カフーを待ちわびて の商品レビュー

原田マハ(著者)

2022/08/07

最後の幸からの手紙を読んで、胸がぎゅっと締め付けれるようだった。

大好きな原田マハさんのデビュー作。
夏に読むのにはぴったりじゃないでしょうか。

波の音と磯の匂いに包まれている気分になった。
沖縄の穏やかな時間の流れが恋しくなる。

嫌なことがあったら私も胸の中でみっつ数えよう。

どうか幸せになっておくれよ。

2022/06/13

ここで終わりか
そう思ってしまった
謎が最後に一気に解き明かされ、読者はハッピーエンドを想像したと思う
そうなるか、ならないか
作者は読者に委ねた
委ねられたくはなかったかな

2022/05/15

カフーは沖縄の方言で『果報(良い報せ)』という意味。
沖縄の離島で雑貨店を営む主人公の明青が、旅先にて冗談半分で書いた『嫁に来ないか』という絵馬。
そこから、絵馬に導かれるようにして現れた女性、幸との不思議な共同生活が始まる。

それと並行して、離島の一大リゾート開発計画が持ち上がる。島民が次々と賛成していく中、明青の気持ちは固まらなくて.....

ほっこりと穏やかで癒される毎日と、魅力的だが時折影を感じさせる幸の存在。
明青にとって、幸にとって、島民にとってのカフーとは何か。優しくゆっくりと明らかになっていきます。

2022/05/03

原田マハさんの文章は読みやすいですね。

ストーリーが出来すぎていて
先が読めることが多いけど、それがなんか良い。
読み終えてからモヤモヤしてないのも良い。

後日譚の「花々」も読んでみようと思います。

2022/04/28

主人公は訳あり何も力を入れない30過ぎの独身男。30前？のいい女性。
70代後半の爺でも泣ける話。
悪人が出て来ないのが嬉しい話。読み終えた後はホッコリするのが良い。

2022/04/27

昔、シムシティってゲームがありましたよね（今もあるか）

あれはもうめちゃくちゃおもしろくてハマりまくりました
もうずっとそれこそ頭おかしくなるくらいやってたんですが
あれってなんかやたら警察署ばっかりになりませんでした？
そうしないと犯罪発生率があがっちゃって誰も引っ越してきてくれなくなるんですよね
そもそものグランドデザインが悪いんですかね
（グランドデザインてなんかかっこいい！）

で現実の街を見てみると今度は警察署少なすぎるように感じちゃったりして
実際に警察は人手が足りなくて大変そうですもんね
それに比べてひまわりめろん市長の街はそこら中警察官だらけw

警察官の人たちが見たらきっとこう言うでしょう

いいな〜『架空の街はいて』なんちて

さて『カフーを待ちわびて』です

前から読みたかった原田マハさんのデビュー作をやっとです

うーん面白かったんですがちょっと粗いかな〜なんて思っちゃいました
偉そうですね、お前はなにかの審査員か！というね

んでも読んで良かった

2022/01/20

丁寧な取材のもとに描かれたであろう作品。
うちなーぐちや沖縄の文化がきれいに盛り込まれている。
出来すぎな恋愛ではあるけど。

2021/09/18

久しぶりにページを捲る手を止められず一気に読みました。気づけばこんな時間！？笑

幸の正体を訝しみながらも、彼女の人柄を見ていくうちに明青やおばあと同じように心を許していってたのに、まさかの後半の展開！？

しかし、あの時の対応も凄く明青という人柄がでてて、ほんと優し過ぎるよと泣きそうになりながら。。。
ラスト、そうだったのかと。

ほんと、明青には幸せになって欲しいです。

カフーの描写を読む度に昔飼ってた犬を思い出し、とても癒されました。

2021/07/04

原田マハさんの本は、どうしてこんなに優しいんだろう？
ﾊｯﾋﾟｰｴﾝﾄﾞじゃないのに、幸せな未来が見える✨
思い通りになっていない、今この時なのに、ありのままの今に、幸せを感じられる、満ち足りて溢れることがなくても、心が潤っている、そんな心地好い気分

2021/06/06

ゆったりと進んでいく作品

原田マハさんの沖縄の話は
沖縄の空気感を本当に感じることができて
とても好きです

ああ私もまた沖縄へ行きたい。

さて、
ガッツリラブストーリーは久々でしたが
ここで終わるかー！という感じ

個人的にはきちんと再開したところも
読みたかったな…

俊一の企みは驚いたが
その後の展開はもしかして…？？と
少し予想できた

そのあたりも踏まえて星4つ

「やさしい声でいいことばっかいうやつなんて
なんだか信じられないでしょ。」