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白薔薇と鎖 の商品レビュー

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2016/06/11

15世紀ロンドンで起きたロンドン塔の殺人事件。90歳を超えてなお怪気炎をあげるシャーロット翁が若かりし日の活躍を語る。 とにかく語りが面白い、ミステリとしても複雑さや怪しさ加減も程よく、暗号やら陰謀やら盛りだくさん。 多作な作家のようですが、あまり日本語訳が出てないのがもったいな...

15世紀ロンドンで起きたロンドン塔の殺人事件。90歳を超えてなお怪気炎をあげるシャーロット翁が若かりし日の活躍を語る。 とにかく語りが面白い、ミステリとしても複雑さや怪しさ加減も程よく、暗号やら陰謀やら盛りだくさん。 多作な作家のようですが、あまり日本語訳が出てないのがもったいないです。 もっと読みたい。

Posted byブクログ

2009/10/07

ヘンリー8世の時代、小悪党のロジャーとおっとりして品の良い主人ベンジャミンの凸凹コンビの珍道中を描いた歴史ミステリ。 ベンジャミンは有名な枢機卿ウルジーの甥で、色々な任務を与えられますがロジャーのちょっかいが原因で変な方向へ行きがち〜 ベンジャミンが話を聞き出すよう命じられていた...

ヘンリー8世の時代、小悪党のロジャーとおっとりして品の良い主人ベンジャミンの凸凹コンビの珍道中を描いた歴史ミステリ。 ベンジャミンは有名な枢機卿ウルジーの甥で、色々な任務を与えられますがロジャーのちょっかいが原因で変な方向へ行きがち〜 ベンジャミンが話を聞き出すよう命じられていた証人が、謎の詩を残してロンドン塔の密室で殺されます。当時のロンドン塔はまだ牢獄ではなく宮殿の一つ。事件の影にはスコットランド王位を巡る陰謀が…!? ロジャー爺さんの回想という形で、ほら混じりに威勢良く喋る口調で書かれています。 ドハティはもと歴史教師の校長先生で既に50冊近い著作がある作家。こんな先生なら面白い授業だったでしょうね〜。

Posted byブクログ