現代語訳 舞姫 の商品レビュー
「舞姫」なんて、文語…
「舞姫」なんて、文語体でも中学生以上なら誰でも読めるんだから、現代語訳なんてする必要ないと思うんですけどねえ。
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この数週間、何回か読んでみたけど、この本が不朽の名作という意味が分からん。「普通の迷作」なのでは?と怒られるかもしれないがそう書きたくなる。精神的に弱い豊太郎が哀れだけど、美人な少女と遊びたいだけ遊んで、地位・名誉が得られそうになったら美少女とは、はいさようなら。マスコミ、週刊誌ネタには最高なんだけどね。なぜ不朽の名作なのか?出版当時、巻き起こっていた「舞姫論争」とは、豊太郎は立身出世を捨て、恋愛をとるべきだったか?ここがポイントらしい。。。豊太郎のグロテスクで優柔不断な性格の方がで論争になるでしょ?①
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高校の授業で扱ったので読んでみたが、浅学無知の自分にはなかなかハードルが高かった。 エリスとの出会いは自分には現代のライトノベルに通じるような描写に感じられ、小説における表現というのは時代を通してつながっている部分があるのかなあと思った。
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エリスがかわいそうだった。 豊太郎は人のせいにして友人を憎む気持ちが残っているようだが、友人は事実しか伝えていないし、伝え方が悪かったのかもしれないが、原因を作ったのも身重で狂ってしまったエリスを置いて帰ったのも豊太郎。 貧乏ながらもエリスと共にドイツに残り、お金はなくても美しい妻と可愛い子供と生活を送って欲しかった…。
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心情描写がとてもきキレイだと感じました。 林太郎がエリスに出会った時や、その後の葛藤する描写が鮮明ですんなりと頭に入ってきました。 考察の余地が多く、現代語訳を読んでいるだけでは気づかない点がこの本では解説されています。 原文(古文)から読み解くと、それはそれでまた違ったア...
心情描写がとてもきキレイだと感じました。 林太郎がエリスに出会った時や、その後の葛藤する描写が鮮明ですんなりと頭に入ってきました。 考察の余地が多く、現代語訳を読んでいるだけでは気づかない点がこの本では解説されています。 原文(古文)から読み解くと、それはそれでまた違ったアプローチができます。色々な楽しみ方ができる名文だと思いました
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主人公はわりと人のせいにしすぎ。自分に問題があると思っているのかな。結局人のためと言いながら自分のことしか考えていない気がする。他人のレールの上を歩いていることに悩みつつ、結局は歩いたまま。主人公は自分のことをよく分かっておらず、結果恋人の人生までも、不幸にしてしまったんじゃなか...
主人公はわりと人のせいにしすぎ。自分に問題があると思っているのかな。結局人のためと言いながら自分のことしか考えていない気がする。他人のレールの上を歩いていることに悩みつつ、結局は歩いたまま。主人公は自分のことをよく分かっておらず、結果恋人の人生までも、不幸にしてしまったんじゃなかろうか。
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近代と現代に差し掛かった大きな差の対比。後ろの作品に対する評論もさらに理解を深めるのにとても良いものだった。 学校の題材になりはしたが、飽き足らずもう一度自分で読むことにした。 主人公太田豊太郎とドイツで出逢うエリスという名の舞姫との恋物語というべきか。 恋物語と言っても純...
近代と現代に差し掛かった大きな差の対比。後ろの作品に対する評論もさらに理解を深めるのにとても良いものだった。 学校の題材になりはしたが、飽き足らずもう一度自分で読むことにした。 主人公太田豊太郎とドイツで出逢うエリスという名の舞姫との恋物語というべきか。 恋物語と言っても純なものではなく、かと言ってドロドロした話でもない。ただ豊太郎の弱さを、作者自身の弱さをヨーロッパの街を舞台とし、本能と理性・外的自我と内的自我の葛藤の中で描き、それを認めようとしない弱さの自供と反省が描かれている。 そして新旧をドイツ・ベルリンの町並みで対比するのにはわけがあったと思う。それは近代の保守的で本音を消し、どこか根性論的な考え方を時代の流れに逆らった許されざる恋心の発見によりその旧式的な考え方に脚光を浴びせ批判している。 と言っても私としては理性・外的自我に逆らって本能・内的自我に沿って欲しかったとも思う。もしそうしていたなら、それこそ純恋愛になっていたかもしれない。またそうなったときの事に意識を巡らせて妄想するのも楽しみである。
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現代語訳の部分だけ読んだ。 意外と短く、最後もあっけなかった 痴人の愛と少し似てる なんでエリスは狂ってしまったのかな
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原文を音声で流しながら現代語訳を読んだ。 胸くそ〜! でも展開が気になって一気読みしてしまったわ。主人公の心の弱さも共感できるところあるし。
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森鴎外の代表作。物語の主人公豊太郎は、大学卒業後ドイツへ留学し、貧しい踊り子エリスと出会って…。一筋縄ではいかない、けれども隠された表現に気づくと面白い、読み応えたっぷりの作品。
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