誘拐の果実(下) の商品レビュー
途中からもしかして。。。と思ったらやっぱりそうだった!! 彼らの天才的な知的犯罪は分かるけど、そこまでに至った理由ってのが、ちょっとな。。。って思ってしまった。
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親は始めから親ではない。 子どもとともに成長するのだなぁ。 被害者の父から一転して狂言誘拐の犯人の父へと立場が変わっても最後まで娘を信じようとした辻倉良彰。 事件が起こるまでの彼は放任主義と称するごくごく普通の子どもと向き合うことを避ける父親だった。 しかも大病院の婿養子。 肩...
親は始めから親ではない。 子どもとともに成長するのだなぁ。 被害者の父から一転して狂言誘拐の犯人の父へと立場が変わっても最後まで娘を信じようとした辻倉良彰。 事件が起こるまでの彼は放任主義と称するごくごく普通の子どもと向き合うことを避ける父親だった。 しかも大病院の婿養子。 肩身の狭い思いが一層子どもから遠ざかっていたのかもしれない。 その彼が事件が起こり真相に近づくにつれ、義父に意見し、家族と向き合い真実を受け入れていく姿に惹かれた。
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下巻! このお話の誘拐の犯人の要求が斬新でおもしろかった。 今までドラマとか小説とかの犯人は現金を要求していたのに対し、この犯人は有価証券で求めたのだ。 犯人の動機がありきたりで少し残念だった。 何書いてもネタバレになりそうなのでもうやめときます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
人物の思考・心情を文字にしすぎる感があり、うっとおしく感じた。 誘拐事件も起こった時点で狂言とわかってしまうし。 「灰色の北壁」はよかったんだが、長編は私には合わない。
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久々に寝食を忘れて読みふけった。土日で一気に読破。 なんと行っても身代金受け渡しのアイデアが秀逸。 手垢にまみれた「誘拐物」にまだこんな手法があったとはね。 (しかもそれを捨て石にしていまう贅沢さ) 中盤で「アンファンテリブルもの」だと想像がついちゃうんだけど、 でもそこをしっか...
久々に寝食を忘れて読みふけった。土日で一気に読破。 なんと行っても身代金受け渡しのアイデアが秀逸。 手垢にまみれた「誘拐物」にまだこんな手法があったとはね。 (しかもそれを捨て石にしていまう贅沢さ) 中盤で「アンファンテリブルもの」だと想像がついちゃうんだけど、 でもそこをしっかりひっくり返し、なんとも感動的な話に仕上げた。 さんざん引っ張ったわりにはしょぼい真相ではあるけど、 読後感のよくしているという意味では効果的だと思った。 プロットを複雑にしすぎるという作者の悪いクセも出ているが、 かなりの力作だと思う。
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身代金の代わりに「殺人」を求める異常な事件に続いて起こった第二の誘拐。今度の人質は19歳の大学生だった。犯人の周到な計画に翻弄される警察。試練を受け、新たな歩みを始める家族。謎は深まり、やがて恐るべき秘密が浮かびあがる...。スリリングな展開、迫真の描写。そして感動のラストへ!最...
身代金の代わりに「殺人」を求める異常な事件に続いて起こった第二の誘拐。今度の人質は19歳の大学生だった。犯人の周到な計画に翻弄される警察。試練を受け、新たな歩みを始める家族。謎は深まり、やがて恐るべき秘密が浮かびあがる...。スリリングな展開、迫真の描写。そして感動のラストへ!最後に誘拐の果実を手にする者は誰なのか。
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どんでん返しがあると期待していたがさほどでもなかった。 誘拐の手口、身代金は新鮮だったので、「奪取」のようなコンゲーム的な方向が良かったのかも。
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新規購入ではなく、積読状態のもの。 2009/3/30出張帰りの新幹線内で読了 上巻である程度予想できたものの、そういくかぁ、という感じの展開。あまり詳しく書けないが、解説でも述べられているように誘拐ものの中でも屈指の作品ではないか。ただ、最後はちょっとご都合主義的なところもあり...
新規購入ではなく、積読状態のもの。 2009/3/30出張帰りの新幹線内で読了 上巻である程度予想できたものの、そういくかぁ、という感じの展開。あまり詳しく書けないが、解説でも述べられているように誘拐ものの中でも屈指の作品ではないか。ただ、最後はちょっとご都合主義的なところもあり、4とした。
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面白かったです。久しぶりに堪能できました。いい話です。小説ならではの醍醐味って感じですかね。(現実ではちょっとありそうもない・・・)題名にも納得です。
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上巻で引っかかっていたところ(引っ掛けられていたところ?)が、どんどん分かっていく、まるでパズルのような展開が面白かった。 やはり下巻のほうがあっという間に完読。
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