自分自身への審問 の商品レビュー
簡単に言えることをわざと難しそうに書く、という技。そこに哲学者の引用を散りばめる。大変勉強になりました。
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すごいジャーナリストだなぁと今回も思った。 語彙力と感性が半端じゃない。 文章はとても読みやすいので、理屈っぽい系統の本が苦手な人にもお薦め。
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いまの日本社会に、いいようのない違和感を覚えることは多々ある。なんだかみんな冷めてる。うまくいえないなにかがまどろんでいるような感じ。誰ともそんな意見は共有できない…私は孤独…? そんなとき、砂漠に湧く泉のように本書の言葉がのどにしみわたる。著者の考えすべてには、同意しかねる。だ...
いまの日本社会に、いいようのない違和感を覚えることは多々ある。なんだかみんな冷めてる。うまくいえないなにかがまどろんでいるような感じ。誰ともそんな意見は共有できない…私は孤独…? そんなとき、砂漠に湧く泉のように本書の言葉がのどにしみわたる。著者の考えすべてには、同意しかねる。だけど、徹底的におのれの違和感を見ようとし、言葉にしようとしつづける彼の姿勢は、どこまでも好きだ。本書を「警世の書」などとレッテルを貼りたくない。著者の思いをわかったつもりにはなりたくない。思考が、感受性が、すれっからしになりそうなとき、また開いてみたい一冊だ。
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時間と空間を行き来する本です。 文章に何度も出てくる「物言うな、かさねてきた徒労のかずをかぞえるな」 の意味を何度も考えてしまいます。
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メディアがこの頃おかしいんじゃないの? そんな時に、辺見さんのコメントを聞きたくなってしょうがなくて。。 どうか、お元気になってください。 誰もが、今という時代に照らして 審問を受けるような状態のはずなのに、社会情勢はあいまいなニュースの影に隠されたままだったりする。 辺見...
メディアがこの頃おかしいんじゃないの? そんな時に、辺見さんのコメントを聞きたくなってしょうがなくて。。 どうか、お元気になってください。 誰もが、今という時代に照らして 審問を受けるような状態のはずなのに、社会情勢はあいまいなニュースの影に隠されたままだったりする。 辺見庸さんの生き様は激しく そして真っすぐ。 真っすぐに再びの著作にふれる日を願い、あえて、星を一つ残しておきますね。
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