誘拐の果実(上) の商品レビュー

真保裕一(著者)

１７歳の女性が誘拐さ…

[文庫ＯＦＦ]

１７歳の女性が誘拐された。犯人の要求はお金ではなく人の命。犯人の目的は？

勘の悪い読者でも、こ…

[文庫ＯＦＦ]

勘の悪い読者でも、この誘拐に潜む裏のカラクリには、早い段階で気付く事ができるだろうが、それは、それ、この作者ならではの緻密な物語がl心地よいペースで展開されていく。

途中から、うすうす真…

[文庫ＯＦＦ]

途中から、うすうす真実に気づいてしまうが、最後まで楽しめて読めた。

タイトルのとおり誘拐…

[文庫ＯＦＦ]

タイトルのとおり誘拐もの。誘拐した人質の身代金代わりに要求されるものや、身代金の交換方法など単なる誘拐とは違います。

マスコミが飛びつきそ…

[文庫ＯＦＦ]

マスコミが飛びつきそうな事件を起こしマスコミを利用して自分達の目的を果たす。連続して発生した二つの誘拐事件が実は１９歳と１７歳の男女で以前からの顔見知りだった。

複雑な物語

[hirose]

緻密である。誘拐された娘と、「身代金」として要求された、入院患者の命。続けて起こる事件と過去の事件が絡み合い、物語は複雑になってゆく。誰が、何のために仕掛けたのか？下巻まで、勢いを止めずに読める。

2021/03/14

真保裕一が描く誘拐モノ。

『誘拐の萌芽』から始まり、謎めいた誘拐事件が３つ書かれている。
『誘拐の萌芽』と『十九歳の誘拐』については
誘拐された人物が同一と思われる話で、その謎については明らかにされていない。
また、『十七歳の誘拐』についても『十九歳の誘拐』と同時期に起こっており、
その因果関係があるのかどうか、上巻では明かされない。

というように、まずは謎をたくさん振り撒いているといった印象。
真保裕一の事だから、きっと色々繋がっているのであろうと予想出来るがどうだろう。

誘拐事件を描く一方で、
大病院の院長の娘婿が家族との向き合い方を考えるという
全く別の物語も含まれているところが真保裕一っぽい。
また、相変わらず細かい所まできっちり描写していると感じた。
警察とマスコミの関係とか、病院内部の力関係とか。

謎が多いのでとりあえず平均点。下巻でどうなるか。

2019/10/07

自分の子供が誘拐されたら・・・

人質の解放の条件が、人の命を奪うことであったら・・・

何でもない家の子が誘拐されたら・・
でもその裏にち密な計算があったなら・・・

その時、自分ならどうするだろうと置き換えて読み進めました・・

誘拐という事件を基に家族の在り方、見えない犯人の目的を細かく描写した1冊

下巻への期待が膨らむ。

2018/06/13

病院長の孫娘が誘拐された。犯人からは、人質の黒髪と、前代未聞の要求が突きつけられる。身代金代わりに、入院中の患者を殺せ、というのだ。しかもその人物は、病院のスポンサーでもあり、政財界を巻き込んだ疑獄事件で裁判を待つ被告人だった。悩む家族、後手に回る警察。人質救出の極秘作戦が病院内で幕を開ける。そこに第二の事件がー。

2018/04/16

それぞれの誘拐の斬新さと ２つの誘拐が どこで繋がるのー？と気になって 一気に読んだ。
続きが知りたくて 下巻に突入。