1,800円以上の注文で送料無料

司馬遼太郎が考えたこと(11) の商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/07/05

1981.1~1983.5の間のエッセイです。 司馬さんが57歳~60歳。 面白かったのは、同じ大阪人同士の田辺聖子さんとのやりとり。 日本仏教と迷信産業 ドナルドキーンさんとの対談集の裏話。 司馬サンお得意の「密教の誕生と美術美術」 お釈迦さんの仏教とは別物の密教、歴史的な分析...

1981.1~1983.5の間のエッセイです。 司馬さんが57歳~60歳。 面白かったのは、同じ大阪人同士の田辺聖子さんとのやりとり。 日本仏教と迷信産業 ドナルドキーンさんとの対談集の裏話。 司馬サンお得意の「密教の誕生と美術美術」 お釈迦さんの仏教とは別物の密教、歴史的な分析でとても解りやすかったです。 「綿畑のなかの稲穂」ですが、大阪経済の将来性への不安が的を得ていました。 最後に谷沢永一さんの「ある選考会の夜」のお話 山片蟠桃賞を提唱された司馬サンですが、選考委員会の座長を務めておられ、他の委員との身の処し方が爽やかだったというお話。 司馬サンらしいお話だったと思いました。

Posted byブクログ