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会社の値段 の商品レビュー

3.9

32件のお客様レビュー

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2013/06/14

日本人のM&Aに対する悪い印象に対し、どういう意味があるのかを説明している本。 ebitdaとかの説明は正直分かりにくいと思う。

Posted byブクログ

2012/12/22

私は株をやらないので、ファイナンス的な知識は最近まで ほとんど無知に近かったです。ビジネス教科書を読んでも、 数式が出てくると、反射的に本を閉じたくなるし(涙)。 でも、大丈夫!この本は、ほとんど数字は出てきませんので、 ご安心ください。 企業価値の算定方式や、M&Aの...

私は株をやらないので、ファイナンス的な知識は最近まで ほとんど無知に近かったです。ビジネス教科書を読んでも、 数式が出てくると、反射的に本を閉じたくなるし(涙)。 でも、大丈夫!この本は、ほとんど数字は出てきませんので、 ご安心ください。 企業価値の算定方式や、M&Aの意味、株式投資の社会的意義 などが、判り易く解説されています。で、面白い! 普段意識することの少ない領域ですが、企業価値を高める経営 とか、コーポレートガバナンスなど、ざっくり知るにはよい 本だと思います。

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2012/07/29

この濃い講話を自分専用で受けられるとは、極めて良心的。熱いハートとクールな頭と独自の視点で、日本と日本人がアイデンティティを活かしつつ、グローバルな一員として共生していく。筆者は自分と同じ願いを持つが、何と頭の良いこと。

Posted byブクログ

2012/02/29

ライブドアとフジテレビがM&Aをめぐって激しい攻防を繰り広げられていた時期に書かれた一冊。企業は誰のものか、経営者と株主の関係など今後とも日本企業にとって避けて通れないいつものテーマの解説や、M&Aの裏側など興味深い内容が、極めてわかりやすく解説されている。 企業価値を数字で表す...

ライブドアとフジテレビがM&Aをめぐって激しい攻防を繰り広げられていた時期に書かれた一冊。企業は誰のものか、経営者と株主の関係など今後とも日本企業にとって避けて通れないいつものテーマの解説や、M&Aの裏側など興味深い内容が、極めてわかりやすく解説されている。 企業価値を数字で表すことが、フェアなビジネス関係の第一歩という指摘は、言われてみれば当たり前のことだけど、多くの日本人にとって、数字に表せない人間関係や価値に大きな価値を置くなど、まだ違和感があるところなのだろう。 本書の最後でもコメントがあったが、日本企業は全てアメリカ的価値観を正しいと考える必要はなく、むしろ日本的な和や長期的な関係を重視する発想を、グローバルビジネスの中で活かすことこそが生き残りのカギだと思う。

Posted byブクログ

2011/12/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

書かれたのは2005年、ホリエモンが主人公だった年だ。 その後の騒動、リーマン・ショック、東電やオリンパスの経営問題を経たからこそなお知っておかなければいけないことが書かれている。 株式会社というルール、M&A実務、PEファンドなどへの入り口としても優れている。 おそらくメッセージは2つ。 市民へ:銀行に頼るのではなく、市場のプレイヤーとして最大限努力する義務と価値を学んでほしい 経営者へ:株主価値という言葉の真意を理解して、責任を持って経営の決断を下してほしい ということだろう。

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2011/10/12

会社の値段のつけ方を改めて理解できた。「会社は誰のものか」「M&Aの本来あるべきの姿」が理解できた。理解し易い文体で読み易い一冊。

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2011/02/12

M&Aの本質は、会社の支配権の売買すること。株式公開もM&Aも本質的には変わらない。投資の本質も知ることができる良書。

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2014/10/27

[ 内容 ] 日本では、「会社買収」に対する違和感を持つ人が多い。 しかし、株式会社というのは、そもそも「会社を売り買いする仕組み」ではなかったのだろうか? 本書は、会社に値段を付ける、ということはどういうことなのかを根本にまで立ち返って考え、資本主義というシステムの本質から、現...

