いらっしゃいませ の商品レビュー
夏石さんの作品を夏石さんと言う意識で読む最初の作品です。以前に「新解さん」と言う「新明解国語辞典」のユニークさを紹介した本を読みました。 あの本の視点をもっている夏石さんの「いらっしゃいませ」は出版社の受付係りとして配属された新人・鈴木みのりのお話です。この鈴木みのりの視点で書...
夏石さんの作品を夏石さんと言う意識で読む最初の作品です。以前に「新解さん」と言う「新明解国語辞典」のユニークさを紹介した本を読みました。 あの本の視点をもっている夏石さんの「いらっしゃいませ」は出版社の受付係りとして配属された新人・鈴木みのりのお話です。この鈴木みのりの視点で書かれていることこそ、夏石さんの視点なんだろうと楽しみながら読むことが出来ました。案の定、解説では鈴木みのりは、彼女自身であると同期の白石さんが書かれています。鈴木みのりの新入社員としての初々しさと持ち前の正義感が気持ちいい作品です。 ちなみに、この本の表紙のイラストと言うか絵がなかなかほのぼのしていいものです。受付の絵になっているのですが、座っている人が最初は分かりませんでしたが、そのうちに誰が誰か分かります。しかも、その前に歩く殿様って何だろうと思うと、ちゃんとお話に出てくるのですね。
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初・夏石鈴子。以前から話題の人だったので読んでみたかった。親の期待通りに育った女の子が自らの意思で出版社に就職する話。配属先は受付。受付の仕事の細かさや人間関係が読みやすく描かれていて面白かった。『熱海の殿様』が来るところがツボ。他の作品も読んでみたい。
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☆課長おすすめ第二弾。この本をすすめられるてことは、まだ「新人」としての輝きを称えられているのか、青臭さを揶揄されているのか。。。。出版社の新人受付(夏石鈴子自身)の物語。
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「初心で胸ふくらませた新入社員と、初心を忘れたかつての新入社員へ贈る」という文句につられて購入しました。私自身、今年の4月から社会人になったので、今の時期に読めてよかったと思います。仕事がつらい時、辞めたくなったとき、きっと読み返すはず。
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