きいろいゾウ の商品レビュー
東京で出会った2人が結婚して田舎で生活する、そんな話。 ツマは、小さい時に大きな病気をして、長期入院した過去があり、その時に読んだ絵本「きいろいゾウ」が物語の中に出てきます。(ツマは、色々な動物などの声が聞こえます) 旦那さんのムコさんは、過去に色々とあったようで、背中に鳥...
東京で出会った2人が結婚して田舎で生活する、そんな話。 ツマは、小さい時に大きな病気をして、長期入院した過去があり、その時に読んだ絵本「きいろいゾウ」が物語の中に出てきます。(ツマは、色々な動物などの声が聞こえます) 旦那さんのムコさんは、過去に色々とあったようで、背中に鳥の刺青を入れています。 そんな2人にも、後半に危機が。乗り越えられるのか? テーマは、そこに愛があるから。じゃないかなぁと思います。 お互いが一緒にいて、ひとつになったような安心感がある。それはもう愛じゃないのかなぁと。
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台風が温帯低気圧に変わって一安心。 ってな事で、西加奈子の「きいろいゾウ」 本書きのムコと、お茶目なツマの夫婦の日常生活をほのぼのと描いた前半じゃったが、段々とお互いの秘密が心の揺れ動きが何とも言えない表現力w 温かい気持ちに成れる本かなw わし好きじゃなぁ♪ 周りの村...
台風が温帯低気圧に変わって一安心。 ってな事で、西加奈子の「きいろいゾウ」 本書きのムコと、お茶目なツマの夫婦の日常生活をほのぼのと描いた前半じゃったが、段々とお互いの秘密が心の揺れ動きが何とも言えない表現力w 温かい気持ちに成れる本かなw わし好きじゃなぁ♪ 周りの村人達もキャラクターが際立ってそれぞれ皆、愛すべき人達w メガデスが出て来るとは(笑) 2015年22冊目
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ムコとツマの心が温まる夫婦の物語だった。目を瞑っている時が本来の姿だという表現が心に刺さり、忘れられない。安心して眠れるということには大切なパートナーが欠かせないと感じさせる作品だった。
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満月がこわいのは私だけじゃなかった。 他の人には見えないものが見えていると思われて過ごした幼少期、たぶん見えてなどいなかったと思う。けれども色々な音が気になるし、近しい人の気持ちはわかってしまう。 愛するなんて言葉にしたことはないから、(試練があったとはいえ)羨ましい。
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だいぶ前に観た実写映画の、風景と、宮崎あおいの演技が忘れられなくていまさら原作を読む。著者の西加奈子さん本人のことは好きなんだけど、著作が独特の文体であまり得意ではないなとかねてより感じていて、本作を読んでもそれは変わらなかった笑 とはいえ面白くなかったわけではなくて、感情的でぐわぐわ押し寄せるようなツマのパートは、ムコ(が書く日記の)パートよりも日記のようで、「面白い」と評するのも違う感じ。映画のほうがお話として一本通っているというか伝わってくるものが多かったので、「いまさら」読む形で別によかったな、という感想。
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うまく言葉にできないくらい好きな作品でした。 ツマとムコさんの関係とか、暮らしぶりとか、大地くんやアレチさんとかぜんぶが良くて、時間をかけて味わうように読みました。 好きな女の人と住むことが、僕は大人のダイゴミだと思います。 強くても、弱くても、人間 つよしよわし ツマ...
うまく言葉にできないくらい好きな作品でした。 ツマとムコさんの関係とか、暮らしぶりとか、大地くんやアレチさんとかぜんぶが良くて、時間をかけて味わうように読みました。 好きな女の人と住むことが、僕は大人のダイゴミだと思います。 強くても、弱くても、人間 つよしよわし ツマは、僕が、美しき世界で愛そうと思った、初めての人です。 ただ茫洋と横たわって、でも確実に何かを育んでいて、知らないふりをしていて、おせっかいなこの世界で、過去ではなく未来を見つめて一緒に生きていこうと思った、初めての人です。 今僕を動かし、慰め、戒め、休ませ、そしてそこにい続けさせていること。 それは、ツマを愛しているということだった。 ツマのそばにいる、きいろいゾウ。 それは僕でありたい。 背中に鳥を背負った、それは僕でありたい。 大丈夫って言葉を欲しい時に言ってくれる人はかけがえのない人ですね。
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肉子ちゃんがなかなか良かったので ずっと積み本になってたこの本を手に取りました(^^) 前半らムコさんとツマの日常を 丁寧に描いていて あぁこういう風な暮らしもいいなと思いました 途中でてくる大地くんが とてもいい!! しかし後半 がらっと雰囲気が変わっていき...
肉子ちゃんがなかなか良かったので ずっと積み本になってたこの本を手に取りました(^^) 前半らムコさんとツマの日常を 丁寧に描いていて あぁこういう風な暮らしもいいなと思いました 途中でてくる大地くんが とてもいい!! しかし後半 がらっと雰囲気が変わっていき ちょっとずつ読むのがしんどくなってきました。 そしてなかなか理解しきれない部分も出てきて… そしてそのまま終わってしまった、 そんな感じです。 西加奈子さんは3作品目ですが 表現が綺麗ですね 一瞬一瞬を丁寧に表現されていて 読むと楽しいけど なかなか入り込めないこともある そんな感じです。 この話は 前半の感じは好きなので 星は3つ
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絵本と小説が混ざったような世界。 しかし、小説の中で小説家が登場することが、現実より圧倒的に多いのは気のせいだろうか??
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きいろいゾウの絵本だけではなく 色彩や音が見えるような 描写 表現が 絵本見たいやったな 登場人物も それぞれの人物のストーリーがあって 魅力的で好きです
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前半のゆっくりと流れる時間描写、主人公の独特の精神状態を軽く流す表現、これでは読了するやろかと少し不安を感じたまま読み進めると・・・ドン!ドドン!ドン! 西加奈子さんの好きなところは、私になじむ関西弁が綴られるという事もあるけれど、画一的な答えを出さず読み手それぞれの心にゆだねる...
前半のゆっくりと流れる時間描写、主人公の独特の精神状態を軽く流す表現、これでは読了するやろかと少し不安を感じたまま読み進めると・・・ドン!ドドン!ドン! 西加奈子さんの好きなところは、私になじむ関西弁が綴られるという事もあるけれど、画一的な答えを出さず読み手それぞれの心にゆだねるところ。登場人物もみんな、大好きになるような感じではないけれど嫌いじゃない、少しのクセが読者のそれまでの生き方や環境に左右されるのがいい。 続編を読んでみたい。
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