現代語訳 舞姫 の商品レビュー
「舞姫」なんて、文語…
「舞姫」なんて、文語体でも中学生以上なら誰でも読めるんだから、現代語訳なんてする必要ないと思うんですけどねえ。
文庫OFF
冒頭の一文「石炭をばはや積み果てつ。」が渋くて印象に残っていました。初めて高校の授業で出会った作品ですが、ストーリー全てを知らずに今まできてしまいました。 立身出世と恋愛の狭間で思い悩む青年の物語。ちくま文庫は井上靖の現代語訳、解説、原文の順に載っていて分かりやすかったです。巻...
冒頭の一文「石炭をばはや積み果てつ。」が渋くて印象に残っていました。初めて高校の授業で出会った作品ですが、ストーリー全てを知らずに今まできてしまいました。 立身出世と恋愛の狭間で思い悩む青年の物語。ちくま文庫は井上靖の現代語訳、解説、原文の順に載っていて分かりやすかったです。巻末には、豊太郎青年の恋愛相手、エリスの謎が資料としてあります。森鴎外自身のドイツ留学経験がもとになった小説ということで、ドキドキでした。 豊太郎は、自分の内面の矛盾を自覚しつつも、自分を正当化したいう気持ちが透けて見えてしまいました。妊娠し、少女から母になるエリスを思うと辛いです。時代背景と豊太郎の諸事情を考えると、仕方のない決断だったのでしょうか。男だけが辛いのでない。女も辛いよ!雅文体の文章で読むと、男性の身勝手さが美化されてしまうように感じました。
Posted by
漫画で読破で読んで、こちらを再読してやっとなんとなく味わえた感じがします。短いストーリーだけど色々なことを考えさせてくれます。 豊太郎ですが、舞台は1880年代。国際結婚は認められていたものの、異国の異性と結ばれることうことは簡単ではなかったでしょう。そんな覚悟もなくエリスと恋...
漫画で読破で読んで、こちらを再読してやっとなんとなく味わえた感じがします。短いストーリーだけど色々なことを考えさせてくれます。 豊太郎ですが、舞台は1880年代。国際結婚は認められていたものの、異国の異性と結ばれることうことは簡単ではなかったでしょう。そんな覚悟もなくエリスと恋に落ち妊娠させてしまうという行動は褒められた行為ではないけれど、人間の普遍的な弱さの一つではあります。 「ああ、いかなる悪い因縁であろうか」 「ああ、ここに詳しく書き記す必要はないが」 こういった嘆きが、恋の泥沼にハマってしまう豊太郎の苦悩を表しています。豊太郎をクズ野郎というのはいささか可哀想だとは思いますが、エリスを裏切り精神を病むきっかけとなった謙吉を「憎む気持ち」を最後に吐露されたのは残念でした。全部自分のせいなんだよなあ。自身の責任を直視できていない豊太郎の未熟さを感じます。 名作古典なので解説や資料が充実していました。解釈や考察に関しては教科書的なのでスルーしました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この数週間、何回か読んでみたけど、この本が不朽の名作という意味が分からん。「普通の迷作」なのでは?と怒られるかもしれないがそう書きたくなる。精神的に弱い豊太郎が哀れだけど、美人な少女と遊びたいだけ遊んで、地位・名誉が得られそうになったら美少女とは、はいさようなら。マスコミ、週刊誌ネタには最高なんだけどね。なぜ不朽の名作なのか?出版当時、巻き起こっていた「舞姫論争」とは、豊太郎は立身出世を捨て、恋愛をとるべきだったか?ここがポイントらしい。。。豊太郎のグロテスクで優柔不断な性格の方がで論争になるでしょ?①
Posted by
高校の授業で扱ったので読んでみたが、浅学無知の自分にはなかなかハードルが高かった。 エリスとの出会いは自分には現代のライトノベルに通じるような描写に感じられ、小説における表現というのは時代を通してつながっている部分があるのかなあと思った。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
エリスがかわいそうだった。 豊太郎は人のせいにして友人を憎む気持ちが残っているようだが、友人は事実しか伝えていないし、伝え方が悪かったのかもしれないが、原因を作ったのも身重で狂ってしまったエリスを置いて帰ったのも豊太郎。 貧乏ながらもエリスと共にドイツに残り、お金はなくても美しい妻と可愛い子供と生活を送って欲しかった…。
Posted by
心情描写がとてもきキレイだと感じました。 林太郎がエリスに出会った時や、その後の葛藤する描写が鮮明ですんなりと頭に入ってきました。 考察の余地が多く、現代語訳を読んでいるだけでは気づかない点がこの本では解説されています。 原文(古文)から読み解くと、それはそれでまた違ったア...
心情描写がとてもきキレイだと感じました。 林太郎がエリスに出会った時や、その後の葛藤する描写が鮮明ですんなりと頭に入ってきました。 考察の余地が多く、現代語訳を読んでいるだけでは気づかない点がこの本では解説されています。 原文(古文)から読み解くと、それはそれでまた違ったアプローチができます。色々な楽しみ方ができる名文だと思いました
Posted by
主人公はわりと人のせいにしすぎ。自分に問題があると思っているのかな。結局人のためと言いながら自分のことしか考えていない気がする。他人のレールの上を歩いていることに悩みつつ、結局は歩いたまま。主人公は自分のことをよく分かっておらず、結果恋人の人生までも、不幸にしてしまったんじゃなか...
主人公はわりと人のせいにしすぎ。自分に問題があると思っているのかな。結局人のためと言いながら自分のことしか考えていない気がする。他人のレールの上を歩いていることに悩みつつ、結局は歩いたまま。主人公は自分のことをよく分かっておらず、結果恋人の人生までも、不幸にしてしまったんじゃなかろうか。
Posted by
近代と現代に差し掛かった大きな差の対比。後ろの作品に対する評論もさらに理解を深めるのにとても良いものだった。 学校の題材になりはしたが、飽き足らずもう一度自分で読むことにした。 主人公太田豊太郎とドイツで出逢うエリスという名の舞姫との恋物語というべきか。 恋物語と言っても純...
近代と現代に差し掛かった大きな差の対比。後ろの作品に対する評論もさらに理解を深めるのにとても良いものだった。 学校の題材になりはしたが、飽き足らずもう一度自分で読むことにした。 主人公太田豊太郎とドイツで出逢うエリスという名の舞姫との恋物語というべきか。 恋物語と言っても純なものではなく、かと言ってドロドロした話でもない。ただ豊太郎の弱さを、作者自身の弱さをヨーロッパの街を舞台とし、本能と理性・外的自我と内的自我の葛藤の中で描き、それを認めようとしない弱さの自供と反省が描かれている。 そして新旧をドイツ・ベルリンの町並みで対比するのにはわけがあったと思う。それは近代の保守的で本音を消し、どこか根性論的な考え方を時代の流れに逆らった許されざる恋心の発見によりその旧式的な考え方に脚光を浴びせ批判している。 と言っても私としては理性・外的自我に逆らって本能・内的自我に沿って欲しかったとも思う。もしそうしていたなら、それこそ純恋愛になっていたかもしれない。またそうなったときの事に意識を巡らせて妄想するのも楽しみである。
Posted by
現代語訳の部分だけ読んだ。 意外と短く、最後もあっけなかった 痴人の愛と少し似てる なんでエリスは狂ってしまったのかな
Posted by
