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どうで死ぬ身の一踊り の商品レビュー

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16件のお客様レビュー

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2022/08/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 その作家に興味を持つ人は、黙ってたって(PRしなくても)勝手に興味を持ちます。同感ですw。西村賢太「どうで死ぬ身の人踊り」、2006.1発行。墓前生活、どうで死ぬ身の人踊り、一夜の3話が収録されています。「どうで」は「どうせ」という意味でしょうか。西村賢太さんの作品を読んでると、泥沼にはまってもがいている自分に出会ってしまいますw。

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2022/03/31

藤澤清造に傾倒する西村の私小説。墓標を自室に飾ったり、ひどいDVをしたり。ホントに常識の概念に縛られない。

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2015/01/27

著者は作家藤澤清造(昭和七年没 芝公園内で凍死42歳)の熱烈な支持者であり、没後弟子を名乗っている。なにしろ自宅リビングに清造の墓寺から譲り受けた木の墓標まで飾ってある。そんな著者の私小説であり、清造を巡る仕事と同棲している女を題材にしたものだ。相変わらず結構な荒れぶりであるが、...

著者は作家藤澤清造(昭和七年没 芝公園内で凍死42歳)の熱烈な支持者であり、没後弟子を名乗っている。なにしろ自宅リビングに清造の墓寺から譲り受けた木の墓標まで飾ってある。そんな著者の私小説であり、清造を巡る仕事と同棲している女を題材にしたものだ。相変わらず結構な荒れぶりであるが、その人間臭さを余すことなく出しているのが評価されているのだろう。しかしやはり苦役列車のほうが断然面白かった。

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2014/09/07

なんでそこでDVなんだ……と悲しくなった。逆にこんな人間でも心から夢中になれることを持っているんだなぁと、その点だけは羨ましく思った。

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2014/05/21

男(著者)の藤澤清造氏への偏愛ぶりが全ての頁から伝わる作品。氏への偏愛と自身の女へのDVが綴られている。DVは褒められたもの、いや、許しがたい行為ではあるが、ゾクゾクと読み進めてしまうのは何故だろう。考えたくはないし、考えないほうが良い。それでも男が口癖のように発する「ごめんね」...

男(著者)の藤澤清造氏への偏愛ぶりが全ての頁から伝わる作品。氏への偏愛と自身の女へのDVが綴られている。DVは褒められたもの、いや、許しがたい行為ではあるが、ゾクゾクと読み進めてしまうのは何故だろう。考えたくはないし、考えないほうが良い。それでも男が口癖のように発する「ごめんね」という言葉に怒りを覚えつつも、女への(他人から見ると)ちっぽけな愛情を感じてしまう。

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2013/05/23

なんだかんだで西村賢太作品6冊目を読み終えた。 今回のこの作品ではいつもより増して作者の藤澤清造への異常なまでの愛を強く感じることができた。しかし、それ以外では相変わらず読んでいて胸糞悪くなる。特にキレ方が病的。もう6冊も読めばある程度この男の傾向やら何やらも分かってくるのだが、...

なんだかんだで西村賢太作品6冊目を読み終えた。 今回のこの作品ではいつもより増して作者の藤澤清造への異常なまでの愛を強く感じることができた。しかし、それ以外では相変わらず読んでいて胸糞悪くなる。特にキレ方が病的。もう6冊も読めばある程度この男の傾向やら何やらも分かってくるのだが、なんかやっぱり気分悪いわ。前半はある程度常人らしい一面もあったような気もするが、後半はいつも通り理不尽なDV炸裂。でもね、ここまで書いてアレだけど、狂人の一面こそ西村作品の醍醐味であるような気がしていて、それを露にしない前半部は逆に退屈で面白味が無い。変な言い方をすると、西村作品の良さは一般作とは違い、読後に感じるあの不快感こそがむしろ快感なのかも。

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2012/12/29

藤澤清造という、知る人ぞ知る?作家の作品に異常なまでに入れ込んでしまった作者の私小説。女性に手を上げるくだりなど、本当にロクデナシだと思うけれど、ここまで包み隠さずありのまま書かれるとかえって心地よいくらいなのが不思議だった。 また、「二度とはゆけぬ町の地図」で描かれている若き日...

藤澤清造という、知る人ぞ知る?作家の作品に異常なまでに入れ込んでしまった作者の私小説。女性に手を上げるくだりなど、本当にロクデナシだと思うけれど、ここまで包み隠さずありのまま書かれるとかえって心地よいくらいなのが不思議だった。 また、「二度とはゆけぬ町の地図」で描かれている若き日の主人公(=作者)に比べると、幾分マイルドな性格になっているのか?とも思えて興味深い。

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2012/01/16

初めて西村賢太を手に取りましたが、どんどん引き込まれましたね。純文学風の文体を装いつつ、随所に独特の笑いをはさみこむ計算もすごいなと。 純文学風の文体で笑いをとるって新しいですよね? 読後感の寂しさもじんわりしてよかったし、読書中は大いに楽しませていただきました。

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2011/08/21

西村賢太氏の第一単行本。 ずっと氏の作品を読み続けているせいか、さすがに同じことばかり書いてある箇所を読むときはいささか疲れを感じた。 今回は、藤澤清造の墓所を訪ねていったことから、だんだんと菩提寺に馴染み、はては墓標など譲り受けていく過程が念入りに描かれている。 それで思ったの...

西村賢太氏の第一単行本。 ずっと氏の作品を読み続けているせいか、さすがに同じことばかり書いてある箇所を読むときはいささか疲れを感じた。 今回は、藤澤清造の墓所を訪ねていったことから、だんだんと菩提寺に馴染み、はては墓標など譲り受けていく過程が念入りに描かれている。 それで思ったのだが、この七尾にある清造の菩提寺の住職一家のなんと人のいいことか。さすが北陸の人達だと、誇らしさと懐かしさを覚えてくる。 今回ももちろん、主人公の恋人である女も登場する。 女や秋絵の登場シーンは、毎回わたしの好むところなのだが、ここでのDVシーンはいささか度を越していて、目を覆いたくなる。 それでも女はなかなか主人公と別れ切れず、他の男性が現れてやっと逃げ出していくのだから、男と女ってやっぱりそうなんだなあと思ってしまう。

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2011/04/26

小銭をかぞえる の方がまだまし。やっぱりなじめない。っていうか読後感が悪すぎる。あえて読む意味を見つけることができませんでした。

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