ヴィゴツキー入門 の商品レビュー
限りなく★5つに近い4。 その理由は、自分の理解力不足な部分があったため。 ヴィゴツキーはホント最近知った心理学者であるが、 この本を読んでいるさなか、職場の2年目の後輩が、 初任研の継続研修で、ヴィゴツキーを研究している方の講演を聴いてきたとのこと。 これは心強いなと。 ...
限りなく★5つに近い4。 その理由は、自分の理解力不足な部分があったため。 ヴィゴツキーはホント最近知った心理学者であるが、 この本を読んでいるさなか、職場の2年目の後輩が、 初任研の継続研修で、ヴィゴツキーを研究している方の講演を聴いてきたとのこと。 これは心強いなと。 教員としておすすめの章は、 第1章の2 〈発達の最近接領域〉の理論 第3章 話しことば・書きことば・内言の発達 第4章の3 ことばの自覚性と随意性の発達 第7章 障害児の発達と教育 第8章 教育における環境と教師の役割 この本をきっかけに読みたい本 『教育心理学講義』→『「発達の最近接領域」の理論』
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心理学のモーツァルトと呼ばれているヴィゴツキーの思想について、その概要を平易に綴っています。 特に児童における言語の発達―話し言葉から書き言葉、自己中心性から内言、生活的概念と科学的概念、それらと人格形成との相互作用―についてのいくつかの章がとても興味深かったです。読んでいるうちに、児童の発達だけに話がとどまらず、人にとっての概念とは、言語とは、思考とは、と想像が膨らんでいきます。 200Pくらいの本ですが、平易で内容は濃いです。
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[ 内容 ] 「心理学のおけるモーツァルト」と称され、「繊細な心理学者、博識な芸術学者、有能な教育学者、たいへんな文学通、華麗な文筆家、鋭い観察力をもった障害学者、工夫に富む実験家、考え深い理論家、そして何よりも思想家」と評される、ロシアの天才的心理学者ヴィゴツキー。 近年、アメリカをはじめ西欧などで再評価が高まり、脚光を浴びるなか、日本でも再び、心理学・教育学の両面でヴィゴツキーの学説への注目が集まってきた。 本書は、そのヴィゴツキー理論の全体像をわかりやすくまとめたはじめての入門書である。 [ 目次 ] 第1章 心理学におけるモーツァルト 第2章 新しい心理学方法論の探究 第3章 話しことば・書きことば・内言の発達 第4章 生活的概念と科学的概念の発達 第5章 思春期の心理 第6章 芸術教育論 第7章 障害児の発達と教育 第8章 教育における環境と教師の役割 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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ヴィゴツキー理論の入門書。ヴィゴツキー心理学の基本的な内容、言葉の定義や解説がなされており、ヴィゴツキーを学んでいく上で、必読の書である。
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ヴィゴーツキーの理論「文化的―歴史的発達理論」とは何なのか。 それは大まかに言えば「心理学の危機」を克服しようとした目的から構築された理論である。 心理学の危機とは、心理学の諸流派が心理学の理論を別の学問にまで広げ 新しい世界観を作っていることで、それは説明的なもの(意識を研究対...
ヴィゴーツキーの理論「文化的―歴史的発達理論」とは何なのか。 それは大まかに言えば「心理学の危機」を克服しようとした目的から構築された理論である。 心理学の危機とは、心理学の諸流派が心理学の理論を別の学問にまで広げ 新しい世界観を作っていることで、それは説明的なもの(意識を研究対象から外す)と 記述的なもの(非科学的)に2分される。 これの克服に努めた彼の理論は、自然で直接的な心理機能は 言葉の媒介によって間接的なものになり、人との関わりから学ぶことで 内部に高次の心理機能が生まれるという考えが根底にある。 その考えをもとに発した彼の理論について、ピアジェの理論と比較しつつ説明した本だった。 ヴィゴーツキーの面白さが、特に前半でひしひしと伝わってくる本だった。 思春期の心理や障碍児教育にまで章が割かれている点も良かった。 ただ、思春期の真理に関する理論は、ヴィゴーツキーもフロイトの リビドーの理論から抜け出せていない気もした。
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第1章 心理学におけるモーツァルト 第2章 新しい心理学方法論の探究 第3章 話しことば・書きことば・内言の発達 第4章 生活的概念と科学的概念の発達 第5章 思春期の心理 第6章 芸術教育論 第7章 障害児の発達と教育 第8章 教育における環境と教師の役割
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