あの人と和解する の商品レビュー
とってもよかった。平和学や紛争解決学などで使われるトランセンド法を、新たな和解の方法として提示してる。 撤退(両者ともにあきらめる)でもなく、どちらかが勝利するのでなく、妥協でもない解決法。 それが、超越。 表面的な問題ではなく、問題はなぜ発生下かってところを見ていくと、表面的な...
とってもよかった。平和学や紛争解決学などで使われるトランセンド法を、新たな和解の方法として提示してる。 撤退(両者ともにあきらめる)でもなく、どちらかが勝利するのでなく、妥協でもない解決法。 それが、超越。 表面的な問題ではなく、問題はなぜ発生下かってところを見ていくと、表面的な問題は、実は問題ではないってことに気づくんだ。気になった人はぜひ。
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WEB2.0だとかいって技術は進歩しているらしいのだけど、それほど進歩していないのが人間のコミニュケーション能力だ。◆あたらしいコミュニケーション技術が作られるたび、争いのステージが変わる。しかし、出し物は特に進化しない。食い合わない結論合戦や、変な知恵が付いて面倒になりそうなら...
WEB2.0だとかいって技術は進歩しているらしいのだけど、それほど進歩していないのが人間のコミニュケーション能力だ。◆あたらしいコミュニケーション技術が作られるたび、争いのステージが変わる。しかし、出し物は特に進化しない。食い合わない結論合戦や、変な知恵が付いて面倒になりそうならとっとと投げ出すことになる例も少なくない。◆二元論の無意味さと、駆け引きのない単調さが、中途半端な知識でコーティングされている醜悪な羅列はもううんざりだ。というようなことを漠然と考えていたわけだが、だからといって解決方法が浮かんでいるわけではない。とりあえず、今後も読みたいブログの場合でだけ、結論めいたことをいっさい言わず、だれにも賛成も反対もせずにひたすら消火に専念するということをしたりした。作者がいやけをさすと、読みたいものが読めなくなって困るからだ。◆そんなときにふと見かけたのがこの新書だった。◆この本に出てくる和解は、対立の中間にある妥協点を否定する。なぜなら、妥協というのは双方にしこりを残す不完全な解決だからだ。そして、表面上対立している要点を超えようとする。本当に解決したい部分は別のところにあるかも知れないと考え、視野を広げて多面的に話し合うことを勧める。◆最近、ちょっと論理を絶対視するのを危険だと考えているのだけど、そこにぴたりとはまった感じだった。目の前の論理に固執するあまり、本質にたどり着けないのなら、その論理は有害だというわけだ。いっそ論理的には破綻していても、双方が納得して収まるなら、それはそれでアリじゃないだろうかとすら思う。平行線ではなく、妥協点を探すでもなく、複数の納得点を探す。それも一つの方法だと思った。
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和解したい人がいるので 自分自身反省するつもりでこの本読みました。お互い、話しあって相手を理解する が和解の第一歩ということでしたが、完全無視されて連絡がつかなくて 判りあえない人とは どう和解すればよいのでしょうか?? 和解はありえないということですかね。つらいっす
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