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愚行録 の商品レビュー

3.7

109件のお客様レビュー

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2026/04/12

再読だけど、ほとんど覚えてなかったです。 私立の大学って、実際に内部生、外部生の差別があるのでしょうか⁉️ ちょくちょく出てくる兄弟が、最後にやっとわかりました。

Posted byブクログ

2026/03/21

今は誰が、誰のことについて、誰に向かって話しているのか? ——そんな疑問が常に頭から離れない読書だった。 冒頭には3歳の女の子が衰弱死し、育児抛棄の疑いで母親が逮捕されたという新聞記事。しかし、次のページからは田向一家惨殺事件についてライターらしき相手に話す知人たちのインタヴュ...

今は誰が、誰のことについて、誰に向かって話しているのか? ——そんな疑問が常に頭から離れない読書だった。 冒頭には3歳の女の子が衰弱死し、育児抛棄の疑いで母親が逮捕されたという新聞記事。しかし、次のページからは田向一家惨殺事件についてライターらしき相手に話す知人たちのインタヴュー。そして、各章の最後には兄に話し続ける妹の独白。——読み手を困惑させる構成だ。結末まで読み、もやもやしつつ冒頭に戻って、仕掛け(?)に気付いた。 人は見たいものを見、聞きたいことを聞き、話したいことを話す。 人は全てを漏れ無く見、聞き、話すことはできない。 ——他人についても、自分についても。 誰もが羨むような幸せな家族の夫と妻、それぞれ明らかになる幾つもの“顔”、“顔”、“顔”……。いずれも噓くさく、また真実味を帯びている。しかし互いに補い合うようで食い違う“顔”たちがあまりに多く、結局2人がどのような人物であったかは分からず終い。 そして2人について話す関係者たちにもまた、幾つもの“顔”、“顔”、“顔”……。好感を抱いているようで憎悪や怨嗟が滲み、無関心なようでいつまでも執着している彼らの実像も見えない仕組み。 結末は少し安直というか、やっつけ仕事のように感じた。

Posted byブクログ

2026/03/21

うだつの上がらない人の訥々とした駄言を書き連ねるのがなんとうまいこと。奥田英朗をよく読むので、それに通ずる世界が広がった気がしてうれしい。

Posted byブクログ

2025/10/06

インタビュー形式で読みやすい。 一気読み。 愚かな部分がピックアップされて、 人間はいつどこで妬むのか妬まれるのか。 イヤミスでとても好き。

Posted byブクログ

2025/08/30

★★★☆☆イヤミス。一家四人惨殺事件。殺された田向夫婦について近所のおばさん、ママ友、大学時代の友人や恋人が語る物語。中盤くらいで、あれ?これはずっとこうなのか?と気づく。時々出てくるお兄ちゃんの件もどういう意味か最後の最後までわからなかった。

Posted byブクログ

2025/04/02

 いやはや凄い作品でした。 三冊連続で貫井作品を読んだけど、この作品が一番心に与える衝撃が大きかった。 ビデオ鑑賞済。  エリートサラリーマン家庭であった田向一家惨殺事件から一年経ち、事件は犯人が見つからないまま迷宮入りしていた。  その時、ある記者が、田向夫妻の同僚や同級生...

 いやはや凄い作品でした。 三冊連続で貫井作品を読んだけど、この作品が一番心に与える衝撃が大きかった。 ビデオ鑑賞済。  エリートサラリーマン家庭であった田向一家惨殺事件から一年経ち、事件は犯人が見つからないまま迷宮入りしていた。  その時、ある記者が、田向夫妻の同僚や同級生、元恋人などに夫妻との思い出や人柄についてインタビューをして回る。すると一見理想的な夫婦と思われていた二人の本性が口述され浮き彫りされてくる。  関係者は、建前としてお悔やみが語られるが、 本音を聞けば亡くなった方への怨嗟と憎悪が出てくるのだ。まあ、関係者たちも愚行を犯していたのに、自分のことは差し置いて、悲惨な口述が強調されているように感じます。 通常、エリート家庭で起こる愚劣さについては説明が必要で、飽くまで偏見ですね。でも、多かれ少なかれ著者が書いた世界があるのでしょうか? サスペンスミステリー小説でした。 読書は楽しい!

Posted byブクログ

2025/12/07

読みはじめは一家が殺害された事件、ただそれだけだと思っていました。 読んでいくうちに、本当に可哀想な家族だったのか? 羨ましがられる見た目とは裏腹に恨まれるような人柄だった? ルポライターと犯人の正体を知って、なるほどーと思いました。 そして、兄妹の育てられた環境がむごくて悲し...

読みはじめは一家が殺害された事件、ただそれだけだと思っていました。 読んでいくうちに、本当に可哀想な家族だったのか? 羨ましがられる見た目とは裏腹に恨まれるような人柄だった? ルポライターと犯人の正体を知って、なるほどーと思いました。 そして、兄妹の育てられた環境がむごくて悲しい。 自分は母のようになりたくないのに、結果的には母なような虐待をしているとして逮捕されてしまった。 幼少期の家庭環境が自分の将来を左右しているのだと痛感しました。 そして人は愚かな生き物…。自分はそんなつもりはなくても、その時の言動で誰かに恨まれていることもあるんでしょう…。

Posted byブクログ

2025/02/07

夫婦と二人の子供が惨殺された。関係者たちのへのインタビューで事件の裏側を暴いていく。じわじわと人間の嫌なところが浮き彫りになってくる。誰もかれもが愚かだ。でもその愚かさは日常に溢れていてとても近くにある。見る方向や考え方でこうも見え方が違うのかと恐ろしくもある。

Posted byブクログ

2022/11/09

愚行。人間だもの。 そうやってみんな生きている。 でも、上手く生きていけるかはわからない。 同じことしているのに。同じ人間なのに。 同じようには生きていけない。

Posted byブクログ

2022/02/01

愚行かぁ 清廉潔白に生きるのは難しい。 ちょっとだけ愚かな行為も 積み重ねればすごい恨みをかってしまうのだと怖くなった。 人はいろんな面があって、よい出会いで、よい面が伸びればよいけど、 運悪く悪い出会いをするとどこまでも落ちて行く、てことも。 つまり、こわい負の連鎖の話。

Posted byブクログ