[ 内容 ] 日本では、「会社買収」に対する違和感を持つ人が多い。 しかし、株式会社というのは、そもそも「会社を売り買いする仕組み」ではなかったのだろうか? 本書は、会社に値段を付ける、ということはどういうことなのかを根本にまで立ち返って考え、資本主義というシステムの本質から、現在、世の中で何が起こっているかまでを、腑に落ちるまでしっかりと解説。 また、「企業価値算定」の基本公式を紹介し、「賢い投資家」になるためのコツをも伝授する。 [ 目次 ] 第1章 なぜ会社に値段をつけるのか 第2章 基本ルールとしての「米国流」 第3章 企業価値の実体 第4章 「会社の値段」で見える日本の社会 第5章 企業価値算定―実践編 第6章 ニュースを読み解く投資家の視点 第7章 M&Aの本質 第8章 日本の敵対的M&A、米国の敵対的M&A 第9章 日本らしい「会社の評価」のために [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2010/05/22

米国的 (1)単純明快に数字で判断するのを好む「経済合理性」、(2)ルール化を大切にする「法の支配」、(3)でたとこ勝負で決断がはやい「スピードは力、時は金なり」 企業価値 = C/(r-g) , C=現在のキャッシュフロー、r=リスク、g=成長性 「企業価値」とは誰にとっての...

米国的 (1)単純明快に数字で判断するのを好む「経済合理性」、(2)ルール化を大切にする「法の支配」、(3)でたとこ勝負で決断がはやい「スピードは力、時は金なり」 企業価値 = C/(r-g) , C=現在のキャッシュフロー、r=リスク、g=成長性 「企業価値」とは誰にとっての価値か?誰が判断するのか? 「会社の存在そのものに価値の価値、すなわち社会における存在価値」は答えになっていない。会社は仕組みであって目的ではない。 企業が価値を生んでいない場合にその責任が経営者にあるならば、企業価値を創造するのは経営者である。リスクを背負い、厳しい決断を一つ一つ下して、結果責任をとる。この役割を担っているのが経営者であり企業価値の創造者である。 企業価値創造の担い手は経営者であり、その経営者の評価は株主が行う。 PER = 株価/一株当たり利益、 言い換えるとPER = 会社の値段(株式時価総額)/会社の利益 会社の値段 = 会社の利益 X PER PERという倍率は、(r-g)という現在価値への割引率の逆数と同じ。例えばPER20倍は、(r-g) が5%ということ 外の人たちに、自分たちの考え方、やり方をきちんと説明するのが礼儀であり務め。説明責任。

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2015/01/29

1/29/2015 森生先生のfinancial reorganizationクラス受講をきっかけに、久々に再読。ファイナンスで扱うどんなに難しいケースも、実は全て基礎に根付いていると仰っていた。本書は、ファイナンスで抑えておかなければいけない基礎の基礎となる理論からニュースに出...

1/29/2015 森生先生のfinancial reorganizationクラス受講をきっかけに、久々に再読。ファイナンスで扱うどんなに難しいケースも、実は全て基礎に根付いていると仰っていた。本書は、ファイナンスで抑えておかなければいけない基礎の基礎となる理論からニュースに出てくるような買収や投資家の視点まで、本質をついた解説によって分かりやすく読み進められる良書。「MBAバリュエーション」とセットでいずれも良書。 --- 「企業価値」という言葉は日本独特の表現、アメリカ人に言うと、「何それ?」という反応が返ってくるらしい。 本書では、会社に値段をつけることにより資金の流れがよくなり、経済活動が活発になること、そして正しく値段をつけなうと、いかに社会、経済が混乱するかということを論じ、なぜ会社に値段をつけるのか?会社に値段をつけるというのはどういうことなのかを根本まで徹底解説。 この不透明な時代に新しい資本主義のあるべき姿に向けて、日本人が主体的に投資して発展していく将来のビッグピクチャーを示してくれる。 グロービス定量分析松本先生のお勧めの一冊。

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