同情や単純な善悪論から脱し、経済学の冷静な視点から、障害者を含めたすべての人が能力を最大限に発揮できる社会のあり方を提言。これまでの日本社会は、「転ばぬ先の杖」型だったと指摘し、それが障害者にとって住みづらい環境を作り出してきた(障害者は施設という隔離された場所で健常者とは棲み分...

同情や単純な善悪論から脱し、経済学の冷静な視点から、障害者を含めたすべての人が能力を最大限に発揮できる社会のあり方を提言。これまでの日本社会は、「転ばぬ先の杖」型だったと指摘し、それが障害者にとって住みづらい環境を作り出してきた(障害者は施設という隔離された場所で健常者とは棲み分け状態に置かれていた)が、今後も「先の杖」型でいくのは困難であり、障害者というさまざまな特性を持った人々を暮らしと就労の場でうまく受け入れるような仕組みをつくる必要があると指摘している。 経済学の視点から障害者政策を考えるというのは新鮮で、有益な視点が多かった。

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2017/01/09

経済学的視点から福祉制度を眺めることで浮かび上がる諸問題について、ロジカルに検討している。ひとつの視点および思考の軸足として重要なところ。

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2012/09/30

障害者と社会、あるいは経済という観点から、経済学者が論じた内容である。障害者と接する機会があり、タイトルに興味を惹かれ、読んでみた。 様々な障害者に関わる、経済事情が語られている。社会福祉制度や、養護学校の教育費など。一人の障害児の年間教育費は930万円と、通常の児が90万である...

障害者と社会、あるいは経済という観点から、経済学者が論じた内容である。障害者と接する機会があり、タイトルに興味を惹かれ、読んでみた。 様々な障害者に関わる、経済事情が語られている。社会福祉制度や、養護学校の教育費など。一人の障害児の年間教育費は930万円と、通常の児が90万であることの10倍にも達するのは驚きだった。背景にあるのは手厚い人材配置からくる人件費だそうだが、いくらなんでも10倍とは・・・。 経済学とは、限られた資源を最適化する学問である。この点を考慮すると、障害者を取り扱うということは、最後には、心の中の正義という漠然とした自己の問題を見つめ直さざるを得ない。もちろん、障害者の労働が、比較優位の原則に適っているというコンセプトは分かる。障害者を、社会における労働資本と見なすことは、障害者自身の生き甲斐という点でも大切だ。しかしその論点は、働けない障害者をどうとらえるのか、という課題を残す(※)。 この問題から、次は、自己の正義感とは何か、と考えてみようと思った。

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2012/03/14

ちょうど今日の日経夕刊に、障害者自立支援法の改正案の記事が掲載されている。新しい「障害者総合支援法」では、知的障害者や精神障害者も対象になるとのこと。ケアホームとグループホームを一元化し、地域密着型を目指すらしい。老人福祉もそうだけど、地域のコミュニティが崩壊していくなかで、それ...

ちょうど今日の日経夕刊に、障害者自立支援法の改正案の記事が掲載されている。新しい「障害者総合支援法」では、知的障害者や精神障害者も対象になるとのこと。ケアホームとグループホームを一元化し、地域密着型を目指すらしい。老人福祉もそうだけど、地域のコミュニティが崩壊していくなかで、それはどれくらい現実感があることなのだろうと思う。

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2011/12/26

障害者を経済学的に見てみると、、、感情論や精神論で語られがちな障害者福祉の世界をクールに考察したり良書。

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2011/09/26

【読書】自分自身の一番やりたい分野、障害者福祉。自分が今の職場を選んだ理由でもある。この本はその障害者福祉を経済から見た良著。著者の自身も子供が障害者である。しかし、その当事者性を排除して実に冷静に書いている。自分も思い込めて携われるようにまずは勉強したい。

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2011/09/07

障害者を助ける制度も金銭的補助もわりと整っているようだ。でもそれが全然生かせていない。 小学生のとき見学した作業所で、ホッチキスの芯を箱に詰める作業をひたすらしている人たちの姿をよく覚えている。 「かわいそうだから」とか「気の毒だから」とかではなく、「(今のままでは)非効率だから...

障害者を助ける制度も金銭的補助もわりと整っているようだ。でもそれが全然生かせていない。 小学生のとき見学した作業所で、ホッチキスの芯を箱に詰める作業をひたすらしている人たちの姿をよく覚えている。 「かわいそうだから」とか「気の毒だから」とかではなく、「(今のままでは)非効率だから」、「労働力は多い方がいいから」と、現実的解決策を紹介するこの本は、読み物としてだけでも面白い。

Posted byブクログ

2009/12/09

障害者は保護すべき存在なのか?障害者はそれを望んでいるのか?なかなか難しい問題である。これをやさしさを観点にせず、経済学で切ったからわかりやすくなっている、そんな本。 できることは自分でやった方が本人のためだと私は思っている。

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2009/10/07

著者は経済学者。 障害者福祉に経済学の視点から数々の問題提起を行っています。 また、あとがきで明かされるのですが、著者は脳性マヒの子どもの親でもある。 非常にユニークな視点から書かれたものといえるでしょう。 参考文献リストと取材協力者一覧を参照すれば、より専門的な情報にアクセ...

著者は経済学者。 障害者福祉に経済学の視点から数々の問題提起を行っています。 また、あとがきで明かされるのですが、著者は脳性マヒの子どもの親でもある。 非常にユニークな視点から書かれたものといえるでしょう。 参考文献リストと取材協力者一覧を参照すれば、より専門的な情報にアクセスできると思います。

Posted byブクログ