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レイクサイド の商品レビュー

3.4

663件のお客様レビュー

  1. 5つ

    54

  2. 4つ

    205

  3. 3つ

    302

  4. 2つ

    57

  5. 1つ

    10

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2024/06/21

非の打ちどころのない物語だった。子供同士が仲良くないことが指摘された時点で、ほんとは親が遊ぶための合宿で邪魔な子供を都合よく勉強合宿という建前にしたのかと思った。しかし真相の根底には多少偏った考え方であっても子供の将来の幸せを願う親の気持ちがあった。親たちが「異常」になったのも元...

非の打ちどころのない物語だった。子供同士が仲良くないことが指摘された時点で、ほんとは親が遊ぶための合宿で邪魔な子供を都合よく勉強合宿という建前にしたのかと思った。しかし真相の根底には多少偏った考え方であっても子供の将来の幸せを願う親の気持ちがあった。親たちが「異常」になったのも元はといえば受験契約のせいで、そこにあるのは努力する子供に挫折を味わわせたくないという願いであった。だが、子供の実力を信じられない親、子供の無罪を信じられないといったように親には親の葛藤があるのだ。犯人を暴かずにみんなで隠蔽するという突飛な対処法も親特有の心理が働いての事なのだと理解した。一方で子供たち親に言われたプレッシャー感じさせる言葉を覚えているのに、当の本人親は覚えていない。親子のすれ違いがひしひしと感じられた。子供ながらに皮肉めいたセリフを口にするシーンは印象的だった。親子特有の繋がりが表現されていた。また、この物語のハイライトは子のために異常な判断を重ねる親たちと対照的な、実の子でない章大をかわいがれない俊介だと解釈した。しかし、俊介が自分の子が犯人かもしれないと感づいたことをきっかけに警察に行くのをやめることで話が終わる。俊介が自分の子を守りたいと思ったことが示唆されているようで綺麗な終わり方だった。

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2024/06/18

こういうミステリー小説は、先が気になってハイスピードで読んでしまいますね。そして、ネタバレになるので、感想を書くのも難しい。 納得できるところと、納得できないとこる両方あった。まぁ、でも、無理やり勉強して、実力の伴わないで受験させる親ってどうなのよ?!ここまでして。と思った。 ミ...

こういうミステリー小説は、先が気になってハイスピードで読んでしまいますね。そして、ネタバレになるので、感想を書くのも難しい。 納得できるところと、納得できないとこる両方あった。まぁ、でも、無理やり勉強して、実力の伴わないで受験させる親ってどうなのよ?!ここまでして。と思った。 ミステリーとしては、とても面白かった。

Posted byブクログ

2024/06/16

この犯行動機にはさすがにこれは無理があるなと思いながら読み進めてたけど最後は納得でした。 最後にある父と子のやりとりはもっと続きが欲しかった。

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2024/05/31

途中までこの作品にはクズしかいないのか、って思いながら読んでたけど、ほんの少しだけでも共感できてしまってなんだか悔しい。 子どもの為と良いことを言ってる風で、その実は自分が良い格好したいだけではないのだろうか、 ただそれでも、最後は親の愛を感じる展開に感情が迷子になった。 ...

途中までこの作品にはクズしかいないのか、って思いながら読んでたけど、ほんの少しだけでも共感できてしまってなんだか悔しい。 子どもの為と良いことを言ってる風で、その実は自分が良い格好したいだけではないのだろうか、 ただそれでも、最後は親の愛を感じる展開に感情が迷子になった。 ☆3.2

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2024/04/07

受験、学歴がこんなに大事なのか。 親は自己評価のために子供を利用してはいけない、子供自身がどうしたいのか向き合ってほしい。

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2024/03/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

子供の勉強合宿を開く教育熱心にみえる親達であるが、結局は自身の子供の能力を信じ切れず、どんな手を使ってでも受験校に受からせようとする。 子供の誰かが殺人を犯し、誰が犯したかわからない罪を大人達が一丸となって隠蔽工作する。自分の子が殺していないと断言できないから。 こういう親にはなりたくない

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2024/04/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おすすめ度 ★★★★★ どんでん返し ★★★★☆ これも読みやすくて簡単な物語。 結構騙されるし、不思議やなーとも思いつつ 絶対に見破れへんミステリー ただ、こうじゃないか?とは大体想像つくけど あたしは分からんかった

Posted byブクログ

2024/03/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

舞台は湖畔の別荘。四組の親子が参加する、名門私立校に向けた中学受験の勉強合宿で起きた殺人事件。 ネタバレになってしまうが、殺されたのはある一家の主人の愛人。犯人は4組の家庭のうちの子ども。 誰かは明確にはわからないが、我が子が万が一犯人だとしたら…と言う思いから、我が子を守るために親たちは自分たちの手で事件を隠蔽しようとする─心理描写がない故にドラマのような情景を読み手は思い描くことになるが、各登場人物の心の動きを想像することで、却って人間の本質が浮かび上がる。 そして名門校に合格するために、親はどんな手を使ってでもと言う思いで行動に出る。裏口入学の実態は、もしかするとこんなものなのかも知れないと思わされる。 親心は狂気と紙一重なのだろうか。

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2024/03/13

現代の日本の社会傾向である学歴社会をテーマにした物語だと思っていたら、結末は驚いた。親と子の在り方について考えさせられた。親の覚悟が見えた。

Posted byブクログ

2024/03/01

30年前くらいの東野圭吾を図書館で借りて読んでみた。やっぱり東野圭吾は読みやすい。あまり読まない部類だが、最新も出ているので、娯楽として近年の作品も読みたくなった。

Posted byブクログ