シャーロック・ホームズの冒険 の商品レビュー
うーん、新潮から出てる訳のほうが好きだったかもなあ。 なにしろ「ワトソン」と呼び捨てなのが気にくわない。 そこはなんとしても「ワトソンくん」だろうが!! 中学生の頃から数えてこれで多分4回は読んだ。 さすがに筋もある程度覚えていて、それでも楽しめるかなぁと思ったのだが。ミステリ...
うーん、新潮から出てる訳のほうが好きだったかもなあ。 なにしろ「ワトソン」と呼び捨てなのが気にくわない。 そこはなんとしても「ワトソンくん」だろうが!! 中学生の頃から数えてこれで多分4回は読んだ。 さすがに筋もある程度覚えていて、それでも楽しめるかなぁと思ったのだが。ミステリーっちゅうもんは犯人わかっちゃうと途端に面白くないのだな。 なんとなく切ない。
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ワトソンを助手としてではなく、唯一無二の存在として友情を深めるホームズが想像以上に新しい。 短編を重ねるとやはり長編が読みたくウズウズする。
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***** <ボヘミアの醜聞> きみは見ているだけで,観察していないんだ。見ることと観察することとは,まるっきり違う。(p.16) 顔の下半分から察するところ,きっぱりした性格の持ち主らしく,厚く突き出た唇と長くまっすぐな顎が,強情といえるほど意志が強いことをあらわしている。(...
***** <ボヘミアの醜聞> きみは見ているだけで,観察していないんだ。見ることと観察することとは,まるっきり違う。(p.16) 顔の下半分から察するところ,きっぱりした性格の持ち主らしく,厚く突き出た唇と長くまっすぐな顎が,強情といえるほど意志が強いことをあらわしている。(p.20) <赤毛組合> わたしは決して自分が他人より鈍いとは思っていないが,ホームズとつきあっていると,いつも自分の愚かさを感じては,気分が滅入ってしまう。今回もわたしは彼と同じことを聞き,同じものを見た。だが,さきほどの言葉からすると,ホームズはこれまでの経緯だけでなくこれから起こることまではっきりわかっているらしいのに,わたしのほうは,事件全体がいまだに混沌として謎のままなのである。(p.85) <まだらの紐> ぼくにとっては仕事そのものが報酬でしてね。(p.313)
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推理小説好きなのにシャーロック・ホームズあまり読んだことなかったので。 まず数あるホームズ本の中で1番表紙が素敵!!とおもって光文社のをチョイス。 脚注もうるさくない程度に、その時代のことが分かるように書かれていてよかった。 ホームズって、どんな派手な推理するんだろうと思ってい...
推理小説好きなのにシャーロック・ホームズあまり読んだことなかったので。 まず数あるホームズ本の中で1番表紙が素敵!!とおもって光文社のをチョイス。 脚注もうるさくない程度に、その時代のことが分かるように書かれていてよかった。 ホームズって、どんな派手な推理するんだろうと思っていたら、主に観察とそれまでの経験からってところがすごく意外だった。 ホームズ自身も言ってるけど、単純なことを正確に見逃さないことがいかに難しいことかを実感。
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子供の頃に青い鳥文庫で読んでいたシャーロック・ホームズシリーズ。 その訳者さんと同じ方だと聞き、数ある出版社のなかから光文社を選びました。評判通り読みやすく、装丁も凝っていて気に入っています。 内容は言わずもがな。何年経っても、大人になっても面白い!ホームズのおかげで本が好きに...
子供の頃に青い鳥文庫で読んでいたシャーロック・ホームズシリーズ。 その訳者さんと同じ方だと聞き、数ある出版社のなかから光文社を選びました。評判通り読みやすく、装丁も凝っていて気に入っています。 内容は言わずもがな。何年経っても、大人になっても面白い!ホームズのおかげで本が好きになり、推理小説が好きになった…そういう人も多いのでは?
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初めてちゃんと、シャーロック・ホームズを読んだ。 厚くてちょっと心配になったけど、短編集で、頭の体操になって楽しく読めた。 ホームズがときどき、ワトスンに掛ける気の利いた言葉にやられた。
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当時、シャーロック・ホームズが爆発的な人気を得ていったのは、 この短編が掲載されていた頃のようで、いわゆる火付け役となった作品。 ホームズのトレードマークとなっている鹿撃ち帽とコートが出てくるのも、この巻より。 いきなり、ホームズが負けを認めることとなった物語から始まり、 強盗...
当時、シャーロック・ホームズが爆発的な人気を得ていったのは、 この短編が掲載されていた頃のようで、いわゆる火付け役となった作品。 ホームズのトレードマークとなっている鹿撃ち帽とコートが出てくるのも、この巻より。 いきなり、ホームズが負けを認めることとなった物語から始まり、 強盗、殺人、KKK団、宝石探し、… 中には事件とは呼べないようなものまであり、様々。 まさに、ホームズのアドベンチャーですね。 こんなのも書くんだ、と驚かされます。 世紀末ロンドンの、雰囲気たっぷりの背景も味わい深く、 知的好奇心を刺激する不可解な事件、 そして解決に至るまでの道筋を辿ってるゆく面白さ。 逆に、あえて解決しない余韻たっぷりの作品もあったり、 じっくりと浸れる555ページに亘る12作もの物語は、とってもボリューミー。 また、訳者の日暮雅通さんのこだわりとセンスが素晴らしい。 これはハマるねーw
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シャーロック・ホームズ全集の新訳 21世紀の読者のために訳されているため、とても読みやすい もちろん英語からの訳なのので少し読みづいらい点はあるけども、全体的に気にならない シャーロック・ホームズの魅力が十分に伝わる作品
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全部おもろい。 しかし初めて読んだ時に抱いた寂しさは変わらず。 さっさと謎解いてまうんやもんホームズ。短編やからかな。 ホームズにぎゃふんと言わしめたあの女性はやはり凄い。
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不朽の作品。変装が得意でヤク中で正義感のある奇人にして不世出な探偵の事件簿。 犯罪にユーモアが入ってるのはこれが初と思われる赤毛連盟が名作。
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