ジル・ドゥルーズ の商品レビュー
ドゥルーズは、動物および植物の生がもつ異なった「速度」にも言及している。ある物が何であるかを理解することは、その物の持続を理解すること、その物が自分を取り巻く環境の中にある様々な差異を知覚し、縮約していく力を理解することである。たとえば人間の記憶は、単に己の時間と過去を知覚するの...
ドゥルーズは、動物および植物の生がもつ異なった「速度」にも言及している。ある物が何であるかを理解することは、その物の持続を理解すること、その物が自分を取り巻く環境の中にある様々な差異を知覚し、縮約していく力を理解することである。たとえば人間の記憶は、単に己の時間と過去を知覚するのみならず、時間についてその記憶が現在抱いている知覚を超えて、時間の全体を知覚しうる。ドゥルーズによれば、我々はこの記憶の能力、この人間の力を用いて、非人間的になるべきなのである。我々は現在、あるいは現在の世界から思考し始め、仮想的な世界、未だ与えられていない未来へと至ることができる。哲学と文学とは、いかなる意味においてこの生成変化の力の独特の表現であると言えるのか、本書が説明し、探求するのはこの問いに他ならない。
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昔読んでいたドゥルーズに、複雑系科学やシステム理論、後期ウィトゲンシュタイン、社会構成主義を経由して、もう一度たどり着く。で、再入門に向け入門書を読んでみる。 テーマごとの章立てとなっている。それがわかりやすいような、わかりにくいような。 昔読んでいたときに感覚的に理解してい...
昔読んでいたドゥルーズに、複雑系科学やシステム理論、後期ウィトゲンシュタイン、社会構成主義を経由して、もう一度たどり着く。で、再入門に向け入門書を読んでみる。 テーマごとの章立てとなっている。それがわかりやすいような、わかりにくいような。 昔読んでいたときに感覚的に理解していた感じに近い。それを言語化してくれている感じ。 翻訳ものではあるが、英語圏の著者なので?、スッキリ整理してくれている気がする?
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非常によい本ではあるが、僕自身、もうドゥルーズへの関心を失ってしまった。 巻末の「読書案内」が解説付きで役立つ。 ただし、前提として英語圏の人達のために書かれている。
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