バビロンまでは何マイル(上) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
魔法管理官が担当世界の世話と新人選びに奔走する中での冒険・恋愛物語。 所々でマザーグースの引用があるが、マザーグースを知らないのであまりよくわからなかった。下っ端魔法管理官ルパートがPCを操る様などは魔法と科学が入り交じった不思議な感じがした。ダイアナ・ジョーンズの描く世界は魔法のある現代世界が多い。クレストマンシーシリーズといい、基点となる世界は私たちが生活している現代であり、少しずつ違うその違和感が海外の物語のためなのか、彼女が作り出した世界なのためなのかを考えさせられる。 わがままで自己中心的で子供っぽいマリーやニックに前半はイライラさせられるが、それもルパートの目で見ていたり、私たちの持っている常識の目で読んでいるからだろう。ホテル・バビロンで行われているのはコミケみたいなものなのか?コスプレして作品について語り合う舞台などもユニークだった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
図書館から借りました ファンタジーかな。SFっぽいが。 舞台はこの地球。多次元・多層世界設定。 魔法の浸透している世界を「正域」と呼び、魔法を拒絶する世界を「負域」という。地球はもちろん、「負域」だが、なぜかマジトがたくさん暮らす。 主人公ルパートは「マジト」と呼ばれる魔法使いの多数世界の「管理者」の一番下っ端。 眼鏡かけた堅実セールスマン風の挿絵で・・・地味。 ヒロインのマリーは「やや太め」で「美人でない」という説明。出てきたときは、車の渋滞を引き起こしながら、吊り橋の上で魔女踊りをしているという・・・何コレな人物。
Posted by
下級マジドのルパートは欠員の出たマジド補充のため候補者を大きなSF大会に集める、と同時に12の世界を統べるコリフォニック帝国の王暗殺による崩壊をくい止めるため跡継ぎ探しに手を貸すことになってしまった。 「花の魔法、白のドラゴン」の少年も登場。 (2006年09月09日読了)
Posted by
地球のマジドのルパート 師のスタンがなくなって新しいマジドをを選ぶことに。 マジド候補のマリーマロリーはとっても勝気で変わってる だけどルパートが恋しちゃうとは、、、 さらにコルフォニック王国の国王暗殺、後継者選びもどうなるのか、、
Posted by
魔法管理官ルパート・ヴェナブルズは、内心うめき声をあげた。旧ユーゴと北アイルランドの平和に奔走して帰ったばかりだというのに、今度は担当世界のひとつコリフォニック帝国の非公開の法廷への立ち会いだ。いやなことは重なるもので、家に戻ったとたん、マジドの師スタンが死にかけているという知ら...
魔法管理官ルパート・ヴェナブルズは、内心うめき声をあげた。旧ユーゴと北アイルランドの平和に奔走して帰ったばかりだというのに、今度は担当世界のひとつコリフォニック帝国の非公開の法廷への立ち会いだ。いやなことは重なるもので、家に戻ったとたん、マジドの師スタンが死にかけているという知らせが…。てんやわんやのコリフォニック帝国と、地球での新人マジド選び、ふたつの世界での難題を同時に抱え込んだルパートの運命やいかに?英国ファンタジーの女王が贈るとびきり愉快な物語。『花の魔法、白のドラゴン』(徳間書店刊)前日譚
Posted by
Diana Wynne Jonesらしく、多元宇宙の話を洒落とどんでん返しの連続で描いてくれる。多元宇宙全体を管理する“マジド”の一人、ルパート・ヴェナブルズがコリフォニック帝国の後継者と自らの後継者を捜すと云う大騒動。途中に某氏も喜びそうな「イギリス幻影大会(ファンタズマコン)...
Diana Wynne Jonesらしく、多元宇宙の話を洒落とどんでん返しの連続で描いてくれる。多元宇宙全体を管理する“マジド”の一人、ルパート・ヴェナブルズがコリフォニック帝国の後継者と自らの後継者を捜すと云う大騒動。途中に某氏も喜びそうな「イギリス幻影大会(ファンタズマコン)」の模様も出てきます。ところで、 “マジド”たちの中には上界や上級の者たちがいて、ルパートは最下級なんだそうだ。
Posted by
これが楽しみにしていた「花の魔法 白のドラゴン」の前日譚「Deep secret」の翻訳だと気づくのに結構時間がかかりました。マロリーの名前が出た時点で気づくのが普通だと思うんだけど、こっちはもっと現実世界に近かったからかもしれません。 結論から言うと上巻は思ったよりもつまらな...
これが楽しみにしていた「花の魔法 白のドラゴン」の前日譚「Deep secret」の翻訳だと気づくのに結構時間がかかりました。マロリーの名前が出た時点で気づくのが普通だと思うんだけど、こっちはもっと現実世界に近かったからかもしれません。 結論から言うと上巻は思ったよりもつまらないです。 ルパートのただひたすら退屈なマジド業務を見ているだけで、これから面白くなるんだろうなーと分かっていても退屈でした。 下巻に期待です。
Posted by
英国ファンタジーの女王、ダイアナ・ウィン=ジョーンズの作品。 魔法管理官マジドのいる多元的な世界。 マジドになってまだ2年目の真面目な青年ルパートが欠員の出たマジドを選抜する仕事を任され、紛争地帯と行き来しながら悪戦苦闘します。 一方、ヒロインは小柄で気の強い最近何かとついてない...
英国ファンタジーの女王、ダイアナ・ウィン=ジョーンズの作品。 魔法管理官マジドのいる多元的な世界。 マジドになってまだ2年目の真面目な青年ルパートが欠員の出たマジドを選抜する仕事を任され、紛争地帯と行き来しながら悪戦苦闘します。 一方、ヒロインは小柄で気の強い最近何かとついてない獣医学生マリー。ルパートの兄達や謎の隣人、クワックの雛やケンタウロスも良い味出してます。
Posted by
あぁ、この作品が「花の魔法、白のドラゴン」につながるのかぁと思って読んでいました。 でも全く違う世界といったらそうなので、別に読んでも良いかと。
Posted by
A型っぽい神経質なタイプの眼鏡の主人公が、どんどんたまる仕事にあっぷあっぷしてる姿は涙を誘います。 「花の魔法、白のドラゴン」の前日譚にあたり、前回は電話口で「グォー」っと寝ぼけていたニックがさらにレベルアップしてボケていました。
Posted by
- 1